アメリカの高校生が授業中に突然倒れ、死亡した。
その原因とされるのがカフェイン。
検視官によれば「大量のカフェインを摂取したことによる心臓の異常で不整脈を起こした可能性が高い」と発表したという。
カフェインと言えばコーヒーやコーラを思い出す。
日常的に飲んでいるだけに、飲みすぎて死ぬ、なんて聞くとかなり気になる。
どれくらい飲むとヤバイのだろうか?
カフェインとり過ぎで高校生突然死?
亡くなった生徒は…
なくなったのは、アメリカのサウスカロライナ州の16歳の男子高校生。
昼12:30ごろ、ファストフード店で「カフェラテ」購入。
その後「カフェイン入り炭酸大サイズ」と「栄養ドリンク1本」を飲んだらしい。
14:30 に構内で倒れ、15:40 に死亡が確認された。
もともと健康状態は良好de
薬物、アルコールの摂取の形跡もなかったらしい。
勝手ながら想像で、この高校生が飲んだのカフェイン摂取量を調べてみた。
・カフェラテのカフェイン量…60mg。
・1.5㍑のコーラのカフェイン量…150mg
・例えばレッドブル…80mg。
子供の安全摂取量(12~18歳のカフェイン摂取量は1日100mg以内)を遥かに超えていることになる。
短時間(約2時間内)で摂取したことも良くなかったようだ。
※上に挙げた参考例として
カフェラテのカフェイン量…ドリップ式で入れるコーヒーの場合カフェインは100ml当り約60mg。ミルクも入るので、これくらいかと…
カフェイン入り炭酸大サイズのカフェイン量…アメリカは分からないが、日本の場合、例えば1.5㍑のコーラ、なら150mg
アメリカの場合「エナジードリンク」がよく飲まれるらしい。レッドブルなら1本(250ml缶)80mg。
カフェインが身体に与える影響とは
車を長く運転する時、眠くならないように、コーヒーを飲むのはよくあることだ。
コーヒーに含まれるカフェインには興奮作用、強心作用、利尿作用などがあるからだ。
だが、カフェインを大量に摂取すると、不整脈、興奮、不眠、震えなどを起こすとも言われている。
カフェイン摂取の目安
AAP(米小児学会)によれば12~18歳のカフェイン摂取量は1日100mg以内に留めることが望ましい、そうだ。これを超えれば、高血圧の原因になりうる、という。
FDA(米食品医薬品局)によれば、成人の場合、カフェインは1日に400mgまでなら体調に異変は起きない、としているそうだ。※1回の摂取では200mg以下※健康な成人
おもな飲み物のカフェイン含有量の目安
ちなみにカップ1杯(200ml)に入っているカフェインの量は
・コーヒーなら40~180mg
・紅茶なら約40mg
・ほうじ茶、約40mg
・玄米茶、約20mg
・コーラ、約20mg
となっている。
これらはあくまでも目安だ。
自分で入れる場合は、この限りではないだろう。
更に気をつけるべきなのは栄養ドリンクらしい。
・リ❍ビ❍ン❍…1本(100mL)カフェイン50mg
注意書きには「成人(15才以上)1日1回1本(100mL)を服用してください」と書いてある。
・ユ❍ケル❍ーヤル・C 1瓶(30mL)無水カフェイン(まじり気のないカフェイン)
「大人1回1瓶(30mL)を1日1回服用します。」
注意書きがあるということは、気をつけろ!ということだ。
疲れたからと言って、大人でも何本も飲んではいけない。
これらは、箱に入っているし、ひと目で栄養ドリンクとわかるが…
レッドブルも栄養ドリンクの部類?
栄養ドリンクと思われがちだが、レッドブルは清涼飲料水、「エナジードリンク」だ。
ちなみに…
外国では「レッドブルの飲み過ぎで死んだ人がいる」と聞いたことがある。
レッドブルには(250ml缶で) 80mgのカフェインが入っているので、飲み過ぎたら確かに身体には良くないだろう。
ただ、コンビニでも他の缶ジュースと並んでいて、見た目もいいし、簡単に購入できる。
私は飲んだことがないから、分からないが、飲みやすいのだろうか?
まとめ
もちろん、人が亡くなったのは、レッドブルが悪いわけではない。
私の場合は、毎日、コーヒーを、朝起きがけと夜食後、飲んでいる。
休日は1日4杯は飲むこともある。
でも、今後は少し控えたほうがいいのかもしれない。