11月ももう終わる。
そろそろクリスマスの準備も始めないと、と思っている人も多いだろう。
クリスマスの飾り付けに欠かせない?のが靴下。
プレゼントが欲しい子供たちは、特に気にする飾りだろう。
…が、子供たちはその理由を知っているのだろうか?
クリスマスの靴下にまつわる感動の物語があるそうだ。
この機会に子供たちに教えてあげるのも悪くはないだろう。
11月29日の「チコちゃんに叱られる!」のゲストは松坂桃李と関ジャニの横山裕。
(珍しく女性がいないな?と思ったら…)岡村が「イケメンしかいてないよ?」というと、チコちゃんが「これ、付けてちょうだい!」と言ってリボンが付いたカチューシャを岡村に渡す。
男ばかりで色気も欲しいという意味らしいが、しぶしぶそれを付けた岡村だった…
なんでクリスマスプレゼントを靴下に入れるの?
「この中で一番サンタさんが来てくれそうな心の綺麗な大人ってだあれ?」とチコちゃんが聞くと「これ、選ばれないときついですね」と言った横山が指名される。
横山の場合、サンタは幼稚園の時来てくれた記憶はあるが欲しいものをくれなかった(ゲームのカセットをお願いしたがちょっと安めのトランプが入っていた)らしい。
サンタさんからプレゼントをもらう時に用意しておくものは靴下だが「なんでクリスマスプレゼントを靴下に入れるの?」と聞かれ…
横山は「なんでって言われても…考えたことなかった。サンタさんはプレゼントしたいけど、その時入れるものがなくて、とりあえず入れやすいものが靴下だったから。靴下ごとプレゼントしたのが習慣づいて、靴下おいといたらプレゼント貰えるようになった」と答える。
…が「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまい、横山も「やっぱり叱られたぁ」と言う。
〇チコちゃんの答え
⇒クリスマスプレゼントを靴下に入れるのは金貨が干してある靴下に入ったから
詳しく教えてくれるのは、専修大学文学部の道家 英穂教授。
西欧文学の研究をしており、クリスマスやサンタクロースの歴史にも詳しい方だそうだ。
サンタクロースのモデルは「聖・ニコラウス」
サンタクロースのモデルになったのは、今から1700年前、4世紀の小アジアでキリスト教の司教をしていた「聖(せい)・ニコラウス」という人だった。
サンタクロースという名前の由来も、オランダ語の「シントゥ・二コラ―ス」が変化していき「サンタクロース」になったそうだ。
聖・ニコラウスと靴下の関係
聖・ニコラウスとクリスマスの靴下の関係には感動の物語があるそうだ。
この物語を「ささやくような声が印象的なあの人の声でお楽しみください」とナレーションが紹介するので、今回も「森本レオ」の語りかな?思ったら…なんと、つぶやきシローの語りがはじまった。(※つぶやきは、朗読の合間にちょこちょこ「自分のネタ青文字部分」を挟んできた…笑)
クリスマスの靴下にまつわる感動の物語
『聖・ニコラウス物語』
昔々、小アジアの古代都市・ミュラ(現在のトルコ・デムレ)という所にキリスト教の司教がいた。その司教は「ニコラウス」っていう人だった。
ニコラウスは人々にキリスト教の教えを説き、惜しみない愛を注いだ優しい人だった。
(「やさしさ」で思い出したんだけど…お母さんが優しく「怒らないから正直に言ってごらん」と言って言うと怒られるよね?とカメラ目線のつぶやき)
ニコラウスが住んでいた家の近くには、貧しい生活を送っていた家族がいた。その父親は3人の娘たちに嫁入り道具を用意してあげることもできなかった。
ある時、父親は貧しさのあまり娘たちを売りに出そうと考えていた。この事を知った心優しきニコラウスは、当然放っておくわけにはいかず…娘たちが幸せになるお手伝いをすることにした。
(「幸せ」で思い出したんだけど…貰ったミカン僕だけ葉っぱが付いてたら幸せだね…食べないね、たぶん)
真夜中にその家を訪れたニコラウスは、窓からこっそり金貨を投げ入れた。するとその金貨は、乾かしていた洗濯物の靴下の中にスポッと入ってしまった。
(そんな都合よくはいるのかぁ?って思うかもしれないけど…都合よく入ったんだねぇ)
翌朝、靴下の中から金貨を見つけた家族はとっても喜んだ。結局その金貨のおかげで長女は無事に嫁入りすることができた。そしてニコラウスは二女の時も三女の時も金貨を投げ入れた。こうして三人の娘はみんなお嫁に行けたんだって。めでたしめでたし…
ニコラウスって優しいね。
(「優しい」で思い出したんだけども、教室のクラスの隣の机の子が消しゴムを忘れたから優しさで「使っていいよ」と言ったら「ありがとう」って何回か消しゴム貸してって言ってたんだけど、その内消しゴム返さないで自分の机に置きっぱなしの子いたね)
…暗転…
この伝説をもとにサンタクロースが靴下にプレゼントを入れるようになったと言われている。
日本のサンタの始まりは…
この聖・ニコラウスの伝説がもとになって、サンタさんも靴下にプレゼントを入れるという文化が定着していった。
北國の親爺 三太九郎
日本の文献に初めてサンタクロースが登場するのは、明治33年。
その名も「北國の親爺 三太九郎(ほくこくのおやぢ さんたくらう)」。
これは教会に通う子供たちのために書かれた本で、挿絵があり、お供に連れているのは、トナカイではなくロバ。プレゼントを入れているのは、白い袋ではなく篭だった。
そして明治末期以降、サンタクロースの情報も広まっていき、(大正3年「子供之友」に描かれているのは)現代とほぼ同じようなサンタクロースになった。プレゼントを靴下に入れようとする様子も描かれている。
「奥さまは魔女」の影響も
そして日本中にクリスマスの文化を一気に広めたのが、昭和41年から放送された「奥さまは魔女」というテレビドラマ。このアメリカのホームドラマをお手本に、プレゼントとツリーを囲んで家族でクリスマスを祝うようになった。
昭和30年代には
さらにクリスマスケーキもこの時期に大量に作られるようになり現代に繋がるクリスマスの形が出来てきた。
この頃に日本全国でも靴下にクリスマスプレゼントを入れる習慣が出来てきた、と言われている。
愛ちゃん情報
窓ではなく煙突から金貨を落としたという説もある(どちらが正しいかはわかっていない)。金貨を投げ入れた場所については諸説ある。
ちなみに…聖・ニコラウスが三回目に投げ入れている様子をお父さんが発見して、そこでニコラウスがやっていることが分かったそうだ。
※以上11月29日「チコちゃんに叱られる!」参照・抜粋
まとめ
この番組のこういう場合のナレーション(朗読)は、男性の場合、森本レオが担当していたが、今回はつぶやきシローだった。感想を聞かれた松坂は「優しさにあふれているというか…森本レオさんみたいな…」と言っていた。チコちゃんも岡村も一瞬レオさんかと思ったらしい。
個人的には、松坂と同感で“つぶやきのナレーションも悪くないな”と思った。