7月3日の「チコちゃんに叱られる!」の「働き方改革」は、大先生アワー「だって好きなんだもん」。
今回は、脳科学の先生に「見るだけで心に効く絶景」を聞いた。
…前回もよかったが、今回もよかった。
脳科学の先生が教える「見るだけで心に効く絶景」ベスト3
大先生アワー「だって好きなんだもん」は、これまで、番組に出演していただいたすごい先生に、本当に大好きですごいものを紹介してもらう、というもの。
今回は、脳科学者柿木隆介(生理学研究所名葉教授医学博士)先生。
人の心を知り尽くした脳のスペシャリストだ。
(柿木先生には、2018年11月30日放送「なぜ痛いところに手をあてちゃう?」を解説してもらった)
先生が紹介するのは「見るだけで心に効くそんな風景=つまり絶景がある」という。
脳科学者柿木先生が選んだ見るだけで心に効く(効きそうな)前景BEST3とは…
第3位 高知県仁淀川「仁淀ブルー」
「『仁淀ブルー』と僕ら呼んでいるんですけど、この青は最高ですよ」と先生。
高知県 いの町。
仁淀川の上流にある「にこ淵」。
日本屈指の水質を誇る仁淀川。
おすすめは午前11時~午後1時、最も青く見えるそうだ。
この青が心に効く理由
「青いものを見ると心を落ち着かせて幸せにする「セロトニン」が分泌される」そうだ。
スタッフが「空を見るだけでもいい?」と聞くと、先生は「それは違うんだね。青い板を見て心が癒されるか?というと、そんなことはない」という。
実は、高知空港からにこ淵へは車でおよそ2時間かかり、行くのが大変な場所。
さらに最後は、急な階段を降りないとたどり着くことができない。
「それまでも幸せホルモンが抑え込まれているからね。ただきついだけで。だから(着いたら)ドーン!と出るんだよ」と、着くまでの達成感でさらに心が癒されるそうだ。
第2位 心を元気にする絶景「ドウダンツツジ」
「心を元気にする絶景。安国寺、そこのドウダンツツジですね。ここの赤は素晴らしい!」と先生はいう。
兵庫県豊岡市 安国寺。
このお寺のドウダンツツジは、11月に見ごろを迎え、辺り一面、真っ赤に染める。
この赤が心に効く理由
赤い色を見ると「アドレナリン」という物質が出て興奮して、心がワクワクしてくる。
「…僕にとってベストは、中(お寺)から見える赤がすごく好きなんですよ」と先生。
室内から見るドウダンツツジ。
柱に縁どられ、まるで絵画を見ているような光景。
「こういう切り取った景色というのは、その周りにもっともっと豊かな赤い景色が広がってるんだろうなと僕たちは脳の中で想像するんですね。そうするとただ見ているだけよりもはるかに効果が大きくなる」そうだ。
「それって絵画でも同じ効果があるんですか?」とスタッフが先生に聞くと…「知らん!」と言われた。
第1位 最強の絶景 御輿来海岸「砂紋」
「心が落ち着いたり、少し盛り上がったり、いろんなことがたった一日で経験できるんですよ」と先生。
砂紋で有名な熊本県宇土市御輿来海岸。
夕暮れ時に様々な色に変わる。
青⇒赤⇒紫 心に効く理由
気持ちを落ち着かせる青から気持ちを高ぶらせる赤へと変化し紫に。
先生によると紫は直観力を刺激する効果があるとの事。
さらにこの光景が現れるのは「夕暮れ時と干潮が重なる年間で10日ほどのうち晴れた日のみ※今年は7日間」と、様々な条件が奇跡的に重ならないと見ることができない。
先生は「見れるかどうかわからない。見れないことの方が多い、わけです。これでやっと見られた。その時の達成感、この時は幸せホルモンが出まくりますよね」という。
※7月3日「チコちゃんに叱られる!」参考・参照
まとめ
さすが、脳科学の先生。
こういうの…いいなぁ。