そう言えば、表皮に網目があるフルーツってメロンぐらいしか思い当たらない。
昔は、あの網目、農家の人が一個一個付けていると思っていたが…違うらしい。
10月11日の「チコちゃんに叱られる!」二つ目の質問は「メロン」について。
「この中(岡村隆史・氷川きよし・ハイヒールモモコ)でフルーツを毎日食べていそうな健康的な大人ってだあれ?」と聞かれ「きよしさんで(大阪弁風)」と岡村が大阪弁風に指名する。西川清さんの名前を言っているみたいだ、と笑いが起こる。
メロンの網目って何?
メロンの見た目は?と聞かれ「球体で網目になっていて網目になっている」と答える。すると「メロンの網目って何?」と聞かれ「メロンの網目はが…カバーされて、あれは飾り…」と答えると「ぼーっと生きてんじゃねーよと言われると「すみません」と謝る。
チコちゃんの顔が怖かったらしい。
以外と弱気な氷川。
モモコにも聞いてみる。
「…あれは、あの筋をアミダみたいしてに通ってって全部つながったら美味しいっていう証拠」と答えると、ウケる。
「岡村、これ、さすが関西人!」とチコちゃんがほめる。
茨城出身芸人のカミナリ、石田の実家はメロン農家。茨城はメロン生産量が日本一で彼のお父さんが作っているメロンは賞を取ってるそうだ。
スタッフは石田にも「メロンの網目って何ですか?」と聞いた。
答えが正解だったらしく、出張チコちゃんが出てきて「つまんねーヤツだなぁ」と言う。カミナリの二人は正解だと、喜んだ。
〇チコちゃんの答え
⇒メロンの網目はかさぶた(はがしちゃやーよ!)
メロンの網目はメロンの傷を治す「かさぶた」
詳しく教えてくれるのは、東京恵泉女学園大学で野菜園芸額について研究している藤田智先生。
「このメロンの網目模様は、コルク細胞とも呼ばれていてメロンの傷を治す『かさぶた』なんです。という。
スタッフは「かさぶたがどうやってできているか定点カメラで観測したい」と申し出るが、今はメロンの収穫時期が終わったので、出来ないと言われる。
そこでスタッフは“ここしかねえなあ”とNHKのアーカイブスに頼ることに…
そして「メロンの網目が出来るまで」を『たべもの一直線』と『カガクノミカタ』のスタッフが2ヶ月以上かけて撮影した映像が流れる…。
メロンの網目が出来るまで
1 メロンは交配後、しばらくは縦方向に大きくなり卵のような形になる。
この時はまだ網目は入っていない。
2 そしておよそ15日くらい経つと今度は横方向にへ急激に成長していく。
この時、内側にある果肉部分の成長に皮の成長が追い付かず、皮が裂け始める。
3 皮に傷がつくとメロンは内側からの蒸発を防ごうとして、「スベリン」という物質を分泌。これがコルク状に固まり人間でいるかさぶたの役割を果たす=これが網目の正体。
スタッフは(まだ網目の無い)メロンに、かさぶたの「カ」という文字の傷をつけると、見事にかさぶたで「カ」の文字が出来ていた。
メロンの網目というのは、もともと模様が付いているのではなく成長過程で出来るもの。しかもあの網目は成長に合わせてある工夫をしてより綺麗な網目にしているという。
農家の方はメロンの網目をどのようにコントロールしているのか
メロン農家歴20年の深作さんによれば「メロンは温度管理・水管理それを徹底して管理してやって綺麗な網目になる」という。普通に育てたらそんな綺麗にはならないならないそうだ。
水分が多いと太い網目(ヒルネット)が入って綺麗にならない。
メロンは交配後15日目あたりから皮の伸縮性がなくなり硬くなる。
しかし中の身だけがどんどん成長し皮が裂けひびが入る。
成長の度合いを調節してあげると綺麗な網目になる。
「硬化する前に、そろそろだなと見極めて水を止める、それが農家の腕の見せ所」と先生はいう。
そのため、農家の方々は一日も休まず、毎日メロンの様子を観察し、絶妙のタイミングで水やりをやめるなどしながら成長を調節し綺麗な網目を作り上げている。
温度調節して実を大きくし、糖度を上げる。
水の量をコントロールすることで成長スピードをコントロールして綺麗な網目を作っていく…。
どれだけの手間をかけているかは、網目の模様を見ればすぐわかるそうだ。
なぜそんなにきれいな網目にこだわるのか
網目の間隔は狭くて盛り上がっているものは値段の高い高級メロン。
(網目の細かさが均一であればあるほどメロンが正常に成長している証)
先生は「網目がセクシーだ」とメロンをなでながら、網タイツを例に挙げ説明。スタッフは「なるほど」と納得する。
※10月11日「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照
まとめ
来年の夏、贈答用のメロンを選ぶ時は網目を見て値段と相談しながら選ぶことになりそうだ。