心拍数が少ないほど、長生きらしい。
だとすれば、怒らず、慌てず、ストレスもない生活をすることが望ましいのかもしれない。
そう、カメのように生きればいい。だが、今の世の中、そんな生き方、できるだろうか?
ちなみに「心拍数からみる人間の寿命は25.4歳」だそうだ。
「じゃぁね岡村、この中(岡村隆史・中川翔子・泉谷しげる)で年齢的に健康に気を付けてそうなやんちゃな大人ってだあれ?」とチコちゃんが聞く。
「ちょっと待て、露骨に言うな、露骨に!」と泉谷からクレームが入る。「泉谷さん、そろそろじゃないですか?しっかりと…」と岡村が言うと「もうね、いやでも、健康気を付けないとね、無理!」と泉谷も認める。
「70歳だっけ?…あなたさぁ、あと何年ぐらい生きたいの?」とチコちゃんが泉谷に聞く。
泉谷は「そうだね、出来る限り生きたいんでね、筋トレ…」と話しているのを無視し、チコちゃんが「ところでさぁ、しげるちゃんさぁ、長生きする生き物って言えばなに?」と聞く。
カメが長生きなのはなぜ?
泉谷は「ん?長生きする生き物なぁ(川とか池とかにいるじゃんとチコちゃん。岡村も小さい声でカメというが)…カバ?」と答え、笑いが起こる。そこでやっと「カメ」と答えると「なんで?なんでカメは長生きなの?」とチコちゃん。
泉谷は「はぁ?…だから甲羅が固いってことは相当長く生きてないとあんなに硬くならないんじゃないかな」と答える。
「硬いから長生きするでいい?」とチコちゃんが確認すると「ううん、違う」と岡村。「ね、違いますよね、泉谷さん、そうじゃなくて…」それを受けて「かめば噛むほど、とかさぁ…」と答える。
笑いながら岡村が「怒られますよ、チコちゃんに怒られますって、そんなこと言ってたら絶対」と怖がる。案の定、次の瞬間、泉谷はチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。
岡村が「カメっていうのは、歩くスピードとおんなじくらい生きるというそういうような…」と話し始めると正解に近づいているのか、チコちゃんが「あぁ」と言いながら体をよじる。「…説もあったりなんかして…」という岡村にチコちゃんは「うん、チコりかけてますよ~」という。岡村は「やっぱり…」と答えの続きを出そうとするが…
チコちゃんは「では、なぜカメは長生きなのかこちらのVTRをご覧ください」と遮ってしまう。残念がる岡村。
○チコちゃんの答え
⇒カメが長生きなのは心拍数が少ないから
「え~、心拍数の事?」と驚く3人。
「ゆっくりなのは心拍数でした。」とチコちゃん。
岡村が「そんなになんか負担がかかってない。浮いてるか、ゆっくり歩くか…」と言うと、泉谷が「要するにあんまりカッカしないってこと?」と聞く。「ストレスもたまれへんし…」と岡村が言うと…泉谷は「じゃ、ダメじゃん、俺なんか」と言う。中川も「速そう、鼓動が」という。さらに岡村が泉谷に「もうちょっとちゃいます?」というと、笑いが起こる。
カメが長生きなのは心拍数が少ないから
カメの研究一筋35年で、現在もカメ(350匹)と一緒に暮らしている教授によれば…
「カメが長生きなのは端的に言えば心拍数がとっても少ないから」だという。※心拍数=一分間に心臓が動く回数
心拍数が多い生き物ほど寿命が短い
少ない生き物ほど長生きするという事がわかっている。では、心拍数が少ないと何故長生きなのか…
○心拍数が少ないと代謝のスピードが抑えられる
⇒過剰な活性酸素が発生しない⇒老化も緩やかになっていく
・代謝
あらゆる生物は、呼吸によって取り込んだ酸素の一部を食べた物と化学反応させることで、エネルギーを得ている。このエネルギーを作る一連の流れことを「代謝」という
・活性酸素
代謝で使われず余った酸素は物を酸化させる力がより強い「活性酸素」に変わる
活性酸素には「ガン細胞」や「ウイルス」などを攻撃する免疫作用があるが、活性酸素が多すぎると攻撃する必要のない良い細胞も壊してしまうため老化や病気の原因にもなる。
心拍数が多い
↓
呼吸の数が増える
↓
体に取り込む酸素の量が増える
その為、発生する活性酸素の量も増えてしまい「老化」したり「病気」になったりしやすく結果的に寿命が短くなる。
寿命と心拍数の関係
スタッフは動物園に行き、拡大心音計を使って動物たちの心拍数を計ってみた。
1分間の心拍数をカウンターで計測してみたが、ハムスターの場合追い付かないので後ほど音声から心拍数を数えた
ちなみに人間の心拍数は60~70/分。
○動物園の中で一番小さいハムスター(寿命2~3年)
心拍数:428
○うさぎ(寿命8~10年)
心拍数:246
○やぎ(寿命15~18年)
心拍数:86
○馬(寿命20~40年)
心拍数:36
計測の結果、寿命が長い動物ほど、心拍数が少ないという事が分かった。
カメはどうか?
先生のカメ「ケズメリクガメ(100才を越えることもあるカメ)」のケヅー君を使って心拍数を計ることになった。先生はカメの心拍数を実際計るのは初めてらしい。
甲羅が厚いため聴診器では計りづらいということで「動物愛護センター」にケヅーを連れていき人間用の心電図で測ってみた。
心電図の数字は…
「5」「8」と、途切れ途切れに数字が出る。
「うわ、危篤状態みたい!」」と中川。
すると「12」になったかと思うと「7」や「8」になり「ヤバい!」「息止めてんのか?」という声が出る。
また「2」や「1」になると「死ぬ!」という声。だが突然「9」になり「うぉ」「え~?」と中川。岡村も「大丈夫かこのカメ!」と言う。
計測をおえて、スタッフも「止まっているのかと思いました」と言うと、先生も「全然リズムに乗ってない、ただ心臓打ってりゃいいやって…そんなで、ちょっと驚きました。」と言う。
結果:カメ 心拍数:8回
と、カメは心拍数が極端に少ないことがわかった。
なぜ、こんなにもカメの心拍数が少ないのか
先生曰く「カメが甲羅に身を隠す動物だから」
カメは、甲羅に身体を引っ込めて隠そうとする時、肺の空気を全部出して引っ込めている。肺の空気を抜いてできたスペースに手足や首を折り畳んで収納している。このほぼ無呼吸の状態で暫くの間過ごすことが出来る。
呼吸を止めることが結果的に長生きに繋がった。呼吸をしないわけだから心拍とかもゆっくりになる。代謝がゆっくりだから寿命もゆっくり、時間もゆっくり、ゆっくり過ぎていく。
結論:亀が長生きなのは心拍数が少ないから
この結果を受けて…
「怒っちゃいけないってこと?」と泉谷。
「だから、心拍数を上げてはいけないってことですね。」と岡村。
すると「怒らなかったら仕事来ないもん!」と泉谷、笑いが起きる。
馬の心拍数の方が少ないのに人間の方が長生きなのはなぜ?
馬の心拍数は36回で寿命が20~40年とあった。人間は心拍数が60~70なのに馬より人間の方が長生きなのはなぜか…
アシスタント(アナウンサー)の愛ちゃんが出てきて、「人間の心拍数と寿命について」説明した。
哺乳類全般は一生分の心拍数は約8億回、とされている。
人間に当てはめると人間の寿命は25.4歳(人間は25.4歳で心拍数が8億回の達する)
実は縄文時代の人の寿命はおよそ30歳だった。
その後、食生活や医学の進歩などで寿命が延びていった、ということらしい。
※心拍数と寿命の関係は全て解明されているわけではない、そうだ。
※10月19日 NHK「チコちゃんに叱られる」より 参照・抜粋
まとめ
泉谷のように、怒ったりしなければ、もう少し長生きできるようになるのだろうか?とふと思ってしまう今回の問題。人間の寿命も本来なら30歳ぐらいだったのか…人間は寿命を長くして、自然環境の破壊をする自然界にとってはかなり厄介な生き物なんだろうな、とちょっと思ってしまった。
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