上司からの電話でうろうろしがち…
自分では意識していなくても、気が付いたらうろうろしていた、という事は確かによくあるかもしれない。
10月18日のチコちゃんに叱られる!はNHKの朝ドラ「スカーレット」より戸田恵梨香・北村一輝がゲスト出演。
「この中で、いろんな人から電話がかかってくる素敵な大人ってだあれ?」と聞かれ、岡村が北村に「行きますか?」と聞く。北村は「いや俺、ホンマにかかってこないですよ…待ってるんですけどね」と苦笑い。
チコちゃんにサラリーマンが偉い人から携帯に電話がかかってくる設定で演技をしろと言われた北村。チコちゃんが取引先の社長?となって会話するというシチュエーション。そこで自分の面白エピソードを暴露されタジタジしながらも、北村はなんとか演技をする。
なんで電話をしながらうろうろするの?
チコちゃんが「(北村は、うろうろしなかったが)なんで電話をしながらうろうろするの?」と北村に聞く。
北村は「あれは…考えながら物を言うから…ちゃんと答えられるように」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。
岡村は「電話っていうのは人が見えていない。遠くの人としゃべる、となった時、勝手に脳がその人のところに近づいていって…面と向かってしゃべりたいという脳の働きセラトニン(セロトニン)が発生しまして、その人の方に近づいて行ってしまう体の働き」と答えるが、やっぱり叱られた。
〇チコちゃんの答え
⇒電話をしながらうろうろするのはいつでも逃げられるようにするため
人間はもともとじっとしていられない動物
詳しく教えてくれるのは3度目の登場、生理学研究所の柿木隆介名誉教授。
先生は「電話をしながらうろうろするのは、もともと人間がじっとしていられない動物だから」という。
そこで、どれほどの人が電話をしながらうろうろするのか、チコちゃんスタッフが在籍している番組制作会社にカメラを設置して検証した。
するとさっそく、うろうろする人が…
相手が偉い人なのか、何度もお辞儀をして落ち着かない。
次にチコちゃんの番組ディレクターも電話中。
(撮影は伝えていない)真剣な顔つきでうろうろしていた。
さらに、この番組のプロデューサーもうろうろしていた。
なぜ、うろうろするのか
先生は「対話と違って電話をしている時は情報量が圧倒的に少ない。脳が異様な緊張状態になってしまって、じっとしていられなくてうろうろする」という。
相手と面と向かって離す場合、相手の表情やしぐさなど多くの情報を目から得ている。
しかし電話の場合は声だけなので、得られる情報は極端に少なくなる。
そのため「相手の機嫌はどうだろう?」「失礼のない言葉遣いで」など、色々な考えが頭をよぎり脳が緊張状態に陥ってしまう⇒脳が緊張すると身体に動きなさいという司令を出す⇒うろうろしてしまう。
なぜ脳は「体を動かしなさい」と指令を出すのか
先生は「大昔の狩猟生活の名残りだと思う」という。
私たち人間は、大昔、食糧を求めて移動しながら生活をしていた。
それはいつ敵に襲われるかわからない危険と隣り合わせの生活。
身の危険を感じたらすぐに動いて逃げる必要があり、人間の脳は常に緊張の状態(落雷落石トラ大雨敵)に保たれていた。
この名残りから脳は緊張すると自然と体が動いてうろうろしてしまうと考えられる。
「特にうろうろする電話ってあるんですか?」とスタッフが聞くと先生は「やっぱり上司からの電話ですよね。
もし急に目上の人から電話がかかってきてしまうとうろうろしやすい」と答えた。
上司から電話でうろうろするのか?
そこで…
若手スタッフは、上司の番組プロデュ―サーから、電話がかかってきたらうろうろするか?検証した。
男性スタッフの場合
誰もいない会議室に男性スタッフを呼び出した。
ここで上司から電話がくる。
さっそくうろうろし始める。
その後、誰もいない会議室を縦横無尽に動き続けた。
女性スタッフの場合
女性スタッフは、上司から電話が来ても、椅子に座ったままリラックスしていた。
〇結果=同じ上司からの電話なのに男性と女性で全く違った反応だった。
その理由は…
男性の方が
・一般的にストレスに弱い。
・上司のような目上の人に対する忖度が強い。
・心配性、そのくせ出世欲もあるし、見栄っ張り。
…なのでよけいに緊張してしまう。
だから動く。
いわゆる男は小心者。※先生個人の見解。
※10月18日「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照
まとめ
この問題の冒頭、サラリーマン(北村)の携帯にチコチコ商事の木村(チコちゃん)から電話がかかってきた、というシチュエーションでの演技。
そこで自分(北村)の面白エピソードをチコちゃんに暴露される。
・海賊になりたくて商船学校に入学。だが海賊になれないことに気付いて、退学した
・インド人に間違われた
…笑えた。
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