「チコちゃんに叱られる」の番組の最後に「陽だまりの縁側で」というコーナーがある。番組に寄せられたお便りを岡村が読み、チコちゃんと二人でそれに応える、というものだ。
そのお便りをいつもくわえているのが「キョエちゃん」。お便りを外すと岡村に「バカァ」と言うのが最近のお決まりなのだが…今回は、そのキョエちゃんが真っ赤なリンゴをくわえていた。
そう、前回の放送で長野に行く!と言っていたのだ。今回はその報告だろう。
楽しみだ!
いつものようにほのぼのとした音楽と共に「陽だまりの縁側で」が始まったが…
「…キョエがなんかくわえてんですよ。…いつもはおハガキやったのに、突然こういうのになると、怖いんですよ」と岡村が言う。「怖いことはないでしょうに。つながりがあるでしょう、何か」とチコちゃん。
岡村がリンゴを取ると、キョエちゃんは「ばか~、♪リンゴ~のはなびらが~♪」と歌いだした。
「このリンゴはなんのかな?」と岡村に聞かれ、キョエちゃんは「お・み・や・げ!」と答える。
キョエちゃん「はじめてのお仕事」で長野へ行く!
先週の放送で、リンゴ農家の方のお便りを読んだ。そこには「キョエちゃんが欲しい」とい書いてあったのだが…。
案山子の代わりにカラス退治をしてほしい、ということらしい。それを聞いたキョエちゃんは「いく~」と言っていたのだ。岡村は「そんなのあかんでと言ったら『行く!』の一点張りで…」とその時のことを説明した。
「VTR回転!」とキョエちゃんが言う。
するとチコちゃんが「懐かしい言い方。誰かの言い方や」と言うと「所ジョージさんや」岡村が教えた。
はじめてのおしごと
VTRが始まった。
タイトルは「キョエちゃん はじめてのおしごと」。
車に乗ったキョエちゃんが羽をパタパタさせている。バックミュージックはあのテレ朝の「はじめてのおつかい」と同じ曲?だ(民放の番組、曲までパクッてる 笑)。
長野の(手紙を貰った)リンゴ農家さん、堀米さん宅に到着。
手紙には「キョエちゃんを下さい」と書いてあった。
スタッフが堀米さんにその理由を聞くと「カラスとか野鳥が(美味しそうなリンゴに限って)つつきに来る、腹が立つ」と答えた。
そこで、堀米さんのリンゴを守りたい、役に立ちたい、ということで、キョエちゃんがカラスを追っ払うことになった。
ミッション 「カラスを追い払ってリンゴを守れ!」
キョエちゃんは、リンゴ畑の一角に、(スタッフにキョエちゃん用の棒を設置してもらい?)停まる。彼女の第一声は「着いたー、疲れたー」だった。
堀米さんはキョエちゃんを見て「本物。嬉しいです。夢のようです。」感激している様子。炎天下(33度)だったのでキョエちゃんに、麦わら帽子をかぶせてあげる。
堀米さんが「よろしくお願いします。」と言うとキョエちゃんは「任せてー!」と羽をパタパタ。
キョエちゃんは、堀米さんのリンゴ畑でカラスがやってくるのを待つ。
午後2時開始…
リンゴを狙って畑の周りにカラスがやってきて、鳴いているが…
近所の人だろうか、車で通りがかり不信な顔をして通り過ぎた。
結局夜の8時を過ぎても、カラスは現れず…
彼女が最後に発した一言は「ひま~!」だった。
VTRを見終わった岡村は「な、こんなことになった、ほら。カラスってほんま頭いいから変なものあったらきぃへんのやけど、だんだん慣れてきたら。なんも危害加えへんなと思ったら、すごい…」と言う。
「なるほどね」とチコちゃん。
岡村は「そやねん。…こっちのキョエよりもカラスの方が、まだ頭ええねん」と言うとチコちゃんが「あら、キョエちゃん言われちゃってるわよ」と言う。
キョエちゃんは「ひどいこと言う~」と言うものの「カラスのオス、全然来なかった。キョエモテなかった~」と残念そうだった。
そして…
岡村が「じゃぁ、いいのね?キョエは貸出し自由っていう事で」と言うとキョエちゃんが「エエで~」と答える。
最後には「キョエちゃんのお仕事募集します。(日帰り希望)」と書いてあった。
キョエちゃんとは
キョエちゃんとは、番組の最後のコーナー「陽だまりの縁側で」で番組で読まれるお便りをくわえているカラスのこと。
・別名「江戸川の黒い鳥」。
・チコちゃんが飼っている。
・最初の頃は「バカー!」としか鳴かなかったが、徐々に他の言葉もしゃべるようになり、最近は岡村を小ばかにすることも。
・好きな食べ物は残飯。
・メス。 ※ウィキペディア参照
まとめ
「はじめてのおつかい」とか「VTR回転!」とか相変わらず民放の番組のものを出してくる。こういうのは、民放の許可とか取らなくていいのだろうか?(いや、取っているから放送しているのだろう、たぶん。)
キョエちゃんの「はじめてのおつかい」は大して役に立たなかったようだ。こういうところも正直に放送するのがこの番組らしい、とも言える。
ただ、この番組も有名になり、チコちゃんのみならず、堀米さんのようにキョエちゃんのファンも、確実にいるはずだ(私も含めて)。実物に会えるなんて羨ましいと思う。だから今後キョエちゃんの仕事は増えるだろう。
キョエちゃんもボイスチェンジャーを使っているようだが、声は誰なんだろう?とずーっと気になっていた。
ウィキペディアなどでも探したが、声は「未公開」となっている。番組最後に流れるテロップにもそれらしき人の名前はない、という事はアナウンサーだろうか?でもNHKならアナウンサーの名前も出すはず…
「ええで~」と言っていた。やはり関西人だろうか?
でも「バカ~」は関東人っぽいかな。美空ひばりの歌を歌ったことから、年齢は岡村より上かもしれない疑惑、も浮上した。
チコちゃんの声の木村祐一の名前は、最初からあったような気がする。なのにキョエちゃんの声の主は秘密?にしているのは何故なのだろう?
と、まぁ、とにかくキョエちゃんの貸出しも公然となり、今後の活躍も楽しみだ。
ちなみに…
番組に出す「お手紙」には5歳と書くことが条件だ。だが、読まれるお便りを聞いていると、そのまま「5歳」とだけ書く人は少ない。5歳と書いてから「+〇歳」とか「本当は〇歳」と足しているものが多いのだ。
人は「5歳と書け」と言われても、嘘の年齢を書くのに気が引けるのだろう、面白い事例だ。