女芸人NO1決定戦の優勝は「ゆりやんレトリィバァ」に決定した。そのゆりやんに続いて2位だったのが「牧野ステテコ」。今回初めて見たのだが、ポールダンスネタと言う珍しい芸風…微妙だがかなり印象に残る芸人だった。
牧野ステテコのポールネタ
牧野ステテコは、長いポールダンス用のポールを持って現れる。
ネタの始まりは「牧野の話聞いてくれる?」から。
話は「ほら~牧野って…」が枕言葉のようだ。
例えば予選で話した一つのネタは…
(ぎこちない、ポールダンスをしながら)
「ほら~。牧野ってこの間、占いにいって今後売れるかどうか占ってもらったじゃない?そしたらチャンスは有るらしいんだけど少なくとも…
(ぎこちなく感じの踊りで、間を取り…)
このネタじゃないらしいわ。
(ポケットに手をやってポーズを取る)
もちろん、無視して、やったわよ!」
(と正面を見る!)ポールを撫でながら「はぁ~」と言ってしゃがみ込む。
これが話の一区切り、だ。
私は、それほどお笑いが好き、というわけではない。たまたまTVを付けたらやっていたのが「女芸人ナンバーワン決定戦」だった。で、ちょうど「牧野ステテコ」が披露中だった。彼女の成績が気になって、そのまま最後まで見てしまった。
「牧野ステテコ」とは
女性で「ステテコ」という名前をつけるには勇気がいるだろう、と思うのだが、ファーストインパクトは十分にあった、と思う。でもなぜステテコなのか…。
牧野ステテコの今回の芸は「ポールダンサーキャラ」の「ポール牧野」だ。
長いポールを持ち、踊りながら?、一言いう、自意識過剰女ネタ。
決して美女とは言えない、細身の身体だが、自分に自信がある(体)ていで、話していく。
ある意味、動作が微妙で、好き嫌いが分かれる芸かもしれない。
MCの徳井も、この芸風に対するコメントに動揺が感じられた。他の審査員や松ちゃんもコメントに苦労していたし…。ただ、かなり印象に残る芸人なので、今後も注目され、結構TVに出てくるかもしれない。
彼女の芸を初めて見た人でも“今回のコンテスト案外行くかもな”と思った人は多かったと思う。いい悪い別にして、インパクトは大きかったから。ちなみに現在、38歳だ。
「牧野ステテコ」が残っていることに会場がざわついた
決勝は5組で争われ、結果は、5位から発表された。
3位までが発表され、残ったのがゆりやんと牧野ステテコだった。
この結果が出た瞬間、会場がざわついた。
確かに、決勝に残った5組の中には、音楽ネタのまとばゆう(…この人はあんまり芸人っぽくなかったかな?)、久々に見た中堅芸人アジアンや、今がまあまあ旬のニッチェ、がすでに発表され、あまり見たことがない牧野ステテコが(ちょっと変わっているとは言え)残ってる!というのは、やはり驚きだったかもしれない。
ま、優勝は下馬評どおり?ダントツで、ゆりやんレトリィバァだったが…。
結果
1位…ゆりやんレトリィバァ(201)
2位…牧野ステテコ(89)
3位…アジアン(47)
4位…ニッチェ(33)
5位…まとばゆう(31)
なんとゆりやんが半数の点数を獲得していた。
ゲスト審査員も半数は彼女押しだったし、ま、こんなもんだろう。
そう言えば、裏で解説していた松ちゃんが「牧野ステテコが優勝したら、次回はない」みたいなことを言っていた。ゆりやんだったから、来年も、ありってことだな(笑)。
女芸人NO1決定戦THE Wとは
吉本興業主催の「史上初の女性芸人日本一を決めるお笑いコンテスト」だ。
※WはWOMAN(ウーマン)のWらしい。
プロ、アマ問わず、芸も漫才、コント、モノマネ、パフォーマンス、なんでもあり。その中から一番面白い女性を決める日テレのコンテスト番組だ。
全国600組以上の参加者の中から10組が選ばれ、今日の生番組で、芸を披露。審査員は、一般審査員395名と審査員6名の合計401人の投票で決める。
2組ずつ戦い、勝った5組で決勝、という流れだった。
ゆりやんには1000万円の賞金と副賞として「日本テレビ系レギュラー番組合計視聴率100%分出演権」を獲得した。
個人的には…
正直いえば、「ゆりやん」はTVによく出ているが、彼女の面白さが、あんまり良くわからない。「牧野ステテコ」も昼間に見たい芸ではない。
久々に見た「アジアン」は、正統派漫才で安定感があったし、ニッチェも奥深い芸になっていた。新しい、という意味ではピアノの上手さと、ネタの着眼点が光る「まとばゆう」がなかなか良いと、思った。
まとばゆうなら、芸と言うより、パフォーマンスとして、見る感じだ。まだまだネタがありそうなので、どこかの番組に出て、また見せて欲しいと思った。
ま、山田邦子が、出場キャンセルという話題もちょっとあった、この番組。まぁまぁ、面白かったと思う。