福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長が平日の昼間に賭けマージャンをしていた、という。
この二人は22日の市議会で謝罪をし、その後、記者会見があり、その様子がTVで少し流された。
マージャン市長が開き直り名言
「ゲーム感覚」
「トントンだった」
「賭けなければ麻雀人口が減る」
など、反省している様子も見られず、記者の質問に対し逆に質問するなど、言い訳と言うかその釈明に呆れた。
このニュースを深掘りしてみた。
この問題が発覚した経緯
この二人が、平日の昼に職場を抜け出し賭けマージャンをやっているという噂が一部の市民の間で広がっていた。
この件について市議会に調査を求めるDVD付きの陳情もあったらしい。
この麻雀のメンバーには来年の4月に市の施設の指定業者になる会社の社長もいたという。
そして、西日本新聞の朝刊がこの問題を報じた。
これらのことから、二人は、12月22日の市議会で事実関係を認めて陳謝したらしい。
ニュース動画を見たが、(文章を読みながら?)事実関係を認めたあと「…あ、…だから、そういうわけで、申し訳ありません」と言った。
変な誤り方だ。
言い訳?開き直り?賭けなければ麻雀人口が減る?
・10年ほど前から
・元麻雀荘(一般の営業はしていない)
・公務に支障がない時、月に1、2回
していたそうだ。
市議会では、市長が「麻雀」と言ったことに対し「賭けマージャンだ」と他の市議から指摘されたという。
記者会見で、開き直り
記者会見で、
「金をかけて麻雀をしていた、ということでよろしいでしょうか?」
と聞かれると
「当然、やるからにはそうですね(賭けていた)」
といい
「1日当たり1万円以内ということ?」
と聞かれると
「1万前後…勝ったり負けたり、年間にすればトントン」
と答えていた。
この答えを聞く限り、違法という意識や、皆が仕事している時間帯にやって申し訳ないかった、という気持ちはさらさら無いようだ。
さらに、この麻雀には業者も同席していたらしいことからから便宜供与も疑われているが…
「同席していた業者は単なる窮地の知人で便宜を図ったことはない」
と答えている。
記者会見では、この問題を新聞で扱った西日本新聞の記者に「この仕事をやる上で友人とのつきあいを止めるべきか?」と逆に質問していた。
…この問題のすり替えと言うか、逆に質問する強かさというか、ちょっと嫌な感じだが、その記者は冷静だった。「麻雀をやらなきゃいいのでは?」と答えていた。
そして、賭け麻雀をやったことに対して…
「かけなかったら麻雀する人どれくらになるかという気もしますね。 ~中略~
それ(賭け)をしないで麻雀をする人っていうのは世の中に何%おるかというのは、逆に新聞記者の皆さん達から調べていただいてそういうので逆に聞きたいですね。~中略~麻雀人口が減るのでは?」
と開き直った。
麻雀人口が減ることの方が気になる
市長は、賭けマージャンが違法であるかどうかより、麻雀人口が減ることの方が気になるようだ。
記者に対し「賭けをしないで麻雀をやる人口を調べてほしい」とか、問題をすり替え逆に質問する。
答えを逸らかす常套手段…さすが企業の取締役会長!
…ん?公務員は会社の会長をしていてもいいのか?収入あるけど?
飯塚市民の反応
市役所に苦情が146件寄せられたという。
「言い訳ばかりで開き直っているようにみえる」
「言語道断、市長副市長揃って違法行為、信じられない」
「怒りというよりも呆れている」
「市民として恥ずかしい」という声もあった。
なお、今のところ退く意思はないらしい。
まとめ 罪の可能性は?
市長や副市長は「特別職」で勤務時間は定められていない。
ただ、平日一般職員は執務時間内なので示しがつかない、という考え方もある。
市民の税金という給料をもらって、賭けマージャンしてるなんて、市民じゃなくてもかなりガッカリするが。
なお、この場合、賭博罪が適用される可能性があるらしい。
一般人には難しいこの罪も公人となると、警察が動く可能性もあるとか。
賭博罪…軽いものだと「50万円以下の罰金又は科料」に処せられる。
後は、飯塚市民がこの二人をどう、扱うかが気になる…。