損失余命―。
例えばタバコの成分には
発がん物質が入っていると
言われている。
そのリスクを寿命に換算すると
タバコ1本につき12分縮むらしい。
損失余命とは
環境学の世界で、身体に害を及ぼすものによって、縮まる寿命を計算した平均値のことだ。
摂取するものはもちろん、極端に言えば怪我や騒音、幼児虐待なども損失余命の計算ができるようだ。。
身体に害を及ぼすものの代表と言えば、すぐ思いつくのはタバコだが、ネット上には他にも思いがけないものの数値も出ている。
コーヒーは1杯、20秒
つい最近、1日2、3杯程度なら死亡リスクが減る、と聞いたばかりのコーヒーも損失余命は1杯20秒なのだそうだ。
コーヒーのリスクは、やはり、カフェイン。
以前、カフェインのとりすぎで死亡した男性がいたという報道もあったようだ。
ウインナーは1本、25秒
「加工肉に発がん性」があるということらしい。
そのほか、ロースハム19秒、フランクフルト1分14秒。
ひじきの煮物小鉢58分
ひじきのリスクは「無塩ヒ素」
無塩ヒ素は、ひじきだけではなく海藻類にはいっているものらしいが…
意外と数値が高いのでびっくりする。
ちなみにヒ素は水に溶けやすいので、戻し汁は必ず捨てたほうがいいらしい。
白米、1杯39秒
これも無縁ヒ素。
稲が成長する段階で、土の中のヒ素を吸収している、ということらしい。
ここまできて、思うのはもしかしたら、ここにあげていない食材全てに、リスクは分子レベルで存在するのだろう、ということだ。
ひじきのメリットは、リスクを上回っている?
例えば、一番意外なひじきは、栄養価の面でかなりのメリットがあるのだ。
食物繊維、ヨウ素など、美容や健康には欠かせない成分が多く含まれている。
ひじきの場合、寿命をちょっと短くするけど、もっと長生きできる要素もあるのだ。
だから、損失余命を聞いたところで、じゃあ食べないぞ、ということにはならないだろう。
損失余命は、あくまでも、リスクの観点からしかみていないから、こういう結果になる。
ただ、寿命が縮むと聞くと「え?」と思ってしまうのは事実だ。