テレビ東京で人気の、グルメ・ドキュメンタリードラマ「孤独のグルメ」(主演・松重豊)の第9シーズンが7月より放送されるとのニュースが飛び込んできた。
待ってました!
TV「孤独のグルメ」
知らない人の為に、人気ドラマ「孤独のグルメ」をおさらいしよう。
孤独のグルメは、俳優の松重豊演じる主人公の井之頭五郎(個人で輸入雑貨を扱っている)が、様々な営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄って、食べたいと思ったものを自由に食べるだけのドラマだ。
そう、単に冴えない中年男(松重さんごめんなさい)が勝手気ままに一人飯を楽しむだけのドラマなのだ。
人気を博した理由とは
それが何故、第9シ-ズンを数えるまでに人気を博したのか?
主演の松重豊は、孤独のグルメが初の主演作品だという。
主演作品だが、放送枠は平日の深夜0時43分~という事もあり、松重本人もこれほどの人気番組になるとは予想もしていなかったそうだ。
当初松重は、長くともシーズン3で主役を辞する筈だったが、思いのほか評判が良いのと、あれだけ暴飲暴食していながら人間ドックで何も引っ掛からなかったのが幸いして、現在シーズン9まで出演しているという事らしい。
人気の陰にはスタッフや松重の努力が
ドラマを見る側として一番気になるのは、決してメジャーではないのに、よくあれだけ美味しそうなお店を探し出してくるものだという事だ。
その陰には、やはりそれ相応の努力があるようだ。
1シーズン12話として、1シーズンには12軒のお店が登場する。
スタッフは1シーズンに付き、約150軒ほどのお店をリサーチし、同じお店に違うスタッフが複数回通った上で選定し、そこで初めて撮影のオファーを出す。
オファーまでは、決して孤独のグルメという事は表に出さず、あくまでも一般の客として出入りするという念の入れようだ。
人気番組故に、放送された翌日には同じものを食べてみたいというファンでお店に長蛇の列が出来る事も珍しくないという。
これほどの影響力のある番組なので、当然お店側からの売り込みもあるらしいが、それを採用したことは今までに一度も無いとの事だ。
放送するお店を選ぶスタッフの苦労とプライドが感じられるエピソードだ。
松重豊のこだわり
スタッフの苦労も勿論だが、主役の松重豊のこだわりこそ、食べるだけの単調な番組をこれだけの人気番組に仕立て上げた要因だろう。
松重は、撮影のある日の前夜から食事を抜いて撮影に臨む。
「基本的に空腹の極限で食事を摂る五郎の表情」を演じる為だ。
また「食べるメニューは事前には知らない」というこだわりもある。
自分がチョイスしたメニューに、初めて対面する時のワクワクする表情を大事にしたいからだ。
そしてあの「健啖家」ぶりだ。
まさに「夜食テロ」と呼ぶに相応しい番組であろう。
麺職人「松重豊」
自分が特に気に入っているのは、松重が「麺類」を食べる場面だ。
ラーメン、うどん、そば、スパゲティ・・・彼は本当に旨そうに麺を啜る.
麺の量は多すぎず、少なすぎず、途中でむせる事も無く、さもおいしそうに、きれいに麺を啜る。
もはや名人芸と言っても良い位だ。
私の好きな場面 ベスト3
その名人芸の中でも、自分が好きなベスト3は
○第3位
シーズン1 3話 豊島区池袋の汁なし担々麺
○第2位
シーズン3 2話 神奈川県横浜市日ノ出町のチートのしょうが炒めとパタン
○第1位
シーズン4 3話 中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン
特に第1位の参鶏湯ラーメンを見てしまうと、それが朝だろうと真夜中だろうと、もうラーメン(それもインスタントラーメン・TVを見てもらえばわかる)を食べずにはいられなくなる。
それくらい破壊力抜群だ!
正に「麺職人・松重豊」の真骨頂だ。
あれほど美味しそうにラーメンを啜る人は、見た事が無い。
そして食べている途中でキンパ(韓国風海苔巻き)を参鶏湯の「スープに浸して」食べるという裏技?も披露する。
それがまた美味しそうだった。
まとめ
孤独のグルメ・シーズン9は、いよいよ7月から始まる。
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コロナ禍にあって、外食さえもままならない今の世の中。
せめて井之頭五郎に我を重ねて、誰に気兼ねすることなくお腹一杯に食べた気分を味わおうではないか!