大人になると背が伸びなくなる、とは思ってたが、その理由は知らなかった。だが、今回その理由がわかっていく段階で、背が低い、高いの差があるのは、どうやら女性ホルモンや成長ホルモンが関係しているというのもわかった。
子どもの成長期に成長ホルモンをいかに多く作らせるかで子供の身長が決まるとすれば、今回のこと、小さな子どもを育てている親は知っておいて損はないだろう。
今回(11月16日)の「チコちゃんに叱られる!」のゲストは、初登場で「歌のお姉さん、はいだしょうこ」と「シティボーイズ、大竹まこと」だ。今回の大竹は腰が痛そうで体調がすぐれない?らしくイマイチツッコミが弱い。
なぜ大人になると背が伸びなくなるの?
チコちゃんが岡村に「…この中(岡村隆史・はいだしょうこ・大竹まこと)で一番子供のころからすくすくと元気に育っている素敵な大人ってだあれ?」と聞く。
腰を痛めている大竹にとって「元気」は酷、という事で岡村は、はいだを指名。
はいだは身長を聞かれ「(宝塚時代から、大きめに)158㎝って言ってます」と答える。「えらいカミングアウトですけども」と薄ら笑いの岡村。
そんな、はいだ、チコちゃんに「…どうして大人になると身長が止まるの?」と聞かれ「たぶん、もう骨とか贅肉とか固まっちゃって…」と答える。「どうして固まるの?」とさらに聞かれる。すると「大人になったから」と答える。当然「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。
チコちゃんの答え
⇒大人になると背が伸びなくなるのは、骨にある魔法の線が消えるから
それを聞いた岡村「それなら私はもともと線が少ないという事ですか?」と聞く。「少ないというか、消えるのが速かったというか…」とチコちゃん。「線、すぐ消えたんや、ほんなら。ぜんぜん体ギシギシ言うた覚えもないし…」と岡村が言う
身長が伸びる、とは
小児科医で大学名誉教授によれば…
「骨の数は大人も子供も206本で同じ数。変わるのは骨の大きさ(骨が大きくなって身長が伸びる)」だという。
骨はどのようにして大きくなるのか
骨を作る細胞には「骨芽細胞」「破骨細胞」の2種類があり、これが協力して骨を大きくしていく。
骨芽細胞…骨の周りに「軟骨」があり、それを材料に硬い骨を作る。
しかしこの細胞はバラバに働くので作る骨の形や強度が不ぞろいになってしまう。
破骨細胞…デコボコだったり、不ぞろいになった部分を一度こわすことで骨の形を整えていく。
この繰り返しにより、全身の骨は、少しづつ大きくなっていく。
魔法の線(骨端線)とは
身長が大きくなる時、特に一番関係しているのが長い骨(太ももやすね)
この骨の両端に魔法の腺がある。
11才のある女の子のレントゲン写真、それを見ると確かに線があった。
この線は「骨端線(こったんせん)」という。
ここに硬い骨の元である「軟膏細胞」と「骨芽細胞」と「破骨細胞」がたくさんあり、ここで軟骨細胞がだんだん硬い骨にかわっていく。
さらに
この女の子が15才になった時のレントゲン写真を見ると、魔法の線が消えていた
⇒成長が止まった証拠。
なぜ(大人になると)魔法の線が消えるのか
この説明には…
「肉体子ども劇場」~魔法の線のひみつ~という番組を用意。
(…どこかで見たことがある子供向けの番組にこんなのあったような…思い出せない💦)
・骨芽細胞役:宍戸開
・破骨細胞役:つぶやきシロー
だった。
宍戸がおおざっぱに骨を作り、それをつぶやきが文句を言いながら几帳面に整えている。
成長ホルモン
宍戸が栄養剤のような「成長ホルモン」と書かれたドリンクを取り出す。
成長ホルモンは骨芽細胞のエネルギー源。
骨芽細胞が活発に働き、沢山の骨を作るためには欠かせないもの。
宍戸がドリンクを飲んだ後「ファイト~」とつぶやきに向けて言う…(とあるドリンクCMの掛け合いを期待させるが)…つぶやきはかなり間を置き「言わないよ」と答える。
成長ホルモンは生まれた時から体内で分泌されており、これが多くなるとより身長が高くなる。
性ホルモン(女性ホルモン)
このように身長が伸びる中、思春期を迎えると登場するのが…性ホルモン(別名:女性ホルモン)。性ホルモンは(成長ホルモン同様)骨芽細胞の働きを高める作用がある。
思春期に背がぐんぐん伸びるのは…成長期には性ホルモンの分泌量が増え、作られる骨の量も一時的に増加するため
ところが…
この性ホルモンが二人に休憩しませんか?と言う。
すると二人は、働くのを止めて彼女のそばに行く
…暗転。
やがて身長が伸びなくなる理由
実は性ホルモンには軟骨を収縮させる働きもある。
その為、軟骨を材料にして骨を作っていた骨芽細胞や破骨細胞は、次第に骨を作られなくなっていく。
軟骨が減る⇒2つの細胞も減る⇒骨が作られなくなる(魔法の線が消滅)⇒身長が伸びなくなる
愛ちゃん情報…骨粗しょう症とは
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下し、骨折しやすくなる病気のこと。
女性ホルモンの欠乏・加齢・運動不足などが原因。
骨粗しょう症のしくみ
性ホルモンが減ると骨芽細胞の働きが弱まるが、破骨細胞は動き続けているため、骨を作る量よりも骨を壊す量の方が多くなり、もろくなる。
※11月16日「チコちゃんに叱られる!」参照・参考
まとめ
以前から成長ホルモンは「眠っている時に多く分泌される」と言う事はよく知られている。
だから、ちゃんと眠って成長ホルモンを多く作っている子供は、もしかしたら背が高くなる可能性が高い、という事だ。
家庭の事情もあるだろうが、親の都合で幼児の夜型化も進んでいる、とのこと。なんと、10時以降に就寝する3歳児の割合は52%というデータもあるらしい。
私も仕事で夜遅い時など夜の10時過ぎに24時間空いてるスーパーに寄る時がある。すると時々3.4才の子供がそこら辺を元気に走り回っているのを見かける。赤ちゃんを抱っこしてあやしている親もいる。
ま、これだけを見て子供が睡眠時間が少ないだろうと決めつけるのは安易だろうが…
ちなみに…5才で11時間、18歳でも8時間以上が理想的らしい。
※参考:ホウドウキョクhttps://www.houdoukyoku.jp/posts/27166
今回、大竹が病み上がり(腰痛の療養から復帰したばかり)で(あまり動けないとふんで)チコちゃんは大竹を結構いじっていた。
「いつもの」と簡単に紹介。説明VTRに行くときも、「それでは…」というと突然、「シティボーイズは古い人間なのに、割と背高いわね」と言い、大竹が「余計なお世話だ!」と答えようとすると同時に(無視して)「続きをご覧ください」と言ったり…、結構笑えた。