先日、高校の野球部の
女子マネージャーが
ランニング後倒れ数日後
死亡したニュースがあった…
⇒低酸素脳症を知っているか?女子マネがランニング後意識不明…後に死亡!
その女子マネの両親が「AEDを使って欲しかった。助かったかもしれないと思うと、つらくて悔しい…」と苦しい胸の内を語ったという…
その女子マネージャーは7月、野球場での練習後、学校までの3.5キロを他の野球部員とともに走り、その後学校の玄関で倒れた。監督は「呼吸がある」として、救急車を待った。
意識不明で入院、約2週間後、低酸素脳症で亡くなった。
一般人には判断が難しい「死戦期呼吸」
女子マネが倒れたあと、すぐに駆けつけた監督は「呼吸はある」と判断した。
が、心停止の状態でも下顎が動く、しゃくりあげる等の動作が「呼吸している」様に見えることがあるという。
その状態を「死戦期呼吸」と呼ぶらしい。
だが、(医師によれば)一般人には「死戦期呼吸」は「普通の呼吸」と見分けがむずかしいそうだ。
心臓が痙攣する「心室振動」
病院の医師は家族に「運び込まれた時彼女の心臓は『心室振動』がおきていた」説明したという。
※心室振動=心臓の痙攣(けいれん)
※類似=心室細動
不整脈の一種であり、心臓の心室が小刻みに震えて全身に血液を送ることができない状態症状
・脈拍喪失
・意識消失
・全身痙攣
・無呼吸ないしあえぎ呼吸(死戦期呼吸、下顎呼吸)byウィキペディア
彼女は、学校までのランニングをしたあとで、心臓のけいれんを起こしてしまい、脳に血液が送られなくなり倒れてしまった可能性がある。
心室振動のような状態の心臓に電気ショックを与えることで正常な状態に戻すため道具が…
そう「AED(自動体外式除細動器)」だ。
この学校では、3箇所に設置されていたらしい。
もちろん、監督が、彼女の状態を「心停止」あるいは「心室振動=心室細動」と、判断できていたら、すぐさまAEDを使ったはずだ…監督の判断を一概には責められない。
では、こういう時は、どうすればいいのか?
私はAEDの使い方の講習は受けていないので、よく知らないがHPを見て驚いた。
実はAEDには、使っていいか使わなくてもいいか、機械が判断してくれる機能もついているらしい。
心停止には、電気ショックの適応となる「心室細動」と呼ばれる心臓のけいれん(こまかくふるえている状態)によるものと、適応でないものとがあります。AEDはこの電気ショックの適応の有無を自動的に判断してくれます。電気ショックが必要でない場合、「電気ショックは不要です」と指示をしてきます。 by 日本救急医学会のHPより抜粋
だから、迷ったら「とりあえず、使ったほうがいい!」ということだ。
もしここにいた誰かがこのことを知っていれば…
「とりあえずAEDを使ってみませんか?」と言ってくれていたら…
両親の持っていきようのない気持ちが、よく分かった…。