政府は、
来年の皇太子様の即位の礼に合わせて
記念硬貨を発行することを検討している、という。
今回発行するのは2種類。
一万円(金貨)と500円(ニッケル黄銅貨)だ。
さて、どうする?
記念硬貨、といえば昔父が幾枚か持っていた。
あれは、結局どこにいったのだろう…
記念貨幣とは
記念貨幣とは、世界各国で国家的な出来事を記念して発行される貨幣のこと。
硬貨の場合は記念硬貨、記念コインと呼ばれる。
人は、なぜ記念硬貨を買うのか?
記念硬貨は、デザインがユニークで珍しいもの、その時にしか作られない硬貨だ。デザインもかなり吟味され、そのイベントに関係のあるものになる。
さらに、1万円硬貨とか、実際出回っていない金額の硬貨も発行される。欲しいと思う人は多いだろう。
過去に発行された記念硬貨を調べてみると…
〇大きなイベント時に発行される
イベント別にみれば、オリンピック記念、博覧会記念、皇族関係、開通記念、FIFAワールドカップ、地方自治法施行記念などだ。更に珍しいものとしては震災復興事業記念、や新幹線開通などもある。
〇硬貨の金額は…
硬貨の金額は100円、500円、1,000円など。結構1万円が多いようにも見えるが、10万円もあった。
10万円硬貨が発行された後、偽造硬貨が出回ったため、最近は高くても1万円のものが出ているそうだ。
〇発行枚数 ※単位:千枚
発行枚数も様々で、50~12万。(※追加発行枚数は除く)
10万円の硬貨が発行されたのは、何れも金貨弊
「天皇陛下御在位60年記念」
昭和61年(10,000)・昭和62年(1000)…金20g
「天皇陛下御即位記念」平成2年(2,000)…金30g
ちなみに1月4日現在の金(24金)1g の値段は4,800円。
そのまま、金が20gなら9万6千円、30gなら14万4千円か…もっと上がるまで待つ?
今後、東京オリンピック硬貨も…
政府はもちろん、2020年の東京オリンピックの記念硬貨を発行することも決めている。
2018年11月から開幕直前の2020年7月ごろまで4回に分けて発行する予定らしい。
さらに…
・2018年10月の明治150年の記念硬貨
・2019年9月開幕のラグビー・ワールドカップ(W杯)の記念硬貨
も検討中ということだ。
どこで、どうやって手に入れるのか?
例えば2月に始まる「第8回アジア冬季競技大会記念貨幣」の場合、
・額面1,000円の硬貨
・販売価格は9,000円(消費税・送料込)
・50,000セット
・はがき又は造幣局オンラインショップで申し込む
・販売数量を上回る申込みがあった場合は、抽選
・申し込み期間は平成28年11月12日(土曜日)から12月9日(金曜日)まで(消印有効)
※もう締め切っている。
なるほど…簡単には手に入らないし、購入費用は、額面以上のようだ。
記念硬貨が、欲しい人は、造幣局のHP(http://www.mint.go.jp/)を随時チェックすることをお勧めする。
記念硬貨といえば…
父は、私が小さい頃、記念硬貨が発行されるたび購入していたような気がする。確か大阪万博の硬貨もあったはずだ。もちろん、当時は、記念のつもりで購入したのだろう、と思うが。
実際それらの硬貨は、飾るわけでもなく押し入れの奥にしまってあって、衣替えの時期に目にする程度だったような気がする。
記念硬貨は、もちろんお金なので、額面通りの金額で使えるはずだ(たぶん)。だが、普段使っているものと大きさが違うので自販機などでは使えない。
今の時代、使ったら逆に偽造コインに見られそうだ。
古くなると古銭の価値が上がるのではないか、とコレクションしていた人もいるだろうが、発行枚数が多ければ、価値は思ったより上がらないそうだ。
父が古銭屋に持っていったという記憶もないので、今思えば、ただ本当に集めたかっただけかもしれない。