局番なしの「117」にかけると
どこにつながるか、貴方は知っているだろうか?
答えは「時報案内」。
“ピ ピ ピ ピー只今 ❍時 ❍分 ❍秒をお知らせします”
という声が聴こえる。
しかし、今の若者達はこの「時報案内」を知らない。
「117は時報」は昔の常識?
事の発端は、このブログでもお馴染み「月曜から夜ふかし」の1コーナー。
タイトルは「ひと昔前の常識」。
その中で紹介されたのが「局番なしの117番にかけるとどこにつながる?」というもの。
筆者は直ぐにピンときた。
「時報案内だろ、常識だ」と思ったのだが、インタビューに答えた人達は
「知らない」
「郵便局?」
「何かのコールセンター?」と首をかしげる。
答えが時報案内と分かると
「しょうもない」
「時刻なんて携帯でわかる」等々ブーイングの嵐。
確かに、今は自動的に時刻を合わせてくれる電波時計やスマホがあるから、時刻合わせなど必要ないのかもしれない。
でも、おじさんたちの時代はこの「時報案内」が必要不可欠だったのだ。
何せ、3~4日で1分は狂う腕時計をしていたのだから。
恐るべきマツコ効果
この番組を視た若い世代を中心に、117にかけてみる人が続出。
一時、電話回線がパンク状態となった。
NTT東日本・西日本とも「過去に遡ってみても、時報案内につながりにくくなるという現象は起きた事がない」というほどの珍現象だったようだ。
番組で「117」という、何の変哲も無い時報案内の番号を紹介しただけで、電話回線がパンクするほどの影響を及ぼすマツコ・デラックスはやはり恐るべき存在だ。
他にもある3桁番号サービス
番組では代表的なものとして117番を紹介していたが、3桁の番号をダイヤルして利用できるサービスは他にもある。
104 番号案内(有料)
名前や住所などから問い合わせの電話番号を教えてくれるサービス。
113 電話の故障案内
電話の故障等に関する質問に答えてくれるサービス。
115 電報(有料)
電報の申込み。
主に弔電や祝電に使われる事が多い。
171 災害伝言ダイヤル
地震などの災害発生時、電話がつながりにくい状態になっても伝言を残したり再生したりする事ができる。
177 天気予報(有料)
117時報と並んで、使われることが減ったサービス。
電話がかけられた地域の天気予報を聞くことが出来るが、他の地域の天気予報を聞きたい時には、市外局番+117で地域を選べる。
NETやLINEだけでなく、色々な使い途のある電話。
もっと活用してみては如何だろうか?