年末になると、時々、一昔前の漫画のヒーローの名で児童相談所にプレゼントが届いた、というニュースが流れる。
愛知県の岡崎市役所と豊田市役所に「長屋の星飛雄」から児童養護施設あてにクリスマスプレゼントが届いたそうだ。
長屋の星飛雄馬
愛知の児童相談所にプレゼントを贈ったのは「長屋の星飛雄馬」
つい先日、6年前のクリスマスの日、児童相談所にランドセルを贈った「伊達直人」が正体を明かした、というニュースがあった。
が、今度のサンタクロースの名前は「長屋の星飛雄馬」。
調べているうちにわかったことだが、なんと、この「星飛雄馬」今年は子供達へのプレゼントを岡崎市と豊田市の2箇所に置いたようだ。
長屋の星飛雄馬のプレゼントとは
愛知県岡崎市役所の場合
愛知県岡崎市の市役所に、18日の夜、お菓子などが入ったダンボールが3箱置かれていたという。
クリスマス用のキラキラした赤い長靴型の容器にアメやチョコやお菓子が詰められているものなど160人分とインスタントラーメン60食分が入っていたそうだ。
宛先は市内の2つの養護施設。
「長屋の星飛雄馬」という名前で「子供達にクリスマスプレゼントを届けて頂ますようにお願いします」と書かれた手紙が添えられていた。
岡崎市へのこの贈り物は2011年から毎年続けられていて、過去には文房具やランドセルなども届けられていたらしい。
今回で11回目ということだ。
愛知県豊田市役所の場合
19日、愛知県豊田市の市役所の通用口に、やはりクリスマス用のお菓子と即席麺など30人分が入ったダンボール2箱が置かれていた。
宛先は童養護施設「梅ヶ丘学園」宛。
※市内に児童養護施設はここだけ。
箱に「梅ヶ丘学園へのクリスマスプレゼント」と書かれていて「クリスマスパーティにお役に立てれば幸いです」と手紙も入ってたらしい。
お菓子などは23日のクリスマス会に子供たちに配られるそうだ。
「長屋の星飛雄馬」は、どんな人なのだろう?
星飛雄馬は漫画「巨人の星」の主人公だ。
『巨人の星』は「原作:梶原一騎 画:川崎のぼる」の野球漫画。
父親のスパルタ教育を受けた星飛雄馬という野球少年(ピッチャー)が、ライバルとの戦いを経て巨人に入団、プロになってもからもそのライバルたちと戦うというストーリーだ。
1966年から週刊少年マガジンに掲載。
アニメが放送されたのは1968年から。
…私?もちろんよく見ていたよ。
長屋の星飛雄馬像を勝手に想像してみた…
・星飛雄馬の前に「長屋の」という文字が入っている所を見ると、ご本人もそれほど裕福、という自覚はなさそうな気がする。(あ、それでも全部で90人分のお菓子とラーメンなら、結構するなぁ…)
・そして、この「巨人の星」の「星飛雄馬」を選んだところを見ると、年代も50歳以上とみた。
・寄付先がどちらも愛知県ということから、この地に住んでいるか、この地に思い入れがある人だろう。
特に岡崎市にはもう何年も贈り物を続けている。
…ということは、特に岡崎市に思いが深いということ、だろうな。
前出の伊達直人こと河村さんは、自分の幼少期の辛い経験から「児童相談所の子供達に同じ思いをさせたくない」という気持ちでランドセルをプレゼントをしていた。
長屋の星飛雄馬も、クリスマスに関わる、なにか思いがあって、贈っている可能性もあるかな?
(幼少期にクリスマスプレゼントを貰えなかった…とか?)
もちろん、必ずしも過去が不幸だったとは限らない。
子供が好き、施設の関係者…等々の理由も考えられる。
そして、ラーメンがかなり好き!…だろう。
まとめ
今回の梅ヶ丘学園は、初めてのことなのかどうかはわからないが、いずれにしても…
ええ、話や!