自分の捜査を有利に進めるため
「虚偽の参考人供述書を作成し、捜索差し押さえ令状を請求した」
として、麻薬捜査官が逮捕されたらしい。
これは、まるで外国の映画やドラマの中で、ありがちな徳警察官のやり口だ。
こうなると…警察もいよいよ信用できなくなるなぁ。
簡単に言えば、この麻薬捜査官は調書を偽造し捜査令状を請求したのだ。
考えたらゾッとする話だ。
「虚偽有印公文書作成・同行使容疑」で逮捕されたのは、横浜の麻薬取締官・奥村憲博、46歳。
ドラマにありがちな警察官の不正と同じやり口
今年の2月と4月の覚醒剤事件の捜査の時、奥村容疑者は別の覚せい剤事件の参考人として聴取した男性の名前を使って勝手に供述証書を作成した。
その後麻薬取締部はその調書を基に「捜査している覚せい剤事件」の
・携帯の通話履歴を調べる令状
・家宅捜索の令状
を取得した。
なぜ発覚したのか…
9月、奥村容疑者に勝手に名前を使われた男(本人)が「覚せい剤を所持した容疑で逮捕」された。
この男の供述や周辺捜査から奥村容疑者の不正が発覚したようだ。
都合よく、勝手に名前を使った相手が、数カ月後に麻薬所持で捕まるなんて…
悪いことは出来ないものだなぁ、とつくづく、感心した。
が、よくよく考えてみると、この男が捕まらなければ、こういう警察の不正が発覚しなかった(かもしれない)。
もしかしたら、これが氷山の一角ではないのか?と。
実際この偽造調書は受理され、通話履歴の取得と捜査差し押さえ令状を得たのだ。
しかも通話履歴の方は、施行されたという。
見えないところで、こういうことが行われていると思うと、ゾッとする。
あってはならないことだ。
ちなみに、この麻薬事件は解決したのだろうか?
…気になるところだ。