米菓の「柿の種」があの形になった理由は分かったが、“なぜピーナッツが入っているのか?”を知りたかった!とピーナッツ嫌いのカミさんが言っていた。
チコちゃんに、そこまで突っ込んで欲しかったなぁ…。
3月14日の「チコちゃんに叱られる!」最後の問題は「柿の種」についてだ。
なんで柿の種はその形(半月型)なの?
チコちゃんに「この中(岡村隆史とゲストの持田香織、山崎弘也)で一番お酒とおつまみが似合う素敵な大人ってだあれ?」と聞かれ「そういう風になりたいなと思っている」岡村が回答者になる。
チコちゃんにあられの「柿の種」の形を描いて、と言われてスケッチブックに描く岡村。
ザキヤマが岡村の画を見て「上手!」と褒める。岡村は「上手っていうか、これしかないというか…」と笑いながら書いたものを見せるとチコちゃんが「なんで?なんで柿の種はその形なの?」と聞く。
岡村は「計算されていると思うんですね…ちょっとつまむというか食べ過ぎない形になっている」と答えると「ボーっと生きてんじゃねーよ」と言われる。
〇チコちゃんの答え
⇒柿の種がこの形なのは社長の奥さんのうっかり~
「柿の種」があの形になってしまったのは偶然だった
詳しく教えてくれるのは、柿の種を生み出した会社の社長上村一重さん。
社長は「そもそも柿の種は、当社の創業者今井與三郎とさき夫人が手作業であられづくりをしている時に奥さまがうっかりとしてしまった結果、偶然あの形になってしまったお菓子」だという。
柿の種は商品名のようだが実はこの形をした米菓の総称。
作り方(工場での作り方がVTRで流れた)
1 餅を半月型にし
2 細かく粒状に切り出す
3 高熱で焼き上げると…
細長い三日月のような独特な形になる。
さき婦人のうっかりが原因でこの形になったとは?
ここでNHK「たぶんこうだったんじゃないか劇場」が始まった。
あられの女房~柿の種 誕生物語~
大正13年新潟県長岡市…
今井與三郎(役:鶴見慎吾)
今井さき(役:石田ひかり)
煎餅を焼いている與三郎は、さきに醤油と刷毛を頼む。「はい」と言ってさきが持ってきたのは…刷毛じゃなくへら。「またやっちゃった」とさき。「まったく…うっかりしてるな、さきは」という與三郎。
長岡市で細々と煎餅を作っていた今井夫妻は、新商品として小判型のあられも販売していた。しかし、新しくもち米で作った小判型のあられは煎餅に比べて、小粒なのに高いという事で最初は全然売れなかった、が、夫妻はあきらめず作り続けた。
そんなある日…
作っても売れない事でため息をつく與三郎に「…そのうち売れるわよ」と励ますさき。
そこへ「ごめん下さい」と声がして、さきは「はーい」」と言って動いた瞬間、持っていた小判型の抜型を落としてしまう。與三郎が「足!」と声をかけたが、さきはその型を踏んでしまった。
さきが、うっかり踏んでしまったことから抜型が小判型から半月型になってしまった。
特注で一つしかない小判型の抜型だったが、與三郎はさきを責めることなく「まぁいいか」と言って半月型になってしまったの筒でそのまま型を取ってあられを作ることにした。
へんてこな形で出来上がったが、味付けも一工夫した。それまであられには使われていなかったスパイスを混ぜ、ピリッと辛い味付けにした。
奥さんの失敗をカバーするために工夫を凝らした不思議な形のあられ。これがハイカラなものが好きな大正時代の人々に喜ばれた。
だが、あられとして売られていたこのお菓子に名前が付いていなかった。
與三郎は、このあられを「柿の種みたいだな」と言われる。
一般的な柿の種は丸めだが、当時新潟県にあった大河津柿(もしくは筆柿)の種は、與三郎の作ったあられによく似ていた。
そこで二人は、このあられの名前を「柿の種」に決める。
この柿の種は名前のインパクトも手伝って売り上げを好調に伸ばしていった…
このVTRを見た社長「…そんなにうっかりうっかりではないと思うんですけども、まぁいいんじゃないでしょうかね」と笑っていた。
3月14日「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋
まとめ
最近でこそ、柿の種オンリーのものが売っているが、以前はピーナッツが入っているのが普通だった。ピーナッツが嫌いなカミさんはいちいちそれを取り、私にくれたものだった。
今回の今井さんが柿の種を作ったエピソードにピーナッツは入っていない。という事はピーナッツはいつから入ったのか?あるいは最初は入っていなかったものに誰かがわざと入れた、という事なのか?その辺が超気になった今回の問題…。いつか取り上げてくれないかな…