高いところで体がムズムズするのは「高所恐怖症」だからかな?と思っていた。
でも実は、脳から出る(生きるための)二つの指令のせめぎあいの結果だという。
なるほど…今回も体の不思議に驚いた。
今回の「チコちゃんに叱られる」のゲストは…
チコちゃんに「世界的大女優のサリナ・スズキ」と紹介された鈴木紗理奈。
※2017年「奇跡のハガキ」でマドリード国際映画祭最優秀賞外国映画主演女優賞獲得
と、「中途半端、一重メガネ」と紹介されたカンニング竹山。
「進化途中!」と岡村にも言われる。これは「一重まぶたは二重まぶたの進化したもの説」を番組で紹介した時、ゲストだった竹山の目が微妙な二重でチコちゃんに「進化の途中!」と言われたことがあったからだ。
https://www.takumi-inv.com/hitoe-sinaka
竹山は、あの番組の後、会う人会う人に「ちょっとまぶたみせて」と言われるらしい。
高いところに行くと身体がムズムズするのはなぜ?
チコちゃんが「この中(岡村・鈴木紗理奈・カンニング竹山)で強そうに見えて怖がりな大人ってだあれ?」と聞く。すると岡村と鈴木の目は、竹山に向かう。
チコちゃんは「強そうね。…竹山はさ、よく切れるけど、あれは芸としてさ、…」と言うと竹山は「言わなくていいの、本当に切れている時もあるから」と言う。
チコちゃんが「本当はさ、怖がりなの?…例えば何が怖い?」と聞かれ、竹山は「ジェットコースターとか、あと高いとこも苦手だから」と答える
竹村のバンジーエピソード
「高いとこダメなの?」とチコちゃんが聞くと「バンジージャンプとか絶対NGだから。群馬県でデレクターと大喧嘩したことがある。急に『実は竹山さん、飛ぶんです』みたいなこと言い出したから、『ふざけんじゃね~こんにゃろ~』…となって。結局、バンジーできないけど間を取って崖を滑るという事になりました。」と答え、スタジオは爆笑。
「高い場所だと体はどんな感じになるの?」と言う質問に「なんかね、いつもこの辺が(股間を中心に円を描くように)こう、あれなんて表現するんですかね…(ざわっと)(うわっと)(うぅぅ~)(ゾワ…ゾワ…って)」といろんな表現をする竹山。
「なんで、高い場所で体がゾワゾワするの?」とチコちゃん。
竹山は「いやぁ、だから…」と半笑いし「足が地面についてないから安定がないんじゃないですか?」と答えるが「それで?」と突っ込まれる。
「視覚的な問題じゃないの?」と岡村。「下との距離がだいぶあるから?」と竹村。「…どういう作用でそうなるの?つってんの!」とチコちゃん。
竹村は「作用…三半規管とかそういうことですかね」と言うが、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。
「なんか適当に漢字四文字ならべちゃってさぁ、三半規管ときたわさ~」とチコちゃん。「はずかし~」と竹山。
すると「何やこの5歳、なまいきやな~」と鈴木が小さい声で言う。岡村がチコちゃんにそのことを告げ口すると、チコちゃんは「聞こえてる聞こえてる」と答える。
番組では、日本一怖いというムズムズポイントという事で…
茨城にある「竜神大吊橋」(日本一高いバンジージャンプができる。約100m、ビル30階相当)で、スタッフがバンジージャンプをした。こっちも体感?できるようにと頭にカメラを付けての画を流した。たしかに、見ているこっちもちょっと怖かった。
○チコちゃんの答え
⇒トイレに行く波、行かない波が同時に押し寄せるから
「どういうこと?おしっことの関係性?」と岡村が聞く。
脳の2つの指令のせめぎあい
恐怖と体の反応に詳しい大学教授によると…
「高所に対する恐怖に反応して体が無意識的にをコントロールしている所がせめぎあってる可能性と言う感じですね」と言う。
ムズムズは高所での2つの「肛門括約筋」の反応の結果
人が高いところに上ると脳から同時に2つの指令が出る
この2つの指令がせめぎあってムズムズするらしい。
○1つ目の指令「危険なので逃げろ!」
逃げるためには、筋肉などに力を集中させる必要がある。この時身体は、あまり必要ではないトイレなどの活動をおさえようとする。
⇒なので肛門が、きゅっと閉まる(肛門括約筋を締める)。
しかし、高いところでは、もう一つの指令が…
○2つ目の指令「危険なので動くな!」
高いところにいる場合、その場でじっとするという「すくみ反応」の方が生存する可能性が高くなる。なのでそういった反応が強く出てしまう。
⇒動くなという指令は、にげろの逆で、筋肉などの力が抜けるよう作用する。
肛門括約筋の力も抜けて(肛門括約筋が開くので)トイレに行きたくなる。
結論:この2つ指令のせめぎあいが、トイレに行くか行かないか戦っているのがムズムズ感の正体。
高所の作業員にはムズムズ感がないらしい
高所と言えば、明石海峡。番組では、明石海峡の約300メートルの高さの映像を流した。
だが、ここの作業員は、ここにいてもムズムズ感は…ないらしい。さらに、スカイツリーのガラス清掃員にも、このムズムズ感はないらしい。
何故ムズムズ感がない?
教授は「トイレをする状況ではないという判断のもと締まっているのかもしれない」と言う。
ムズムズ感とは、高い場所で「逃げろ」という指令によってトイレに行かない感覚と、「動くな」と言う指令によってトイレに行きたいという感覚がせめぎあっている状態。
しかし高い場所に慣れている作業員は、集中するとトイレも行きたくならない。
⇒高いところに慣れると動くなと言う指令が弱まってトイレに行きたいと感じなくなる。
しかし、これはあくまでも高いところに慣れている人の話で、ムズムズするのは当然らしい。ガラス清掃員によれば「ワイヤーがあるから安心だが、脚立の方が怖い」そうだ。
ただ、この事に関しては、まだ解明さえれていない部分が多くあるそうだ。
10月5日「チコちゃんに叱られる」参照・参考
まとめ
一つのシチュエーションに対し、脳が相反する二つの指令を出すという。その正体が、あの何とも言えないムズムズなんだという事がわかり、すっと納得がいった。
他の質問
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