人間の鼻の穴は、見た目は2つだが、
実は祖先の名残りで(目がしらにある)涙点も
鼻の穴だったらしい…
3月8日「チコちゃんに叱られる!」の4つ目の質問は「鼻の穴」についてだ。
岡村がチコちゃんに「…この中で一番顔をどアップで映しても素敵な大人ってだあれ?」と聞かれると「大竹さん」という。(優木は女性なので遠慮したか?)
大竹はちょっと驚き「え?俺じゃないよ」というが岡村に「でも、8Kで撮られても全然大丈夫でしょ?」と言われると「いやもう、気になんないからね」と納得する。
鼻の穴が二つあるのはなぜ?
大竹はチコちゃんに、自分の顔をモニターで見て、と言われ「この顔の中で、2つあるものってなあに?」と聞かれる。
大竹は「目と耳と、眉毛…鼻の穴」と答えるとチコちゃん「何で鼻の穴は二つあるの?」と聞く。
大竹は「二つの方が美しいから」と答えると「それっぽく言ってんじゃねーよ!」(また別バージョン!)と言われてしまう。
すると優木が「…二つあるものは『利き』があるから、利き鼻…」というとチコちゃんに「どっちが利き鼻?」と聞かれ「…右が利き鼻かなって…」と答えると、大竹が笑いながら「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんの代わりにいう。
◯チコちゃんの答え
⇒鼻の穴が二つあるのは、素敵な恋人を見つけるため
答えを聞いた岡村「どういう事?…もっと、もっと…すんごい昔からの…昔からのヤツや!」という。
一番頼りにしていた感覚は「嗅覚」
大学で解剖学を教える教授によれば…
「大昔、私たちの祖先が一番頼りにしていた感覚というのが『嗅覚』、つまり鼻なんです」という。
太古の昔、人類の祖先は視覚がまだあまり発達しておらず、生きるために必要な食べ物や獲物探しを嗅覚に頼っていた。最も重要な子孫を残すことについても、嗅覚に頼って相手を探していた。
その証拠に、今でも動物たちは体臭(フェロモン)を放って異性を惹きつけている。
そんな重要な匂いの場所を特定するために、人の鼻の穴は左右に一つずつ合計二つ備わっている。
鼻の穴が二つある事で
鼻の穴が二つある事で、それぞれの穴から入ってくる匂いの濃さの違いが判る。(その違いからより匂いの濃い方に匂いの元があると方向を特定できる)
こうして我々は二つの鼻の穴で素敵な恋の相手と出会うことができ、ひいては人類が栄える事にもつながったともいえる。
「生物は鼻の穴が2個あるおかげで発展してきたんですね」とスタッフが言うと、先生は「2つだと思うでしょ?鼻の穴が…実は、私たちの祖先の段階では鼻の穴が4つあった時期もある」というのだった。
鼻の穴が4つ?
「鼻の穴が4つある動物が皆さんの周りに生きている」という先生。
それが、魚類。遥か昔、生命は海から誕生した。その頃から大きく姿が変わらない魚類には今でも鼻が4つあるという。
魚は泳ぐ時に、水の中に漂っている物質を匂いとして嗅ぐ。鼻の穴が4つというのは前の穴と後ろの穴があってそれぞれ「水が入ってくる穴」と「出ていく穴」になっている。
鼻の穴を入り口と出口に分けたことで水の流れに乗って効率よく匂いを嗅げるようになった、それが左右にあるので4つ。
人間にもある!
魚の時代4つあった鼻の穴の名残が、実は私たちの顔にも残っている。水が入ってくる穴というのが、現在の私たちの鼻の穴、抜けて出ていく穴というのが、実は目頭(涙点)に残っている。
◯涙点
目に溜まった涙を逃がす穴。
魚だった名残で今でも、鼻の穴とつながっている。よく泣くと鼻水も一緒に出てくるが、目に溜まった涙が、涙点を通って鼻から出ているのだ。
鼻はどのようにできるのか
先生は「人間の鼻がいかに重要だったかというのは人の顔の発生を見てもよくわかる」という。
番組では、受精卵の段階から鼻がどのように作られていくのかを、人体をキャンバスにする新進気鋭のアーティスト、チョーヒカルさんに協力してもらいわかりやすく解説してもらった。
まずは、4週目の受精卵の顔にあたる部分…を顔の上に書いてもらうのだが…
◯受精から4週目の顔
…上の部分が少し膨らんださなぎのような形をしている。
真ん中に口が大きく空いている。顔の横に目が小さく付いている。
口の上に2つのくぼみがありそれが鼻になる。
「顔に占める鼻の割合がかなり大きい…匂いを重視していた頃のなごりかもしれない」と先生が言う。
◯受精から5週目の顔
…ほぼ鼻の穴が出来上がっている。目が顔の端にある。
(他の感覚器官よりも)鼻の発達が早いのがわかる。
◯受精から8週目の顔
…かなり人らしくなってきた。
鼻の穴が真ん中に位置している。
40週目で、ついに誕生…。
ちなみにキャンバス役を務めてくれたのは、キンタロー。だった。
※3月8日放送「チコちゃんに叱られる!」参考・参照
まとめ
チョーヒカルさんには、申し訳ないがキンタローに描いた作品はあまり気持ちがいい絵ではなかった。が、彼女のこれまでの作品は結構すごい。
受精卵の段階から鼻がどのように作られていくのかの撮影時間は6時間20分だったらしい。
キンタロー。は撮影が終わった途端ケープやタオルを振り回し「すごく長かったんだけど」とチョーを「よくも!」とにらんだ。「私のせいですか?」とチョー。
「長いわ!!しかも全然顔映ってないし、私でなくてもよかったんじゃないの?これ」」とキンタロー。。チョーは「凹凸の無い方が、書きやすい」と言うと「やかましいわ!」とキンタロー。
VTR が終わったあと、チコちゃんが「お判りいただけた?」と優木に振る。
すると優木は「好きな人の臭いって大事。ちょっと臭いくらいの…でも好きな臭い匂いっていうのがあって…主人のTシャツをクンクン嗅ぐのすごい好き」というと大竹に「カミングアウトしなくてもいい事してる」と言われる。
好きな女性は多いの?という事でアシスタントの愛ちゃんにも聞くが「全くないです!匂いとか嗅がない」とあっさり否定。
大竹は「俺、結構どんな匂いでも好きだもん」という。
最終的に優木はチコちゃんに「鯖寿司ぐらいの匂いがすきなのね」と言われる。
優木はチコちゃんに勧められ岡村の臭いも嗅いでみる。
「私、好きな匂い!」という。
すると岡村「それイコールさぁ、サバ臭みたいなさぁ、バッテラ臭…」と悲しそうに言う。