国立天文台のほしぞら情報2018によれば、
2018年最大のスーパームーンは
1月2日の朝、西の空にある満月だという。
満月には不思議な力があるので「満月を見ながら願い事をする」と言う話もチラホラ。今回のスーパームーンが現れるのは新年2日目の朝だ。月と朝日に同時に願い事すれば…なんとかなる?
スーパームーンとは
満月は1年の間に12回~13回(ほぼ月に1回は)ある。
満月時の「地球から月までの距離」は、最短およそ35万6千キロメートル~最長40万6千キロと5万キロの違いがあるそうだ。(これは月の軌道が楕円形なことや太陽や地球の重力の影響で、毎回この距離が異なる)。
そのため地球から見える月の大きさ(直径)の違いの最大値と最小値の差は14%、面積が約30%大きく、明るさも30%違うそうだ。
スーパームーンは、この最大値「月が一番大きく見える位置に月(満月)がある時(ほぼ1年に一度)」のことを指す。
2018年最大の満月(スーパームーン)
1月2日、6時49分に一番近くなり、11時24分に満月になり地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)は35万7千キロになる。
2018年「最も大きな満月」…1月2日
・近地点通過…6時49分
・満月…11時24分
・満月時地心距離…約35万7千キロ
・満月時視直径…33分30秒角
2018年「最も小さな満月」…7月28日
・遠地点通過…7月27日14時44分
・満月…5時20分
・満月時地心距離…約40万6千キロ
・満月時視直径…29分25秒角
スーパームーンを見る方法
すでにお解りと思うが、この日のスーパームーンは夜空に輝く満月ではなく、朝方に見られる白い満月となる。
1月2日、朝、日の出前、西の空を見る。
天気が良ければ「ほぼ満月(ほぼスーパームーン)」が沈んでいくところを見ることができるはずだ。
さらにその17分~24分後、真逆(東)に目を向ければ、新年2日目の朝日も拝めるはずだ。
那覇…月の入り:7時00分 日の出:7時17分
札幌…月の入り:6時42分 日の出:7時06分
※近地点通過は6時49分、南ほど月の入り前に「近い月」を見ることができる、ことになる。
エクストリーム・スーパームーン
例えば、1月2日のスーパームーンの場合、近地点通過が6時49分で満月になるのが11時24分。4時間半の時間差がある。が、数年に一度、近地点通過から前後1時間以内に満月または新月を迎えることがあり、その時の月は「エクストリーム・スーパームーン」と呼ばれるらしい。
物理的には「かなり地球に近づく」という事なのだろうが、具体的な距離数が書いてあるデータを見つけることができなかった。(約30万キロまで近づく、という記事を見つけたが…よくわからない)前回は2014年だったらしいが、次のエクストリーム・スーパームーンは2034年と言う話もあるが、これもまた定かではない。
ま、こういう話は、嫌いではないので、見つけ次第記事を書くつもりではある。