高度成長期の父親たちが一生懸命働いている時、奥さんと子供たち2人は、おやつでプリンを食べていた…だから3個パック。
おいおい、4個セットにして疲れて帰ってきた父親に「お疲れ様でしたどうぞ!」と言って出すという考えにはならなかったのか?と言いたい!
しかも「大人の男性が食べるものというイメージがあまりなかった」とはいっても、本当は食べたかったお父さん、結構いただろうな…。
くしくも明日は父の日…お父さんをいたわろう。
6月14日 二つ目の質問は「プリン」について。
プリンが3個セットで売られている理由でわかった高度成長期の父親像…ちょっと悲しい。
なぜプリンは3個で売っている?
「スーパーで買い物をする姿がステキな大人ってだあれ?」という事で岡村が指名したのは、たまに買いものにいく、というフジモン(藤本敏史)。
「(スーパーで)奥さん(木下優樹菜)に頼まれた夕飯の食材とか、野菜とかお肉とか…(チコちゃんに聞かれ)プリンも買ったことがある」と答えると…
「プリンは何個で売ってた?」と聞かれ「3つ、3個パック」と答えると「なんでプリンは3個で売ってるの?」と聞かれる。
「それは…パパ、ママ、子供…でちょうど3つ」と答える。兄弟はいないんだ?と聞かれ、悩む。
岡村は「日本の冷蔵庫に合わせたのがちょうど3つだった」というが…「天然素材たち(昔岡村やフジモンが一緒にやってたグループ名)、ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。
◯チコちゃんの答え
⇒プリンが3個で売っているのは、お父さんが食べないから
その答えを聞いたフジモン「いや、食べるよ。結構食べるよ。3個のうち2個食べたりするからね」という。
背景には高度成長期時代とレディ・トゥ・イートが…
詳しく教えてくれるのは、商品の価格や消費者心理に詳しい学習院大学の上田隆穂教授。
先生は「…1個で売るカッププリンが誕生したのは『レディ・トゥ・イート』と言ってすぐ食べられるものが好まれた時代だった」という。
1970年代、高度成長期時代、会社員たちはモーレツに働きモーレツ社員と呼ばれる仕事人間が多くいた。
父親が遅くまで働いて、なかなか帰ってこなくて一緒に過ごす時間は少なく、食事をゆっくり食べる時間が無かった。
やがて、これまでになかった手間をかけずに食べられる大手ファストフード店が日本に上陸、カップめんが発売されるなど、食の環境が大きく変化していた。
1971年、日本初のカッププリンが誕生。
それまでは、プリンも家庭で手作りされていた。が世の中すぐに食べられる時代になり、その経緯でカッププリンも開発され、1971年、日本初のカッププリンが誕生した。
なぜ3個なのか
当時の家族構成が、夫婦2人、子供2人、4人家族が一般的だった。昼間はお父さんが働いていて家にはいない。おやつの時間には、お母さんと子供2人の3人で食べたから3個パック(1976年頃から)になった。
さらに当時は、子供のおやつで大人の男性が食べるものというイメージがあまりなかった。父親を除く3人分として定着。時代が変わった今でも3個入りが続いている。(小さい頃からプリンは3個売りと刷り込まれている、らしい)
プリン以外にもセット売りされている商品の場合
ちなみに…プリン以外にもセット売りされている商品がある。それぞれのセット個数と理由は以下の通り。
◯ヨーグルト…4個売りが多い。これは朝食で食べるものなのでお父さんの分もある。
◯納豆…3個。正味期限の問題があって4個5個にすると、単身者の場合、賞味期限までに食べきれないので、食べきれる3個になった。
◯ウインナー…2袋。小分けに食べた方が鮮度が保てる。お買い得感が出る。
◯焼きそば…3人前。一般家庭の平均的なフライパンのサイズがちょうど焼きそばが3つ入る大きさだから。
まとめ
杉咲花が「もずくも3個パック」といっていたが、チコちゃんはVTRが終わっても「2個だ」と言う。
だが、杉咲は「いや、3つです!」と譲らない。チコちゃんは「絶対2つ、そして意味はない!」と言い切る。
どっちが多いかで勝負をしましょう!といって、ここは終わったが、実際スタッフが調べたら…
2個セット…3社:3個セット…10社
※4個1社、1個1社
で圧倒的に3個セットが多いという結果になりチコちゃんの負けとなった。
チコちゃんが間違う事もあるんだ(笑)。
※以上6月14日放送「チコちゃんに叱られる!」参照・参考
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