最近トイレットペーパーの売り場に1.5倍や3倍という文字が付いたものが目につくようになってきた。
これは「長尺タイプ」と呼ばれるもので、ロール一個の長さが今までのものより長くなっている。
販売店によれば、売り上げは「前年比で140%くらい」とのこと。
でもトイレットホルダーに入るの?という素朴な疑問が湧く。
そのあたり探ってみた。
トイレットペーパー 通常タイプ:長尺タイプ
これまでは、トイレットペーパーは、1パック12個入っていて、1個の長さが25mが一般的だった。
それに対し「3倍巻き」はその名の通り1個の長さが75mになっている。
アマゾンで売っているスコッティのトイレットペーパー1パックを比較してみると…
〇【通常タイプ】
スコッティ フラワーパック トイレット12ロール 25mダブル (¥552)
サイズ(1ロール):幅114mm*長さ2枚重ね25m(総メーター数300m)
〇【長尺タイプ】
・3倍:「スコッティ3倍長持ちトイレット4ロール75mダブル」¥410
4ロールで12ロール分の長さ
・2倍:「スコッティ フラワーパック 2倍巻き トイレット6ロール 50mダブル」…トータル300m(¥369)6ロールで12ロール分の長さ
・1.5倍:「スコッティ 1.5倍巻き コンパクト トイレット8ロール 45mダブル」…トータル360m( )8ロールで12ロール分の長さ
となる。
巻きは3倍なのに厚さの差は8ミリ
ホルダーに入るの?
普通長さが倍になれば、巻きも厚くなり、ホルダーに入らないのではないか?と言う疑問が生まれる。だが、実際、紙の長さが3倍も違うのにロールの厚みは8ミリほどの違いしかないそうだ。
では、なぜ、8ミリで収まったのか?
長尺タイプのトイレットペーパーは
・直径が膨らまないようにきつく巻いている
・これまでの柔らかさを保ちつつ、表面のでこぼこをつぶさない特殊な技術を使っている
このことにより、使用感は従来と変わらないそうだ。
長尺のメリット
・購入しやすい
言うまでもなく、12ロールに対し、4ロールなら、コンパクトになり、重さも大きさもかなり違って持ち運びしやすい、というメリットがある。
・取り替える回数が減る
当然長さが変わるのだから、取り替える回数は減り、芯を捨てる回数も減り、ごみも減る。
・物流の回数が減る
例えばトラックに積む場合でも通常タイプ箱の高さ6個分に対し、長尺タイプは8箱入る、という具合。これを長さや運ぶ回数に換算すれば、かなりの差がありかなりのメリットになる。
長尺タイプの出現は、購入者側も製品を作って運ぶ側にとってもかなりいいことらしい。
※以上「TBSNEWS」参照
まとめ
8ミリの差なら、うちのトイレットホルダーにもちゃんと収まるだろう。
値段も見る限り、あまり変わりはない。
なら、購入もありかな、と思う。
ちなみにAmazonでは、3倍タイプはベストセラー商品となっており、在庫数がかなり少なくなっているのが現状だ。
トイレットペーパーの「通販でまとめ買い」は、もはや当たり前の時代らしい。
いまの在庫が無くなったら、買ってみようか…。