指の「ポキポキ」という音はなぜ鳴るのか?
小さい頃は、よく鳴らしていた気がする。「よ~し!」とこれから何かする時に思わずやってたような…。
個人的には関節の音…と思っていたが実は「泡」のはじける音らしい。
泡?指の中に?と思うかもしれないが、科学的に証明されているそうだ。
今回の「チコちゃんに叱られる」は、第14回。
(特別放送で放送されなかった先週分の第13回は8月に放送予定らしい)
今回のゲストは田中美佐子(みちゃみちゃ)とおぎやはぎの矢作だった。矢作は「おぎやはぎ」と呼ばれると「矢作です」というが、チコちゃんが「チームはチーム名で呼ぶことにしている」と言う。すると岡村が「大竹さんが『シティボーイズ』って呼ばれている」と教えた。
指のポキポキってどうして鳴るの?
チコちゃんに「この中でワイルドな大人ってだあれ?」と聞かれ「私、目指してます。」と岡村が手を挙げる。「空手習ってるんでしょ?型見せて」と言われて、やってみるが笑われる。
チコちゃんに「戦う前とか、指をどうする?」と聞かれ岡村は指をぽきぽきっとするしぐさをする。音を取る、と言われ、ちょっと緊張?…なんとか一度だけ鳴らせた。
すると「指のポキポキってどうして鳴るの?」チコちゃん。「これは、指と指がすれてる音なんじゃないかな?」と岡村。
だが「ぼーと生きてんじゃないよ」と言われる。
「メガネはわかる?」と矢作が聞かれると「いいや」とあっさり答える。
小沢仁志に聞いてみた
空手道場に行って空手をやっている人に聞いてみたが、わからない。なので番組では、普段から鳴らしていそうな怖いイメージの人として俳優の小沢仁志(人呼んで顔面凶器)を(バーに)訪ねた。
小沢にも質問。「骨と骨がずれてるから。他にあるの?」というと、横からチコちゃんの人形が現れ「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」という。
すると小沢はチコちゃん人形にむかって「なにいってんだ?お前か?ピーポ君っていうのは?」と言う。※ピーポ君は警視庁のマスコットの名前。
○チコちゃんの答え
⇒指ぽきぽきは泡のはじける音
岡村たちは口々に「あわ?」と不思議そうにいう。
指ぽきぽきは「泡」のはじける音
手外科専門医によると…
「指ぽきぽきは長年の謎でした…」と言い、この音の正体は「泡がはじける音」だという。泡がはじけるといえば、炭酸飲料のイメージがあるが…
「指には、曲げたり伸ばしやすくするために関節の中に滑液という液が含まれている」そうだ。
滑液とは
滑液(かつえき)は
・骨が擦り減るのを防ぐ
・関節の動きを滑らかにする
という働きがある。
関節を曲げると滑液の圧力が変化し、中に溶けていた気体が泡になる事がある。
それがはじけることで「ポキ゚っ」と鳴る。
(MIRで見ても泡があった)
実は100年以上前から、こういう仕組みだろうと言われていたが、科学的には証明されていなかった。
今年 論文が掲載された
今年3月、その謎がようやく解明。世界的に有名な化学専門誌に「ポキポキの原因」を科学的に証明した論文が掲載された。
番組では、この論文を書いたフランスの「エコールポリテクニーク研究所」のアブドゥルバラカト教授にTV電話をしてお祝いを言った。
息抜き程度の興味本位で研究を始めた
教授によれば、論文のテーマを考えていた学生がたまたま指を鳴らして「これだ!」となり、その学生と研究を始めたらしい。
だが、解明しても役に立たない(治療に影響しない)と、これまで医学界で放置されていたらしい。
教授は、これは100年の謎なのでがぜんやる気になった、といい、しかもこれからも続けるそうだ。
まとめ
泡の中身は?
泡の中は「ガス」だと言う。
これまでの説明を聞いて「ぽきぽきの威嚇は、あほみたい」と岡村が言う。
鳴らした方がいい?
田中美佐子は「鳴らしたらいいのか、鳴らさない方がいいのか…」と聞くと「どっちでもいい」そうだ。
「指を鳴らすと太くなる」と言われているが…
アメリカの研究者が、60年間、左手の指を鳴らし右手を一切鳴らさなかた結果、左右の指の太さは変わらなかったらしい。そして、この研究者はこれで2009年、イグノーベル賞を貰ったらしい。
一応、「指はポキポキならさないように」という画面に出ていたので、鳴らさない方がいいのかもしれない。
※第14回「チコちゃんに叱られる(NHK)より参照・参考