昨年、5月にシャープから発売された、ロボット型モバイル携帯「ロボホン」は、進化している。ついこの間、Wi-Fi専用モデルが発売になったばかりだが、今度は手話を理解して通訳してくれる専用アプリが開発されたらしい。
ロボホンの手話通訳機能
このブログでも何度かロボホンの記事は紹介したが
⇒ロボット型モバイル携帯ロボホン 5月26日発売!シャープの逆襲?
そのロボホンがまた賢くなりそうだ。
それは「手話通訳機能」。
NTTデータ、シャープ、NTTデータSBCが共同で新規に開発しようとしている機能だ。
ロボホンに手話で話しかけると、その意味を背面の液晶画面やスマホなどの外部デバイスに、チャットのように表示するという優れもの。
それを可能にしたのが、AIの「ディープラーニング」という技術だ。簡単にいうと、十分なデータがあれば、人間の力なしに機械が自動的にその特徴を抽出してくれるというもの。これを応用し、様々な手話の形態を認識・解析し、それを文字として出力するのだ。
勿論、逆もありで、ロボホンに声で話しかければ音声が文字化され、背面の液晶やスマホの画面に表示される。
つまり、ロボホンさえあれば、聾唖者と健常者が通訳無しで会話できるという事も夢ではない、ということだ。
いまの所は未だ、手話を初めて習う方の練習用や単語を理解するというレベルだが、1日も早い実用化を目指すそうだ。
ロボホンWi-Fi専用モデルは以前より安くなった
手話通訳機能開発の一報に先立ち、2017年10月6日には、ロボホンのWi-Fi専用モデルが発売された。
発売当初のロボホンの価格は約21万円だった。
本家のシャープでさえ
「ロボホンは可愛いけど、お値段が可愛くないのは否定しません」とツィートしていたほど。
それが今回のWi-Fi専用モデルでは14万円弱。3G・LTEモデルより6万円ほど安くなっている。
だからツィートも
「可愛いロボホンが、Wi-Fi専用モデルとなって、お値段も少し可愛くなりました」となった。
だが、このWi-Fi専用モデルは通話が出来ない。
しかし他は、現行モデルの特徴(二足歩行・カメラ機能・プロジェクター・歌やダンス等)は全て受け継いでいる。
なので
「ただしWi-Fi専用ロボホンは電話機能がないのでロボホンのホンがなくなります。つまりロボ」とつぶやいている。
なかなか洒落たツィートだ。
やるな~シャープ!
シャープの神対応と有言実行に期待!
以前、ロボホンの顔認識機能を利用して、「すれ違った知人を認識して呼びかけることが出来るので、視覚障害者に重宝されている。」との勘違いの情報が独り歩きしたことがあった。
シャープは「現状のロボホンではそのようなことは出来ません」と断った上で、「しかしこのような機能には大きな意義を感じます」と、新規アプリとして対応を行うことを約束するという神対応を見せた。
そして、「ロボホンがハンディキャップある方たちのお役にたてるような取り組みにできるだけ注力してゆきたい。」とのツィートもしていた。
まさに有言実行となる「手話認識機能搭載ロボホン」!その登場を楽しみに待ちたい。