カンバル王国の王ログサムは山の王の扉が開いたと告げる…このシーンから精霊の守り人最終章がいよいよ幕をあけた。
オープニング映像のバルサが、今までの印象とだいぶ違っていて驚いた。ホコリまみれだった彼女が鮮やかな赤い衣装に身包み、舞うように短槍を操る…素敵だ。
精霊の守り人~最終章 第1回「バルサ 故郷へ」のあらすじ
精霊の守り人は、すでに2つのストーリーを終えている。
今回の最終章は、この長い物語を完結に導くものだ。
新ヨゴ国の皇太子チャグムは、カンバル王国と同盟を結ぶため用心棒の短槍使いのバルサと共にカンバル王国の国境にいた。
カンバル王国に近づいたものの会えるかわからない。それを聞いたバルサは「王の槍」になら会えるかもしれない、と言った。
カンバルでは、最強の武人達は王の槍と呼ばれ王の力となっている。バルサは、その中でも最強と呼ばれた王の槍「ジグロ」に育てられたのだ。
バルサの回想
ジグロは、バルサを守るためガンバルを捨てた…
このことは第2回で分る⇒精霊の守り人最終章第2回…ジゴロがバルサを連れてカンバルを離れた理由がわかった
そこからバルサの回想が始まる…
ジグロが亡くなる2年前のこと、一人の武人が現れジグロと戦っていた時のこと。
それまで、追手の8人の王の槍(かつての友)と戦って殺してきた。
だが、ジグロは、その男とは決着を付けなかった。それを見ていたバルサは、王の槍8人を殺したはずなのになぜまた戦うのか、戦いは終わったんじゃなかったのか?と問う。
するとジグロは「王の槍は9人、他の氏族から一人ずつ選ばれる。今まで殺してきた8人は他の氏族の者たちだ」と答えた。そしてあの武人は、カグロと言い、自分の兄だと、答えた。それを聞いたバルサは、カンバル王の卑劣さに憤る。
ジグロとカグロは、それからくる日もくる日も無言で槍を交わしていたが、ある日、いつものように戦っていた二人の動きが、突然、舞を舞うような動きに変わった。
…やがて二人の動きが止むとジグロは「兄上はもう立派な王の槍です。これ持っていって下さい、カンバル王に私を殺したと告げて下さい」言ってと王の槍である証「金の輪」をカグロに渡した。
バルサは、今は王の槍であろうカグロに会いにいこうとしてたのだ。
カグロとバルサ 再開
カンバルの国境の砦でバルサ達は警備兵に止められる。とりあえず、その場は何もなく通されたのだが、その後チャグムの命を狙ったタルシュ王国?の追手をバルサが一掃した現場に警備兵カームがやってくる。
カグロに会いたいと言うバルサの言葉にカームは驚いたものの「会わせてやる、私はその息子だ」と言う。
父カグロはカームに「バルサを知らない」と言ったが、バルサを会わせると「二人で話す」と言った。カームは怪訝な様子。
バルサと二人になると「ジグロは、どうしている?」と聞くカグロ。
バルサは、ジグロは病気で2年前に死んだ、と言い「最後にあなたに槍を教えられたことを喜んでいた」と答える。
バルサに、詳しいことを知っているか?と聞かれたカグロは「ジグロは王の槍でありながら王を裏切ったということしか知らない」と答える。
何しに来たか尋ねられたバルサは、カグロに「カンバル王に取り次いでくれ」と頼むのだった。
(その頃、新ヨゴ国にいたバルサの友人タンダは、弟の代わりに戦場に行ってくれないか、と兄に頼まれていた。)
バルサとカーム
バルサとチャグムは「王の谷」で王との面会を、待たされたままだった。
王に会いに行くというカグロ。何か秘密がありそうで何も言わない父にカームは苛立っていた。そして(バルサに)「直接聞く」と言うとカグロに「バルサは、ジグロに槍を教わっている。お前の敵う相手ではない、手を出すな」と、釘を刺される。
それでも面白くないカームは、(父がいなくなってから)バルサとチャグムのいる部屋に行く。そして「ジグロは叔父ではない、一族の恥だ」と言い放つ。そしてジグロがいなくなってからこれまでの一族の苦労を語りだすのだった。そしてバルサに「弟を殺してくれた父を誇りに思う、その名を父に出すとは、恥を知れ」と言う。
それを聞いたバルサは、(頭にきて…たぶん)「あんたの父上は、ジグロを討ち果たせなかった。ジグロの相手ではなかった。兄を哀れんで槍を教え、殺されたふりをした。ジグロが王の槍にしてやったのだ」と暴露してしまう。
そこで二人は戦うのだが、バルサは、怒りに任せて息子を(簡単に)やり込めてしまう。そしてその場からチャグムとともに逃げ出すのだった。
最終章はエピソード0(ゼロ)
これまでのストーリー「シーズン1」「シーズン2(悲しき破壊神)」を見ていない人には、イマイチわからない所も多いと思うが、そもそもこの最終章が、この物語の全ての始まり(エピソード0)とも言える。バルサが生まれたカンバル王国とは、いったいどんな国なのか。さらにチャグムは新ヨゴ国を救えるのか、というのも今後の見どころになるだろう。
「シーズン1」の最後では、新ヨゴ国で帝の儀式の最中にバルサの投げたナイフは客人として来ていたカンバル王のログサムの頬をかすめたようだが、その後はどうなったのか?(バルサは以前から父の仇としてログサムを殺したいと思っていた)
※シーズン2で、新ヨゴ国は、そのことでカンバル王国に対し多少の負い目があるらしいことを帝が言っていたような気はするが…
「シーズン2」の最後では、チャグムが敵に襲われ絶体絶命の時、危機一髪で助けに来たバルサ(…木から飛び降りる綾瀬はるかの背中、これが最高にカッコよかった)。これから二人はどうやって、新ヨゴ国を救うのか…
これらを含め、多少の疑問がそのままだったが、たぶん、この最終章ではっきり理解できるようになるはずだ。
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