山梨県警さんのツイッターで「架空請求はがき」への突っ込みが面白い!
とネット上で話題になっているらしい。
私も見たが、なるほど、なかなかいいので、取り上げてみた。
「架空請求はがき」とは
「架空請求はがき」をもらったことがあるだろうか?
貰ったことがある人なら、わかるだろうが、文章にかなり違和感を覚える。
名前や、内容など肝心なことは書いてないのに「裁判所」「訴状」「差し押さえ」などと訳の分からないことを「こっちで一方的にすすめてますよ」的な文面で…初めは、ぎょっとする。
今でこそ、色々情報が入ってくるから「詐欺だろう、無視しよう」と放っておくが、周知されていなかった頃は、だまされた人もいたらしい。
と言うか、未だに素直な人やなんとなく思い当たったり、つい気になって、電話をかけたりする人が後を絶たないので、山梨県警さんのようなツィッターが話題になるんだろうな、と思う。
山梨県警さんの突っ込みとは
山梨県警さんのツイッターには…
架空請求ハガキを受けとった事がありますか?
一度見ておけば、抵抗力がついて詐欺を見破れます(ハガキはツッコミどころ満載)
でも、初めて見た人は驚いてだまされてしまいます。
だから皆さん、このツィートを家族等と共有し、詐欺への抵抗力を高めてください
騙されないために
と、最初に書かれている。
そしてその下の左には「ハガキの文面」、右には「突っ込み文」が載っている。
ハガキ文
消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ
この度、ご通知致しましたのは、貴方の利用されていた契約会社、もしくは運営会社側から契約不履行による民事訴訟として訴状が提出されました事を改めて告知いたします。
管理番号(わ)309訴訟取り下げ最終日を経て訴訟を開始させていただきます。
また、このままご連絡なき場合は、原告側の主張が全面的に受理され、執行官立会いの下、給与等の差し押さえ及び、動産、不動産物の差し押さえを強制的に執行させていただきますので裁判所執行官による執行証明書の交付を承諾していただくようお願いいたします。
尚、訴訟取り下げなどのご相談につきましては、当局にて承っておりますので下記までお問合せ下さい。
書面での通達となりますのでプライバシー保護の為、ご本人様からご連絡いただきますようお願い申しあげます。※取り下げ最終期日 平成29年11月30日
法務省管轄支局 民事訴訟告知センター
東京都千代田区霞が関2丁目8番●号
取り下げ等のお問合せ窓口 03-4330-●●●●
受付時間 9:00~20:00(日、祝日除く)
タイトルの違いはあるが、「通信費未払い」「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」とか、似たような内容のハガキは結構多い。
※黄色のマーカー部分は次に紹介する「ツッコミどころ」の部分。
ハガキの文章にいちいちツッコミを入れている
山梨県警の(B)さんらしき人が、このハガキの内容にいちいちツッコミを入れている。
※一応、ツッコミを入れているハガキ内の該当するに文章に黄色で印を付けておいた。
架空請求ハガキにツッコミを入れてみた
by(B)・「消費料金」っていつ何を消費した料金だよ?
・「告知のお知らせ」って「腹痛が痛い」みたいだな。
・「契約会社」「運営会社」って一体どんな会社だ?
・「改めて告知」って、これはじめての告知じゃねえの?
・「(わ)309」て、ちょっとリアル感あるけど詰めが甘いわ。
・「原告側」ってだから一体どこの誰だよ?
・おいおい、いきなり差し押さえはありえねぇだろう。
・「執行証書の交付を承諾」って意味がよくわかんないわ。
・訴訟取り下げの相談に応じてくれるの?法務省が?
・「プライバシー」って、ハガキ送っといて何言ってんの?
お前がプライバシーに配慮しろよ!
・「法務省所轄支局」?法務省にそんな部署はねぇよ!
・「霞が関2丁目8番●号」で検索したら「不当請求」がヒット!
・「03-4330-●●●●」で検索したら「架空請求」がヒット!相手には絶対連絡せずに警察に連絡を!
ある意味これは、ハガキを出した人に、文章の間違いを親切に添削しているようにも見える。
確かにこういうハガキを受け取った時、じっくり読めば、同じように、一つ一つ心の中で突っ込んでしまうのは確かだ。
だが、中には、もしかしたら、あれか?と不安になってしまう人もいるだろう。
だから山梨県警はツィッターで、文字にして、ツッコミを入れてわかりやすくすることで「おかしいでしょ?これは詐欺だよ。引っかからないで」と言う意味の「抵抗力」を高めてもらいたい、ということらしい。
素晴らしい!
※以上『山梨県警察 @YamanashiPolice 12月27日」のツィッターより抜粋
※ちなみに…連絡した人によれば、「弁護士」を紹介されるとか…最終的にはコンビニなどで、お金を払わせられるらしいので、くれぐれも連絡を取らないように、ということだ。