三菱UFJ銀行が、紙の通帳から「Eco通帳」に切り替えた場合、1000円貰えるという「Eco通帳(インターネット通帳)に切り替えて総額1億円プレゼント」キャンペーンが始まった。
かくいう私も三菱UFJ銀行の通帳を持っているので、どうしようかな?と思っている。
期限は3月15日まで。
とりあえず、内容を確認してみよう。
Eco通帳に切り替えて総額1億円キャンペーン
「Eco通帳(インターネット通帳)に切り替えて総額1億円プレゼントキャンペーン」の内容は以下の通り。
先着10万名に達した時点でキャペーンは予告なく終了する、とのこと。
変えると決めたら、早めに変えた方がいいだろう。
さらに
・「普通預金」であること
・変更すると同時に紙の通帳は使えなくなる、ということ
これらも覚えておいた方がいい。
キャンペーンの参加登録は「三菱UFJ銀行のホームページ」
⇒https://www.bk.mufg.jp/
から。
「Eco通帳(インターネット通帳)に切り替えて総額1億円プレゼントキャンペーン」に関するお知らせをクリックすれば、詳しい内容がわかるし、登録もここから。
「Eco通帳」って何?
三菱UFJ銀行の場合「Eco通帳」だが、通称「インターネット通帳」ともいう。
これは、ネット上で自分の口座の内容(入出金、残高)を確認できるようになるサービスのこと。
では「紙の通帳」から「Eco通帳」に切り替えた場合、何ができるようになるのか…
ポイントは2つだ。
ネットで確認できる
・25ヶ月分の取引明細をネットでいつでも見られる。
(最長10年分見ることができる※申し込みが必要)
紙の通帳がなくなる
これによって記帳や繰り越しの手間がなくなる。
さらには、通帳や印鑑の紛失の心配がなくなる。
入出金なら近くのコンビニのATMでキャッシュカードが使えるので不便は感じない。だが記帳となると(三菱UFJ銀行がある)駅前までわざわざ行かなければならない。
「Eco通帳」にすることで、その手間がなくなるというのは、確かにいいことかもしれない。
銀行が紙の通帳を廃止したい理由
これまでに出ているニュースなどの内容をまとめると…
主な理由はコストの削減
・紙の通帳には1口座、200円の印紙税がかる(銀行の負担)。
・管理するための人件費もかかっている。
三菱UFJ銀行の場合、顧客は3500万(単位が「人」か「口」かわからないけれど)で、毎年約80億円の税金を負担しているそうだ。
(ちなみに、この業界全体で毎年支払っている印紙税は、約700億円らしい)
低金利が長引いている
さらに
・低金利が長引いているため銀行の収益環境は厳しい
・顧客から「口座の維持管理手数料」を頂く、という話も聞こえていたが今のところ、実現されてない
一時は、諸外国のように「口座の維持管理手数料」をとるかもしれない、という話も出ていた。
(かなり以前の話だが、ジャパンネット銀行の口座を持つ時「口座の維持管理手数料」というのがあったが、ある条件をクリアすると無料になった記憶がある。もちろん、現在は廃止されている)
※2012年7月1日(日曜日)より、口座維持管理手数料(月額189円/消費税含む)
を廃止… ジャパンネット銀行HP 抜粋
「Eco通帳」デメリット
「Eco通帳」にすることのメリットは、前にも書いたように「入出金をネットで確認できること」「紙の通帳がなくなるため、手間や紛失もなくなること」だ。
では「Eco通帳」にすることで、考えられるデメリットは何だろうか?
考えられるデメリット
考えられるデメリット、としては…
・ネット環境がなければ利用できない
スマホやパソコンがなければ、このサービスは利用できない。
さらに言えば、ネットやスマホが苦手な人や高齢者などは、なかなか変更しずらいだろう。
・ネットから情報が漏れる可能性はゼロではない
有名企業であっても情報漏洩やデータ紛失は完全に防ぐことができていない。ネットを使う以上、このリスクから逃れることはできない。
・暗証番号やメールアドレスを忘れたら使えない(あるいは手続きが面倒)
暗証番号を知っている人がいなくなったら、見れない(その人が、誰にも教えず死んだらわからなくなる)。
もちろん、こういうことが心配な人は、今までのように紙の通帳にしてもらえる。
さらに「Eco通帳」に変えた後も「やっぱり紙の通帳の方がいい!」という人は1年以上経てば、紙の通帳に変更できるそうだ。
本キャンペーンにお申込後、1年間はEco通帳の解約受付はできません。
ジャパンネット銀行HP 抜粋
まとめ
今回のキャンペーンで「Eco通帳」に変えると口座に1000円が振り込まれるのだが、1年後、紙の通帳に戻したら、今回もらった1000円は返さなくてもいいのだろうか?
HPをサッと見わたした限り、そのことついての記述は見つけられなかったのでたぶん返さなくても…。