いつの間にか、靴の中に小石が入って嫌な気分になることがある。
あれは、なぜなのか…
その理由を知ったら「ま、そういう事ならしょうがないか」と納得した。
2月9日放送の「チコちゃんに叱られる!」。
ゲストは2人とも初登場の和田アキ子とつるの剛士だった。
最初の問題は「いつの間にか靴に入っている小石」の話。
歩いてると靴の中に小石が入っちゃうのはなぜ?
チコちゃんが「…この中(岡村隆史・和田アキ子・つるの剛士)で、足元からオシャレに気を遣っている素敵な大人ってだあれ?」と聞く。
「アッコさんです!」…と岡村が即答、和田を指名する。
「アッコちゃん、靴って知ってる?はいたことある?」という、簡単な質問になぜか動揺する和田。すると「アコちゃんはね、普通のことを聞かれるとビビる癖がある」とフォロー。
チコちゃんが「…靴を履いて歩いている時さ、小石が入っっちゃったことある?」と和田に聞く。和田は「運動靴の時あった」と答える。するとチコちゃん「なんで?何で歩いてると靴の中に小石が入っちゃうの?」と聞く。
和田は「…それは、歩き方がオーバー、大股とかそういうのだからかな?…靴(甲のところ)が入りやすくなっている」というが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。すると和田「あ~見れた。生で!」と手を叩いて喜ぶ。
◯チコちゃんの答え
⇒歩いていると靴の中に小石が入っちゃうのは、足にあった靴を履いているから
靴の中で「ふいご現象」が起きる
50年にわたり靴の中の蒸れを研究している大学の学長によれば…
「紐をほどいている状態で踵に人差し指が入る」…これが足にあった靴だという。
そして「足にあった靴だからこそ「ふいご現象」が起きる。このふいご現象によって小石が靴の中に入ってきます」という。
「これとよく似た現象が靴の中で起こってる」と先生はいうのだ。
靴の中では…
これ(ふいご現象)によって、靴の中の換気が行われる⇒靴の蒸れを防ぐことが出来る。
・靴が地面に付いた時、つま先が前方にずれる。
・この時つま先に溜まっていた空気が足の甲のあたりから靴の外に押し出される。
・靴を地面から離す時、密着していた足の裏が離れ、外の空気が靴の中に吸い込まれている。
・靴を地面から離した時に跳ね上がった小石がふいご現象によって生じた気流によって吸い込まれていく
結論=靴の中で起きたふいご現象で跳ね上がった小石が吸い寄せられ靴の中に入る(つまり、不快な靴の中の小石は靴の換気が正常に行われている証拠)
検証
目で見ないと納得できないスタッフは「超高感度カメラアイスコープ」を用意。
このカメラで「空気が靴の中に吸い込まれる」かを検証した。
検証1
『人差し指一本分の隙間が空いた靴(足にあった靴)」をはく。
(足の裏が靴から離れた時、空気が吸い込まれていればふいご現象が起きているという事)
結果:実際の映像を見てみると、確かに踵を挙げた時、くるぶしの下あたりの埃が吸い込まれていた。
検証2
続いて「すきまがない靴」で足を上げてみた。
結果:埃は一瞬動くが、靴の中には吸い込まれなかった。
「これと同じことが小石でも起きるのです。」と先生は言う。
が、小石が入る瞬間を目で見ないと納得がいかないスタッフ…。
お寺で検証
今度は、本当に「ふいご現象で小石が入るのか?」をお寺の庭を使って先生と検証する。
小石が敷き詰められた場所でも簡単には入らないようだが、歩き続けて15分…先生を退屈させないために気を遣って会話をしていると…「あ、入った!」と突然スタッフが言う。
スタッフが、靴の中の小石を確認するため皿のようなものに取り出そうとすると…下に落としてしまった。
先生は「実験ですからいろんなことが起きるのが普通で特に落ち込むことはないと思います。」と言ってくれた。
再び検証する。
再び入ったので、今度は靴の中の小石を慎重に取り出すスタッフ。そして(後ろからついて)撮っていたカメラをスロー再生してその時の様子を見る。
見てみると「左足でけり上げた小石が右足を上げようとした瞬間、吸い込まれるように入った」様子が映っていた。
「小さい石なので、ふいご現象で空気を吸う時に一緒に入っていった。」と先生が説明。スタッフは「僕、こんなに靴の中に小石が入ったことで喜んだことはない」と笑顔だった。
まとめ
今回のゲストの和田アキ子は「初登場!『アコちゃん』で~す!」と紹介されると「きゃ~チコちゃ~ん、嬉しい!(チコちゃんの)もう大ファンだから」とかなりはしゃいでいた。
もう1人ゲスト、つるのは「羞恥心」!と紹介される。今の若い子知らないですよ」と言うと「ごめんね、グループ名で紹介することになっているから」と言われる。
(羞恥心=上地雄輔と野久保直樹と3人で2008年に結成されたユニット)
※以上2月9日「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照
靴の中に小石が入ると、気分はよくはないが「ふいご現象」ならしょうがないか、諦めもつくし「靴を選ぶときは、指一本入れて選ぶと良い」というのがわかって、よかった。