イギリスの有名ユーチューバーがアイルランドのホテルに「宣伝するから無料で宿泊させて」とメールを送った。
そのホテルの支配人は(彼女の名前は出さず)メールの画面をフェイスブックに載せ、断ったという。
当然だろ!と思うもののユーチューバーは、今、ここまでするようになった(できると思っている?)という事なのだろうか?
このニュースは、複数のサイトで取り上げられている。フェイスブックは英語だし、自分では翻訳できないので、それらをまとめてみると、お互いの言い分が、ある程度わかってきたのでまとめてみた。
ユーチューバーのメールとは
このユーチューバーは、エル・ダービーさん、22歳。写真を見るとかなりの美人だ。イギリスでは有名らしい。
彼女のメールのポイントは3つ。
・「自分のYouTubeのフォロワー数は87000人、Instagramのフォロワー数は76000人いる」
・「2月8日~12日(バレンタインデー週間)恋人と過ごしたいのでホテルにタダで泊めてほしい」
・「(そのかわり)自分のユーチューブのチャンネルやnstagramでホテルを紹介する」
というようなことを書いていた、らしい。
ホテルの支配人(オーナー?)は
それを受けとったホテルの支配人(オーナー?)は、フェイスブックに彼女のメールの文面(彼女と分る部分は黒塗りにして)を載せた。
フェイスブックの内容は
‟Dear Social Influencer (I know your name but apparently it’s not important to use names)”
親愛なる社会的影響を及ぼす人(私はあなたの名前を知っているけれども、見たところ、名前を使うことが重要ではない)
という文字から始まり…
「もし(あなたのYouTubeに載せる動画の代償として)ここにとどまれば、誰があなたを見守るスタッフに支払うのですか?」と記している。「あなたが住んでいる間に行われた仕事の支払いを受け取る代わりに、あなたのビデオに私のスタッフが紹介されることを伝えるべきでしょうか?」と、問いかけている。
さらに自分には
2つのFacebookページに186000人、
スナップチャットでは80000人、
インスタグラムでは32000人、
ツイッターでは12000人のフォロアーがいる。
この数字は他の誰よりも優れたものにはならない。他の誰かが支払うべきものを支払わない権利を私に与えることはできない、と。
そして「今後も他の皆の様に(宿泊料を)支払うよう、アドバイス(おすすめ)する」とし最後は…
P.S. The answer is no.(答えはNOである)
で締めている。
宿泊にどんだけスタッフが関わっていると思ってんだ?それをタダ(無料)にしろって?お前のフォロアーの数がなんぼのもんじゃ~。ぼけぇ~。と心の中で怒っているような内容だ(笑)。
ネット上でも、この時は、オーナーを支持するコメントが多かったらしい。
これの対してこのユーチューバーは…
このオーナーのフェイスブックに対して、彼女は、動画で…
「勝手に私のメールを公開した、ひどい!」
「22歳の女の子が家でユーチューバーしているだけなのに!」
とコメントしたらしい。
ハフポストによれば
「一度にこんなに感情が押し寄せたことはない。私は、怒ってるし、悲しい、動揺しているし、不安になったし、気まずかったし、バカにされてると感じた」と思いを語り、ソーシャルメディア上で多くの心無い言葉を投げつけられたと告白した。また、「私がホテルのオーナーに申し出たことは、ブロガーだったら普通のこと」「(タダで泊めてもらうだけでなく、むしろ)報酬をもらうのが普通だし、彼はホテルで働いているんだからそれを知っているはずよ」とも反論した。※ハフィントンポストより抜粋
らしい。
すると、今度は、ホテルに対して非難が集中したそうだ。
これに対してホテル側は…
これに対して、ホテルのオーナーはまたフェイスブックにコメントを出した。
最初に「…私はホテルとカフェからすべてのブロガーを禁止することにた。」と記し、さらに「『サービスを提供したら、代償を支払われなければならない』といっただけで、否定的なレビューが氾濫するとは考えていなかった。」と。
彼女の「メールを公開した、ひどい!」という事に対しては「私の投稿では決して特定されなかった。なのに、彼女は『どのように「悪意を持って」(メールを)公開されたのかを説明するビデオ』を作成し公開した。」この手法は「the blogging industry(ブログの業界=ユーチューバ―?)では非常に一般的(ありがち)なことだ。」と言っている。
最後には「うちに来たら、追い出すよ!」とも書いている。
⇒無料泊を断られたユーチューバー動画に反論したオーナーのフェイスブックをGoogle和訳してみた
強気なオーナーだ。私は好きだな。
彼女にしてみればぎゃふん、というところか、と思いきや(タダで泊めてもらうだけでなく、むしろ)報酬をもらうのが普通…って、凄い自信だ。
ホテル側も「いやいや、広告費を払いたい相手ぐらい自分で選ぶよ。そのフォロワー数でよく言うよ」ぐらい言ってやればよかったものを。
イギリスのユーチューバーはこうやって稼いでいるのか?
このユーチューバー、エル・ダービーさんの動画を見つけた。自分の部屋を映して、彼氏が映っていて…品物を見せて…どれもかなり時間が長い。もちろん、何をしゃべっているかはわからない。
ま、かなり美人だから、フォロワー数が多いのはわかる。
でも有名ユーチューバーだから、彼氏と泊まって「素敵なホテルよ」と言えば、ホテルも喜んでくれる、と本気で思ったのだろうか?というか、イギリスのユーチューバーは、そうやって稼いでいるのだろうか?
22歳か…働いたことはあるんだろうか?
こういうユーチューバー、今後、増えるんだろうか、日本でも…。