パイロットが乗務中に取った富士山の写真を撮り彼女に送った。
普通の人が、絶対撮れないベストポジション。
かなりいい写真が取れたのではないだろうか。
それを彼女に送りたくなる気持ち分からないではないが…
やっぱり、マズいだろう。
全日空のパイロットが乗務中に富士山撮影
去年11月、「ネットに、飛行機の操縦室から撮影したと思われる画像が公開されている」
と全日空に情報提供があったらしい。
調べてみると、全日空のパイロットが乗務中に景色をスマホで撮影したものとわかった。
しかも、その写真を出会い系サイトで知り合った女性に送信していたらしい。
マズい理由、いろいろ
先ごろ市営地下鉄の車掌が、スマホを操作している所を乗客に見つかり、問題になっていた。
が、それは空の上でも同じだ。
彼女に写真を送ったのは、全日空のパイロット、50代の男性。
既婚者かどうかは定かではないが…管理職だという。
去年3月~5月ごろにかけて、乗務中に操縦室から外の風景などをスマートフォンで撮影した。
全日空は、
・乗務中、私用で写真撮影は禁止
・第3者に提供も禁止
何人もの人を乗せて空を飛んでいるのだから、禁止は当然だろう。
さらにこのパイロットが彼女に送った写真の中には、景色の他にコックピット内や社員証も写っていたらしい。
コックピット内は、特に保安上の理由から撮影禁止というのが通例、と聞いている。
コックピット内の写真をテロ犯などが見て事件を起こす時の参考にする可能性などもあるからだ。
全日空は、昨年12月、このパイロットを懲戒処分した。
懲戒処分と言えば、譴責、訓告、戒告、減給、出勤停止、自宅謹慎、休職、降格、諭旨解雇、懲戒解雇…とある。
が、どの処分を受けたかは、分からない。
現在は、深く反省して、業務に戻っているらしい。
まとめ
いい写真が取れて、いい気になって、何気なしにネットで知り合った女性に送った写真。
貰った女性は、何も考えず、いい写真と思って、ネット上にアップした、というところだろうか?