なぜ恥ずかしいと顔が赤くなるのか?
「人は赤面する唯一の動物である」と言ったのは進化論で有名なダーウィンだという。
それは、人間以外の動物は「赤面しない」という事でもある。
人間の顔が赤くなる理由と、その時の身体の変化について…チコちゃんが教えてくれた。
「この中(岡村隆史、国分太一、浅野ゆう子、若槻千夏)で一番すぐに恥ずかしがるピュアなおとなってだあれ?」とチコちゃんが岡村に聞く。
岡村が「俺って意外とシャイボーイ。」といい「俺行きます」と手を挙げた。
なぜ恥ずかしいと顔が赤くなるのか?
「恥ずかしかったらなんか変化あるの?」とチコちゃんが岡村に聞く。
「俺あんま変わらないけど…顔がちょっと赤くなったりとか」と答える。
するとチコちゃん「真っ赤っ赤になる人いるわよね…あれなんで?」と聞く。
は?という顔になり「なんで?」と繰り替えす岡村。
そして「あの~、えーっとね血がぴゅっと…」と答えるとチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と言われた。
○チコちゃんの答え
⇒相手に恥ずかしい気持ちをわかってもらうため
「え~?そうなの?」と皆が驚く。
人間以外の動物は顔が赤くならない
温熱生理学の研究をしている医科大学の教授によれば…
「人は赤面する唯一の動物である」と最初に述べたのはダーウィンで、人間以外の動物はそもそも顔が赤くならないらしい。
精神科医シュタインによれば「赤面は人類が集団生活をするうえで獲得したもの」で、社会的注目が関係しているそうだ。
社会的注目とは
社会的注目とは
・人前でスピーチをする
・人と話す
など「他人に注目されること」
例えば、誰もいない一人で歩いている時転んでも特に恥ずかしくない。
それなのに、沢山の人の前で転ぶと、その場から立ち去りたいほど恥ずかしいものだ。
他人に注目されるから恥ずかしい
恥ずかしくて顔を赤らめる表情は「他人から同情を寄せる」ことがわかっているそうだ。
なので、恥ずかしくて顔が赤くなるのは「(今私は恥ずかしいのでこれ以上)注目しないでください」と相手に理解してもらうサイン(人の顔色をうかがう人間だからこそ備わった機能)。
体では何にが起きているのか
番組では、二人のスタッフを使い実験を行った。
実験方法は
・お互い相手が恥ずかしくなりそうな質問をする。
・その時の血圧、心拍数、脳温を計測する
女性スタッフに「一番好きな男性タレント」の名前を聞き、そのタレントが自分の目の前で「ささやいてほしい言葉」を聞く。
彼女の場合は「竹内涼真」に「そんなに毎日頑張りすぎないでね。」と言ってもらう事だった。この瞬間、彼女の皮膚のサーモグラフィーの温度と、心拍数が上がり、血圧が下がった。
さらに男性スタッフにも同じように質問。最初に興味のない若槻の名前でを出したが、彼に変化がなかった。だが好きな人は「ナタリーポートマン」で、血圧がさがり心拍数が上がった。
この実験で、顔を赤くしている間心臓に負担がかかっていることがわかったそうだ。
体の変化は…
顔を赤くするため、顔の血管に血液が溜まる。
すると、心臓の血液量が減り、血圧が下がった。
(この状況に危機感を感じた心臓が体中に血液を送り込もうと心拍数をあげる)
これは「心臓に負担をかけてまで恥ずかしい気持ちをわかってもらおうとしている」ことらしい。
まとめ
確かに
誰もいない所で転んでも、ヤバいとは思うが、恥ずかしくはない。
誰かがいれば「恥ずかしい」と思ってしまう。
なるほど…人間の体って本当に不思議だ。