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食べ過ぎると太ると知りながらついご飯が食べたくなっちゃう理由とは?

チコちゃんに叱られる

「アカン、つまらん」

チコちゃんじゃないけど、この「問題の流れ」に、ちょっと違和感を感じた。

本来の「チコちゃんに叱られる!」は、回答者が頑張って考えて答えを出すところが面白いのに、まるでやらせっぽくて気に入らなかった。(あくまでも個人の意見です)

11月15日「チコちゃんに叱られる」のゲストは2回目登場の若村麻由美とレギュラーメンバーと呼ばれた国分太一(出演が3回目なのでもうレギュラー、だそうだ)。

最初の問題は「ご飯が食べたくなるのはなぜか」だ。

食べ過ぎると太ると知りながらご飯が食べたくなっちゃうのはなぜ?

チコちゃんに「この中で、ご飯をモリモリ食べる素敵な大人ってだあれ?」と聞かれると、若村が「この中で、たぶん私が一番食べる」と手をあげた。が、国分も「私、負けてませんよ」というので(国分に回答権を)譲った。

国分はチコちゃんに「食べ過ぎると太ると知りながら、ご飯が食べたくなっちゃうのはなぜ?」と聞かれる。国分が「それは、あれじゃないですか?」と言って何か答えると「つまんねー奴ね」(正解)と言われる。国分は「これ常識じゃないですか?」と自慢げにいう。

岡村は国分に「これまで(答えが)最速で(出た)…最もつまんねー奴だな!」という。

〇チコちゃんの答え
⇒食べ過ぎると太ると知りながらついご飯が食べたくなっちゃうのは、人類が火と出会ったから

ご飯を食べてしまうのは「甘み」を感じるから

詳しく教えてくれるのは、慶応義塾大学医学部の教授で日本高血圧学会の理事長の伊藤裕教授。先生によれば「ご飯をつい食べてしまうのは、ご飯を食べることによって甘みを感じるから」だそう。

暖かいご飯をよく噛むと甘く感じる理由とは

米(精白米)は、成分のほとんど(70~80%)がデンプン。暖かいご飯になった後のデンプンは口の中で唾液に含まれる消化酵素の働きで、ほのかに甘い糖に分解される。

糖は人間のエネルギーを作る基本の物質(原動力)。
なるべくたくさんの糖を取れるようにするために、脳は糖に関する味覚(甘み)に最も快感を感じるようになった。

幸せを感じる物質「βエンドルフィン」

舌で感じた甘みの刺激によって、脳では「βエンドルフィン」(神経伝達物質)が出る。これが幸福感や陶酔感を引き起こし、幸せを感じさせる。しかし「βエンドルフィン」は、いったん好きになったものを病みつきにさせる作用がある。

食欲を増進させる「ドーパミン」

さらにβエンドルフィンが出ると「ドーパミン」という物質も分泌される。

甘みの刺激によって出た「βエンドルフィン」によって「美味しい、幸せ」と感じると、脳内で新たな神経伝達物質「ドーパミン」が分泌される。

ドーパミンの特徴は意欲をおこすこと…つまり食欲が増してしまう。人間は甘みに病みつきになり、それをどんどん食べすぎてしまうようになっている。

ご飯をつい食べ過ぎてしまうという行動の原点は、人類が甘いものを知ってしまったその時に始まったといえる。

人類と甘みの出会い、とは

先生が「…ここからは私が出演している映像を使いながら説明しましょう」言う。
すると…

今月24日放送予定の「NHKスペシャル シリーズ食の起源~人類が誕生”~」の映像が流れ始める。

(「これ先に使って怒られへんの?」と岡村が心配する)

食の起源

映像は、人類の祖先、サルが木の上にいるところから始まった。

始まりは700万年前。

祖先はもともと、木の上で果実などを食べて暮らしていた
やがて地球全体は寒い時代に…

果実が減り、祖先は食べ物を求めて地上に降り立った
…こうして人類が誕生した。

でも、おぼつかない二足歩行。
やっと美味しそうな果実を見つけても、すばしっこい動物に取られてしまう。

他に何か食べられそうなものは?
(そこで人類が見つけたのは、落ちている)木の実。
殻が固くて他の動物は食べないが、頑張って割ってみたら、中から出てきたのはデンプンの塊。

かじってみると味はイマイチ。でも、か弱い存在だった祖先は、それを食べなければ生き延びられなかった(と考えられる)。

※そこで突然、「へぇー」という国分の顔とTOKIOの他のメンバーの顔が映る。
「え?」というチコちゃん。実はこの番組のナビゲーターをTOKIOのメンバーがしているという説明が入る。岡村は「お前知ってたと違うやろな?」と国分に聞くが…。

旧石器時代

時は流れ…旧石器時代。
ここで食の大革命が起こる。

人類は二足歩行をすることで手で道具を使えるようになり、が使えるようになり、(食べ物を焼く)調理をするようになった。

火が使えるようになると…

火が使えるようになった人類。それまで硬くて苦いけど生きるために食べていた木の実。それを焼いて食べてみると甘い、美味しい。

(以前この番組でも紹介されたが)デンプンは過熱すると隙間のある状態になり、そこに唾液の消化酵素が入りやすくなる。

デンプンは口の中で糖に分解され、甘みとして舌で感じることができるようになった

「こうして調理によって得られた糖の甘みに対して、脳は甘みを感じるしくみが私たちにも引き継がれて、ついついご飯を食べすぎてしまうという事に繋がっている」と先生は言う。

人類が初めて知った食の喜びを知ってしまったら元に戻れないのが性…
TOKIOの面々が、おにぎりを「美味しい」とほおばっている。最後は、チコちゃんに番組を見るよう声がかけられ、映像は終わった。

※11月15日放送「チコちゃんに叱られる」参照・抜粋

まとめ

TOKIOの声掛けに「見るけど、やかましいわ!」と怒った顔のチコちゃん。
岡村も「新しい形の番宣ですね、壮大な…」とちょっと納得してないような表情。

そして一番バカを見たのが回答権を譲った若村。
「私、だまされた!」とちょっと怒り気味?にいう。

 

正解が出た時に出す漢字問題が出ないので「あれ?」とは思ったが、まさか、こうくるとは…いくら番宣とはいえ、回答者が答えを知っていた、というのはダメだろう。

(チコちゃんは怒っていたが、このことを知らなかった、とは思えないが…)ちょっとがっかりした。

今後、こういうことは「なし」でお願いしたい。

その他の問題

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