なめくじって食べられるの?
このニュースを聞いて調べてみたら「カナダなどで食用にしている」とか、あのムツゴロウさんが、なめくじを食べた動画とか、見つけた…マジで…食ってた、と言うか飲み込んでた…w( ̄Д ̄;)w
だが、ナメクジをなめてはいけない。
男性は友達とのパーティ中にふざけてなめくじを食べたため、寄生虫によって重度の病気になり8年後の先日、息を引き取ったそうだ。
不運!ナメクジをふざけて食べた結果…
このニュースによれば…
パーティでふざけて食べた
オーストリアに住む将来を嘱望されていたラガーマン、当時19歳の男性「サム」は友人たちと自宅でパーティをしていた。その時ナメクジが現れたという。
彼の友人達がいる中、サムがそのナメクジを食べてしまった。
その後、サムの足に痛みが出る。病院に行くと「広東住血線虫症」だと診断された。
広東住血線虫症とは
広東住血線虫症(かんとんじゅうけつせんちゅうしょう)とは、広東住血線虫が寄生することでおきる病気。通常はネズミなどから検出される。
この寄生虫に感染したネズミのフンに幼虫がいれば、フンを食べたカタツムリに移動…それを人間(サム)が食べた可能性が高い。
身体に入った幼虫は脊髄から脳に侵入する。すると広東住血線虫症(好酸球性髄膜脳炎)を引き起こすのだ。
好酸球性髄膜脳炎とは
髄液中に白血球の一種である「好酸球が著しく増加して起こる髄膜炎」を伴う脳炎のこと。
広東住血線虫症は多くの場合、時間の経過とともに自然に治癒するらしいのだが、サムは「好酸球性髄膜脳炎」を発症してしまった。
※2000年ごろ沖縄で多発、感染源は不明(生野菜に線虫がいたかも?)。脳炎で7歳の女の子が死亡しているらしい。
彼のその後
まもなく彼は昏睡状態となるが一年以上経って(一説によれば昏睡状態は420日)やっと意識を取り戻す。3年間の入院生活を送った後、退院。だが、麻痺などの重い後遺症は残り、車いす生活だったそうだ。
そして、ナメクジをたべてから8年経った今年の11月2日、彼は家族や友人に囲まれてに息を引き取った。
※ナメクジを食べるに至った経緯については「自分が食べた」「けしかけられた」などネタ元によって若干違っている。
広東住血線虫症で死に至るケースは稀
広東住血線虫症で死に至るケースは稀だという。
ほとんど発症例はないそうだ。発症しても(筋肉痛や斜頸、嘔吐、頭痛や微熱などの症状があっても)自然治癒した例はある、という。
広東住血線虫症を防ぐためには
ナメクジはもちろんだが、カタツムリやカエルも危ない。
必ず生や加熱不十分な状態では食べない。
その他気をつけることは…
・カタツムリやナメクジを触る時は手袋をする
・その後、手はよく洗う。
・生鮮食品は必ずよく洗う。
・寄生虫が多い地域を訪れた時は、生野菜を食べない
など、心がける。
まとめ
ナメクジは食べていいのか?
という問いにまともな答えは見つからなかった。
ただ、わかったことは
「ナメクジはカタツムリの仲間だがエスカルゴではない。」という事だ。
どういうことかと言うと、エスカルゴは食用で衛生管理されているが、その辺にいるナメクジやカタツムリは、寄生虫がいるかもしれないので、生で絶対食べてはいけない…ということ。
もちろん、私は、友人にあおられても、すすめられても、絶対食べたくない。