熱中症対策には水分補給が必須。
でも、水だけでは、確かダメだったような…かといってスポーツドリンクは甘いし…
ということで「経口補水液(けいこうほすいえき)」というものが、オススメらしい。
スーパーやコンビニには売ってないが、家でも作れるらしい。
その作り方を紹介する。
手作りの経口補水液の作り方
経口補水液…確か所ジョージが宣伝してた気がする。
だが(例えば、「オーエスワン」)は、スーパーやコンビニでは実は売ってなくて、薬局や病院のコンビニなど(専門家がいるところ)で取り扱っているらしい。
薬局が近くにない!残念!とあきらめるのはまだ早い。
なんと「経口補水液」は家にあるもので簡単に作れる!という記事を見つけた。
その分量を紹介する。
「コップ1杯(200mL)の経口補水液の作り方」(薬剤師さんが教えてくれた分量)
用意するもの
・(割りばし)
・食塩…0.6グラム(割りばし一本、太い方を2回塩にくぐらせる)
・砂糖…8グラム(角砂糖 約2個)
・水…200mL
食塩と砂糖が見えなくなるまで、しっかり溶かす。
※食塩の分量のはかり方
割りばしを2つに割り、割った箸の太い方を塩にくぐらせる。
(割り箸の側面に乗った食塩の重さは0.2~0.3グラムくらいなので食塩を2回すくい取ると約0.6グラム)
※砂糖は、角砂糖1個=約3~4g、スティックシュガー1本=3~6g。
※きっちり計らなくてもいい。あくまでも家庭でできる熱中症の予防措置。
記事に書いていたのはこの分量。
ただ、これでは、分量が計りずらい。
単純に5倍にして「1リットルの経口補水液」を作れば、家族みんなで飲めると思うので改めて…
1リットルの経口補水液の作り方
この量なら、計量器があれば、計れると思うが…
・砂糖…40グラム(参考:上白糖大さじ1…約9g)
・水…1L
塩 3グラム
砂糖 40g(山の頂点は3㎝ぐらいの高さ)
水 1リットル
塩と砂糖を水に入れ、しっかりかき混ぜると出来上がる。
それぞれの量が、目視でなんとなくわかるようにと思い、珈琲フィルター(2~4人用)に載せてみた。
カードも置いてあるので、こんな分量なんだな、とわかってもらえればうれしい。
味は、少し甘いが、飲めないことはない。
気を付けること
・作った経口補水液は、その日のうちに飲み切る(雑菌が混ざって傷むおそれがある)
・高血圧(塩分注意)、糖尿病(糖分注意)などの治療中で食事療法をしている人は飲みすぎに注意
※年齢によっても、1日当たりに適した飲み水量の目安があるので、一度確認すること。
※家で作るのは、あくまでも家庭でできる熱中症予防の応急処置。
※お水やお茶を飲むより、上手に水分を補給するために活用すること。
水1LにNa:ブドウ糖=1:1~2の濃度比(モル/L)
(現在、日本で広く普及している市販の経口補水液とも一致するバランス比)
熱中症の発症には三つの要因がある
・環境…気温や湿度が高い
・行動…暑い屋外でスポーツをする
・体…その人の年齢、持病や、体が脱水を起こしている
予防
・日陰を利用をする
・風通しの良い服装を心がける
・暑さを避ける
・暑いのをガマンしない
・無理をしない
・こまめに水分補給をする
経口補水液が熱中症にいい理由
熱中症=水分といっしょにNa(ナトリウム)などの電解質が失われて体内のバランスが崩れるために起こる。
・普通の水…塩分や糖分は含まれていない
・スポーツドリンク…糖分が多くて塩分は少ない
なので、熱中症にならないように、水だけではなく、塩分も一緒に補給することが大切。
糖分の役割
さらに、糖分も一緒に取ると、もっとも効率的に(水分の吸収を担っている腸で)水分が吸収される。
経口補水液は「水分、塩分、糖分」のバランスがいいので熱中症の水分補給には水やスポーツドリンクよりおすすめ。
脱水症のチェック方法
(自覚症状がない)脱水症状の前段階ともいえる状態を3秒で見極める2つの方法
○手の親指の爪をぎゅっと押してみる
1 手の親指の爪をぎゅっと押してみる⇒ピンク色から白に変わる
2 押していた手を放してみる⇒徐々に白色からピンク色に戻ってくる
その戻るまでの時間が3秒以上かかった人は、いますぐ水分補給をすること!
○手の甲の皮膚をつまみ上げる
皮膚をつまみあげたら、指を離す。
・すぐに戻る⇒普通
・皮膚がなかなか元の状態に戻らない⇒脱水状態のおそれがあり、すぐに水分補給!
※ウィズニュースより…【「経口補水液」コンビニに置いていない理由 実は家で簡単に作れる?】より抜粋、まとめ
まとめ
・25歳~55歳 …35ml×体重
・56歳~65歳…30ml×体重
・66歳以上 …25ml×体重
※「ウォーターサーバー比較」 参照
今、全国的に暑い日が続き、熱中症で倒れている人が多いというニュースが流れている。
しかも、先日の西日本豪雨の行方不明者探しや、後片付けに追われる現地の人々やボランティアの方々が、この暑さの中で頑張っている…そういう方々にもせめてこの自家製「経口補水液」の作り方を知って欲しいと思って、載せてみた。
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