先日、ユーキャンの流行語大賞が発表された。
大賞には「忖度」「インスタ映え」が選ばれたが、JC(女子中学生)JK(女子高生)の間で本当に流行しているものは、どうやら違うらしい。
JCJK流行語大賞2017
11月30日に「JCJK流行語大賞2017」が発表された。
これは、女子中高生向けのリサーチ・マーケティング・イベント等を手掛ける「株式会社AFM」が、普段から市場調査などを行っている約100名のマーケティングチームでアンケートを行い、その結果を集計したものだという。
各部門の1位から5位をみてみると
「ヒト部門」
1位 TWICE
2位 竹内涼真
3位 Fischer’s(You Tuber)
4位 永野芽郁
5位 菅本裕子
「モノ部門」
1位 チーズタッカルビ
2位 ロールアイス
3位 ウユクリーム
4位 刺繍ブラウス
5位 ハンドスピナー
「アプリ部門」
1位 Instagram(ストーリー)
2位 どうぶつの森
3位 musical、ly、Tik Tok
4位 Foodie
5位 Studyplus
「コトバ部門」
1位 ○○み
2位 熱盛
3位 彼女感
4位 まじ卍(まんじ)
5位 ンゴ
正直、ほとんど理解できないものばかりだったが、中でも特に難解なものや・知らないものを調べてみた。
ヒト部門3位「Fischer’s(You Tuber)」
シルクロード・マサイ・ンダホ・べけたん・ダーマ・ザカオモトキで構成される、日本の7人組You Tuber。
2010年2月25日同じ中学の同級生同士卒業時に結成。
総再生回数22億回を誇る。
モノ部門3位「ウユクリーム」
韓国で人気のコスメ。
ウユとは韓国語で牛乳という意味で、塗ったとたんに肌が白くなる効果があるそう。
「3EC」と「ベリサム」というコスメブランドのものが有名。
コトバ部門
1位「〇〇み」
昨年ごろから使われだしたTwitter言葉。
「つらい」は「つらみ」、「やばい」は「やばみ」と、語尾に「み」をつける言い方。
「失恋してつらみ」とか「あのインスタやばみ」のように独特のニュアンスを感じさせる表現方法になる。
しかし、「〇〇み」を使っている大学生は2割しかいないとの調査もある。
2位「熱盛」
「熱盛」とは、テレビ朝日系「報道ステーション」の中で、プロ野球の試合などで熱く盛り上がったシーンを取り上げたコーナー「今日の熱盛」を指している。
報道ステーションでは過去2回、全然関係のないニュース場面でテロップに「熱盛」が出たという失態がある。
何れも富川アナが冷静に「熱盛が出てしまいました、失礼いたしました」と切り抜けたのだが、同じミスを2回も繰り返してしまったので、Twitterでネタとして取り上げられてしまったようだ。
会話の中での使い方は、何の脈絡もなく「熱盛」と言い、相手は「熱盛と出てしまいました、失礼いたしました」と冷静に返す、というような使い方をするらしい。
※3位は「彼女感」は言葉そのまま。写真などに「彼女っぽさ」が出ている、という意味らしいので省略
4位「マジ卍」
言葉自体には何の意味もない。
強いて言えば「感情」・・・らしい。
「まじ卍」「卍からの卍」のような使い方をする。
まとめ
いつの時代も流行を作るのは若者達だ。
そしてそこには大人達が考える打算や計算は一切なく純粋さのみがある。
「JCJK流行語大賞」こそ、本当の「流行」なのかもしれない。