どうして人間は歯を磨かないと虫歯になるの?
第8回の「チコちゃんに叱られる」2つめの質問は「どうして人間は歯を磨かないと虫歯になるの?」だった。
森泉は最初「臭くなる(から)」と言ったが、岡村や天野も自分の考えた答えを言い、最後に森も答えると、チコちゃんの機嫌が悪くなる。
これは、彼らの答えが当たった証拠だ。
チコちゃんは、問題の答えを当てられると漢字問題を出す。
今回は「えひめ」を書かされる。これも岡村は正解だったが、森の漢字が外れたのを見て、チコちゃんはやっと「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言えたのだった。
○チコちゃんの答え
⇒人が歯を磨くのは「料理をするから」
人間は「料理をするから」虫歯になる
予防歯科の第一人者によれば…野生の動物は生の食物を食べるので歯磨きが必要ない、とのこと。
どういうことかと言うと…
野生の動物は、生のままの食材を食べる。
噛み応えのある食べ物ばかりで、歯とこすれあって自然と歯磨きをしながら食べている状態だという。
一方、人間は食材を「切って」「煮て」「味付け」をする。これが、人間が歯を磨かなければならない理由だというのだ。
料理をすると虫歯になる理由
➀ 唾液をあまり出せない
唾液には
・歯垢が出す酸を薄める効果
・歯を健康な状態に戻す効果
がある
唾液を出すには、たくさん噛むことが必要で、野生動物は、自然界にある硬い食べ物をバリバリ食べるので、沢山唾液が出るが、人間の場合、料理されたものはやわらかく、噛む回数が少ないので、唾液があまり出ない内に飲み込めてしまう。
➁ ミクロの食べカス
虫歯は、あるだけでは虫歯にはならない。が、虫歯菌にえさを与えてしまうことに問題がある。
料理をしてしまった結果、食材は粒子状の食べかすになり、歯間に残りやすくなる。これが虫歯菌の餌になる。
➂ 味付けに砂糖
虫歯菌が一番酸を出しやすいのが砂糖。なので砂糖を入れて料理したものを食べる=虫歯を作っている、という事になる
自然界に甘いのものはあるが、野生の動物が食べるのはごくわずか。
人間は砂糖で味付けをして虫歯菌を元気にしてしまっている、そうだ。
料理が虫歯に、の証拠?昔の人の虫歯率
狩猟生活で料理をしていなかった縄文人の歯には虫歯がほとんどない(8.2%)。
農耕生活が始まった弥生人の歯には虫歯が飛躍的に増えている(16.2~19.7%)。
人間は、料理を覚えることによって、虫歯になってしまった。幸せの代償として毎日歯を磨くことを余儀なくされた、と言える。
虫歯予防に効果的キシリトール!
虫歯予防に効果的なのがキシリトール。虫歯菌は、キシリトールを餌と間違えて取り込む。
すると
➀虫歯菌は、歯を溶かすことが出来ない
➁虫歯菌を弱体化させる
➂ガムにすると、唾液も出て食べカスも取れる
歯磨きのポイント
・小刻みに磨く
・目に見えない食べかすを取るようにイメージして振動させる
虫歯になりやすいかどうかは、2歳前後に決まる!
生まれたばかりの赤ちゃんの口には、虫歯菌はいないが、口移しで食べ物を与えると、虫歯菌が感染するそうだ。
生後1歳7ヶ月~1年間が最も感染する時期。そこで感染を防げば、虫歯が少なくなるらしい。
チコちゃん曰く
「よくあるのが、実家に連れて帰ってね、おじいおばぁがブチューって。嫁は(やめてって)いえないのよ、あれは」と言う。
もちろん、かみ砕いて食べさせる、とかは、もってのほかだそうだ。
※諸説ある
※赤ちゃんに食べ物を噛んで与えるのを避けた方がいいというのはあくまでも虫歯になりやすいという観点から。
※ペットとして飼われている場合や人里で残飯などを食べた野生動物は虫歯になることがある。
※以上 NHK「チコちゃんに叱られる」より抜粋、まとめ
まとめ「犬のチームワーク」チコちゃんも認める
ちなみに…チコちゃんの機嫌が悪くなった、三人の答えは…
岡村の答え…自然のものを食べていない
森…砂糖が入っている
天野…調理をする
だった。
3人の答えがパーフェクトだったのは、今回が初めてで、チコちゃんも彼らのチームワークの良さ(3人とも戌年生まれ)を認めた。
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