「偉大な宇宙飛行士の名言になぞらえて言うと『水は青かった』という事ですね」と薮下聡教授は言ったが、そもそも宇宙飛行士のガガーリンが「地球は青かった」と言った事こそが、地球の水の色を証明していた、という事になる。
ま、もともと「水色」があるからね。
10月11日の「チコちゃんに叱られる!」最後の質問は「水の色」について。
チコちゃんに「この中(岡村隆史・氷川きよし・ハイヒールモモコ)で、一番透明感のある素敵な大人ってだあれ?」と聞かれ、岡村に「きよしさんで」と言われた氷川。「透明感、ないですよ」といったが、モモコが「この中でやったら、あると思うよ」といい、笑いが起こる。
さすがモモコ姉さん、笑いの質が違う!
なんで水は透明なの?
水は見た目、透明。だが、チコちゃんに「なんで水は透明なの?」と聞かれた氷川。「何も入ってないから…味とか、パウダーとか…」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。
〇チコちゃんの答え
⇒水は透明ではなく青い
そもそも色が見える仕組みとは
詳しく教えてくれるのは「分子と光の関係を化学的に研究している」東京慶應義塾大学理工学部薮下聡教授。
先生は、「水が透明でない、と理解してもらうためには色が見える仕組みについて理解してもらう必要がある」という。
「光の色」として、多くの人が光は白というイメージを持っているが、実は光の白は多くに色が混ざったもの。光の中には赤や緑、青といった様々な色の成分が混ざっており、それらが均一に混ざった時白く見える。
我々の身の回りのほとんどのものには、白い光から特定の色の成分を吸収する性質がある。
つまり…私たちが見ている色=物体が浴びた太陽の光りの中から吸収されなかった色。
赤いリンゴの場合
この現象を「リンゴ」を例にして見てみると…
・まず光源から出た光はリンゴに当たる。
・リンゴはこの(白い)光から青や緑の色を吸収する性質がある。
・そのため、残った光は赤の成分が強くなり私たちの目にはリンゴが赤く見える。
リンゴの場合は、光の青や緑の成分を吸収するが、どの色の光の色をどの程度吸収するかは物によって違う。
緑の葉っぱの場合
・緑の葉っぱの場合、赤や青の光の色を吸収する。
・残った緑の光りが目に届き葉っぱは緑色に見える。
…この色の引き算こそが、色の見える仕組みの正体。
水は何色の光を吸収している?
では、水は何色の光を吸収しているのか…。
水はリンゴなどと比べると、目に見える光を吸収する性質が非常に弱い。
このため、多くの人は水のことを透明だ、と感じる。
光源から出た白い光は、水に当たってもほとんど色の成分が吸収されることはなく、ほぼ白い光のまま目に届く。
「じゃあ、やっぱり水って透明なんじゃないか」とスタッフが言うと、先生は「…光を吸収する性質がほとんどないがゼロではない。(非常に弱いが)水にはおもに光の赤い成分を吸収する性質がある」という。
水は青かった
実際の光を使って、水によって赤い成分を吸収された白い光を再現してみると、光は薄い青に見えた⇒水は透明ではなくわずかに青い。
「目の前の水は青くは見えないが、その秘密には液体である水の量が関係している」と先生は言う。
実験
そこで、奥行90㎝の奥行きのある水槽に青い絵の具で着色した水を用意。
この中からコップ一杯の水を並べてみると…水槽の水に比べコップ1杯分の水の方が色が薄く見える。
これはコップに比べ、(コップの直径の)15倍の距離、水の中を光が進んだことで、赤色の成分がより多く吸収され、青色がはっきりと見えたということ…。
これと同じことが、自然界でも起こっている。
海では水は青く見える
コップ一杯の水は「透明にしか見えない水」だが、自然界で水が大量に集まる場所…「海」では水は青く見える。
確かに浅瀬では水は透明だが、沖に出るほど水の量は増えていき、その色は青くなっていく。
先生は最後に「偉大な宇宙飛行士の名言になぞらえて言うと『水は青かった』という事ですね」と言った。
※海中で太陽光が散乱して海が青く見えるという理由も考えられます。
まとめ 「結婚は人生の墓場」の意味とは?
「ひだまりの縁側」で読まれた手紙は5歳(実は11歳)から、「結婚は人生の墓場」とはどういう意味か、という質問だった。
岡村は「守るものが出来て、自由にはできない」という事だと思っているようだ。
チコちゃんはいい意味で「お墓に一緒に入るからそれまで一緒に過ごしましょう」というとり方でいいと思う」と答えた。
岡村の理想の結婚は「週末婚」だそうだが…
「(結婚がどんなもんか)…いい人おれんから、いい仕事した時『今日ねぇ…』という人がいない、家帰っても、言いたいけどいてない…」と寂しい話をする反面、バラエティで「この後どうなるの?」と聞かれるのもいや、らしい。
49才の岡村…彼に「いい人」が現れることをファンとして願っている。
※10月11日「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照