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宇都宮の障害者施設、入所者重症事件で男性逮捕!女職員関与の疑いあり!

社会

障害を持つ子供を施設に預けていて、突然様態悪化、または怪我で入院した!と連絡をもらったら…最近、安心できるはずの専門施設に信じられない事故や事件が相次いでいる…

今年4月、宇都宮市の知的障害者支援施設で入所者が腰椎骨折と内蔵出血で緊急搬送された。今日、その傷害容疑で当時この施設で研修中だった男が逮捕された。さらに当時施設職員だった女にも逮捕状が出ているらしい。

また知的障害施設での事件だ、最近多い気がする…調べてみた。

様態悪化、一時意識不明となる

この事件は、4月16日宇都宮市の知的障害者支援施設「ビ・ブライト」で起こった。

入所者の28歳の男性が午後8時頃、体調悪化のため救急搬送された。
検査の結果、腰椎骨折、脾臓からは約1リットルの出血があり、一時意識不明となった。

施設は当時
・入所者約30人いた
・職員は17人(看護師含む)3交代で勤務していた

理事長は
「入所者がけがをしたのは事実。聞き取り調査では虐待の事実を確認できなかったが、事実解明に向けて協力したい」と言っていた。

そして、つい先日、栃木県警はこのことについて施設内で職員から暴行を受けた可能性を示唆。関係先の施設などの家宅捜索を始めた、というニュースが流れていた。

そして、その結果、当時研修中だった男が逮捕された、ということなのだろう。

逮捕された男と逮捕状が出ている女

逮捕された男は、社会福祉法人「瑞宝会」(「ビ・ブライト」も経営)が運営する別の施設(那須町)に入所。当時は研修の一環として「ビ・ブライト」で働いていた。

大筋で、容疑を認めているらしい。

さらに、この事件に関与した疑いで、当時「ビ・ブライト」の職員だった女に逮捕状が出ている。柔道の有段者で事件後、男性がいる那須町に移動した。現在は休暇中で連絡が取れない状況らしい。

当時は一時は意識不明だった男性は、全治6ヶ月と診断されたが現在は回復して、都内で療養中らしい。

知的障害施設での事件

最近立て続けに障害者施設で、事件というか、事故が起きているような気がしたので、調べてみた。

8月25日大阪

“グループホームに入居している知的障害者の男性の顔殴る”

8月25日、施設の元職員「下地 翼」容疑者35歳が傷害の罪で逮捕された。

守口署によれば…大阪府守口市のグループホームで7月20日の夜から次の日の朝にかけて、男性の顔を殴ったり、引きずり回したりして、顔や腕に軽傷を負わせた疑い。21日の朝、女性職員が男性の身体に傷があるのを発見し府警に通報し発覚した。

この施設は6月初めに開所。下地容疑者その当時からは勤務していた、が7月退職している。事件当時の入居者は知的障害者の男性のみ、当直は下地容疑者のみだったらしい。下地容疑者は容疑を認めているという。

東京 8月23日

“知的障害特別支援学校「都立永福学園」で罰ランニングで重体”

東京の知的障害特別支援学校「都立永福学園」で後頭部年の男子生徒が部活中に熱中症で倒れ意識不明の重体で緊急搬送。

東京都教育委員会によれば…

8月21日、クラブ顧問が生徒7人に
・校舎の外周(約450メートル)を1分25秒以内で走り、超えた秒数分を走るよう指示した
・(倒れた)男子生徒は43秒オーバーしたので罰として43周走らなければならなくなった。
・その日は(倒れた)男子生徒は21周で体調を崩したため中断した。
・翌々日(倒れた)男子生徒は「残りを走らせて欲しい」と顧問に志願した。
・約50分後(あと1周を残して)うずくまっていたところを他の教諭が発見、緊急搬送された。
・別の顧問が伴走していたが、あと3~4周のところで(他の生徒の指導もあり伴走を)やめたらしい。
・気温は約32度だった。
・「都立永福学園」のバスケット部は特別支援学校の中でも強豪だった。

走らせた顧問や、校長は「深く反省している」と述べていたそうだ。

ま、何れにしても、回復したのであれば、ひとまず良かった、良かった。

が、それにしてもなぜ、これほどの暴力や事件が起きるのだろう?

相手が「弱者」であるがゆえなのか?
「弱者を支える仕事」を自分で選んでも、やはり何かしらの葛藤があるのだろうか?

どんな理由にせよ、こんな事件は起きてほしくないものだ。