今月10日、金融庁は
ローソン銀行に銀行業の免許を
交付したそうだ。
金融庁が銀行免許を発行したのは7年ぶり(大和ネクスト銀行以来)で、小売業種の銀行業参入はセブン銀行、イオン銀行に次いで3番目だという。
ローソン銀行とは
株式会社ローソン銀行( Lawson Bank, Inc.)
株式会社ローソン銀行は、ローソンの子会社となる。
・本社:東京都品川区。
・株式:ローソンが95%、三菱UFJ銀行が5%の出資
・資本金:116億円
・事業内容:ATM事業、リテール事業
※リテール事業=預金、為替、インターネットバンキング他)
銀行コードは、まだついていないが、もし、取得順についているなら、7年前に参入した大和ネクスト銀行(大和証券グループ)は「0041」なので「0042」になる可能性が高い。
ローソンATMネットワークの強み
全国にあるコンビニエンスストアが銀行業務を行う事のメリットは、かなり大きいだろう。
今回参入したローソンの場合、全国に店舗は約1万4千店、1万3000台以上のATMが置いてあるそうだ。
ローソンATMネットワークを使って、銀行の金融サービス提供するという試みは大いに期待できる。
普通の銀行に比べると…
「銀行」を調べてみると…
銀行の主要業務は「預金」「融資」「為替」。
さらに「銀行の3大機能」というのがあって、それは「金融仲介」「信用創造」「決済機能」だという。少なくともローソン銀行、これらの機能を持つと考えられる。
社長は「小売りの銀行として新しい決済を考える」と話している。
…ということで、まだ具体的なサービス内容はあきらかにはなっていないが、やはり既存銀行に比べて考えられる最大のメリットは「圧倒的に店舗数が多い」ことだろう。
例えば…
みずほ銀行(みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券)の国内店舗数は約800(2017年)。
三菱UFJ銀行全店は515(2018年4月時)。
一方、ローソンは14,000店。
この圧倒的な店舗数の違いは、利用しやすさから言えば、天国と地獄ぐらいの差があるだろう。
この上、さらにローソン銀行の口座を持っていれば、ATM利用手数料が安くなる、なら、絶対利用するだろう。
さらに
・個人向けの金融サービスを展開予定
・地方銀行などとの連携も検討されている
とのこと。
「セブン銀行」との差別化はあるのか?
同じコンビニ銀行としては先駆けの「セブン銀行」がある。
考えてみれば、ローソンを注目する前にセブン銀行もコンビニ銀行だよな、と。
だが、知名度はイマイチだ。あるな、ぐらいにしか思わなかった。
ローソン銀行は、このセブン銀行にない特色を当然出してくるだろう。
期待したい!
まとめ
会社でも運営しているならともかく、自分は、今のところ「銀行の利用目的」は「給料の振込」と「公共料金の支払い」その他、ネットで購入した物の支払いの引き落としやマンション代の支払いなどだ。
貧乏人なので、引き出しは、手数料のかかる他の銀行ATMは使わない。時間がある平日にその銀行に行く。
もちろん、それをあまり不便と思ったことはないが、これらが全てローソン銀行で済むなら、迷わずこの口座を作るだろう。
職場に向かう途中、銀行は2箇所、ローソンは少なくとも5ヵ所ある。この差は意外と大きい。
これでは、銀行はますます利用者が減る一方だろう。
ローソン銀行のサービス開始は10月15日だそうだ。
どんなサービスをしてくれるのか…楽しみに待とうと思う。