木の葉っぱはどうして緑色なの?
身近過ぎて、考えたこともない質問。
葉っぱ=緑としか思ってなかったが、そういわれると…なぜだろう?と考え込んでしまう
知っていて、損はない身近な疑問にチコちゃんが答える…。
第8回「チコちゃんに叱られる」で、出された3つ目の質問は…
木の葉っぱはどうして緑色なの?
○チコちゃんの答え
⇒葉っぱは赤と青が好きだから
先端食農学科の教授によれば…
・太陽の光は、多くの色で出来ている
・葉っぱは「太陽光」「水分」「二酸化炭素」を取り入れて酸素や養分を作る
効率がいいのは黒だが…
太陽光を効率的に集めたければ、黒が効率的なのだが、黒はすべての色の光を吸収し温度が上がりやすい色でもある。(もし葉っぱが黒なら方面温度が上がり細胞が壊される「葉焼け」を起こしてしまうので都合が悪い)
葉っぱは、温度が上がりすぎるのを防ぐため、太陽光の中の「緑色」を跳ね返している。
葉っぱが緑色に見えるのは…
そもそも「色が見える」のは、太陽光の中の色を反射して目に入るからだ。
例えば、赤いリンゴは、太陽の光の中の赤い色を跳ね返しているから、人間の目には赤く見える。
だから、葉っぱが緑色に見えるのは⇒太陽光の緑色の光を吸収しないから。
(緑色を吸収しないことで、結果的に細胞の破壊を防いでいる。)
※緑色を跳ね返す理由は…わからないそうだ。
葉っぱは、赤や青の色は吸収しているが、緑は赤の半分も吸収していないそうだ。
赤や青の光を当てると…
緑色をはね返すようになった理由は、わからない、が最近の研究で…
・葉っぱに赤い色を当てて育てると光合成が活発になり成長が2倍以上速くなったらしい。
・青色を当てて育てると、葉っぱが引き締まりシャキシャキ感が強くなるらしい。
太陽の光の中で最も多い成分は赤と青なので、これを取り入れないと光合成が難しくなる、と考えられる。
太古の昔から、植物は、赤と青の光を効率よく光合成に利用することで、葉っぱの温度を適切に維持することにより、生き抜いてきた、と考えられる。
以上のことから=緑色の光を反射して緑色に見える葉っぱは「赤と青の色が大好き」という答えになったらしい。
それは「葉っぱは緑色が嫌いだから」と言う事にもなる(by チコ)。
人間は緑色が好き?
ちなみに…
人間が本能的に好き(敏感)なの色は…緑色らしい。
では、なぜ人は緑に敏感なのか?
氷河期で生き延びなければならなかった人間は食糧である植物をいち早く見つける為、緑に敏感になったらしい。
※諸説ある
※赤色青色の光が好きな葉っぱだが、緑色も70~80%は吸収しているそうだ。
※以上 NHK「チコちゃんに叱られる」より抜粋、まとめ
まとめ
赤い葉っぱ、黄色の葉っぱ、紫のフチのある葉っぱも見たことがある。もしかしたら、黒い葉っぱというのも探せばどこかにあるかもしれない…。
それにしても、色の違いは、太陽光の反射で見えるものだという事も不思議だ。
「レモンは黄色」と思っていたが正確には、太陽光の黄色を反射しているだけで、突き詰めれば、本当の色とは言えないのだ。
例えばレモンに赤い色を当て、それを反射したらレモンは、「赤いレモン」として認識することになるのだろうし…う~ん、深い。
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