9月12日の「チコちゃんに叱られる!」の「目指せ寝正月!働き方コーナー」では、過去に番組に出てもらった先生が「新しい数式を30年ぶりの大発見をした」ということで、その内容が紹介された。
大発見!指ハブが抜けない理由を数式で解明
「チコちゃんに叱られる!」の「目指せ!寝正月!働き方コーナー」は、(これまで番組に出てもらった)すごい先生だからこそ知っている、とっておきのものを紹介してもらうコーナー。
チコちゃんによれば、番組に、ある大先生から大発見をした!と連絡が入ったという。
神の数式
その先生とは…
鉛筆が六角形の理由や卵の形など独自の理論で物の形の謎を解き明かす、大阪経済大学 西山豊 名誉教授。(以前「なぜ鉛筆は六角形が多い?」というテーマの時に解説してくれた先生)。
この教授が新しい数式を30年ぶりの大発見をした、というのだ。
先生自身も「世界的にもざわつきますね」と笑顔だ。
ガリレオ、アインシュタイン、ニュートン…天才たちが様々な現象を数式で表すことに成功し、人類は多くの謎を解明してきた。
彼らが発見した数式は、人知を超えた正に神の数式…そして今日も一人の天才数学者が神、の数式を発見し、ある謎が解明された。
その謎とは…
抜けないおもちゃ「指ハブ」
「指ハブ」とは、沖縄の伝統的なおもちゃのこと。
亜熱帯などに生息するクロツグ、アダンといった植物を使って編まれている。
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このおもちゃ、不思議と(指を入れると)いくら引っぱっても抜けなくなってしまう。
先生は「この指ハブが抜けない理由を数式で解明した。日本では誰も解明していない。…指ハブに興味を持つ数学者はいませんけどね。考えてみてください」という。
なぜ指が抜けない?
まずは指ハブの構造を調べてみることに…
・規則正しくらせん状に編まれている。
・くるくるとコイルのように巻かれている。
・そのおかげで伸縮性が生まれる。
引っ張ると伸びる。伸びたら口の幅(口径)が小さくなる。
縮めると今度は口径が大きくなる。
つまり、指を入れて引っ張ると口径が小さくなって指がぬけなくなるのだ。
今までこの仕組みを数学的に説明できずにいたのだが、人類はまた一つ神の数式を見つけた…。
「指ハブ」を示す神の数式とは
それは
r…指ハブの半径
n…紐を巻いた回数
L…編んでいる紐の長さ
h…全長
指ハブは、全長13㎝、引っ張ると17㎝になるという。
神の数式に当てはめると…
通常なら
r=2×3π分の√21の二乗-13の二乗
r=1.7㎝(半径0.85)
紐は3回回して編んでおり、口径は1.7㎝。
確かに口径が1.7㎝だと指は簡単に抜ける。
引っ張って指が抜けなくなった時
そして引っ張って指が抜けなくなった時、
r=2×3π分の√21の二乗-17の二乗
r=1.3㎝(半径0.65㎝)
この数式が正しければ口径は1.3㎝となる。
実際測ってみると確かに口径1.3㎝だった。
謎は解明された。
「先生大発見じゃないですか」とスタッフが言うと「大発見と言ってくれるのは貴方だけですね」と言いながら結構嬉しそうだ。
ちなみにこの数式、9月発売の数学者たちのバイブルに見事掲載。
以上、西山先生の大発見でした。
※9月12日の「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋
まとめ
その辺にある植物で簡単に編んで、指を入れて引っ張れば締まるという面白さを最初に発見した人は、この「神の法則」が発見されたと聞いたらどう思うだろう…。
きっと「楽しきゃいいんだよ。そんな難しい事わかんないよ!」って笑い飛ばすんじゃないかなぁ…。