日本で飼われているのは猫と犬、どっちが多いのか…
身近なペットだが、そういうことはあまり考えたことは無かった。
犬と猫どっちが好き?という質問は、よく聞くが実際、飼うとしたら、どっちがいいか、迷う所ではある。
ペットの飼育数で、昨年までは、犬が多かったが、今年は猫の方が飼育数が多いそうだ。
猫の飼育数が犬を初めて上回る!
ペットの飼育数…今は、犬より猫の方が多いらしい。
一般社団法人「ペットフード協会」が平成28年全国犬猫飼育実態調査の結果を発表した。
それによると
今年のイヌとネコの飼育数は、
猫…およそ952万6000頭
犬…およそ892万頭
だったらしい。
猫が犬を上回ったのは調査開始(1994年)以来、初めての事なのだそうだ。ま、確かに、最近の猫ブームをみれば驚くほどの事ではないのかもしれない。
というか、今までは犬が多かったって事か…でも、そういわれてみれば、わからないでもないかな。
犬が減り、猫が増える
ちなみに昨年(2016年)のデータでは
犬:987万8000頭
猫:984万7000頭
と、わずかな差だったことがわかる。
2015年
犬:991万7000頭
猫:987万4000頭
2011年
犬:1193万6000頭
猫:960万6000頭
こうしてみると犬は、確かに年々減っている。
猫は、昨年は少し減ったが、今年は、増えた。
最近は、CM、ドラマ、気が付けば、商品のパッケージにまで、猫が使われている。意識しなくても、猫が身近にいる。ま、猫派の私にしてみれば別に違和感はないが、ブームは今なお健在だ。
犬が減った原因
2011年には1千万頭以上飼われていた犬だが、2017年で892万頭に減ってしまった。その理由の最初に挙げられるのが自宅事情の変化だ。核家族化もあり、理由もあるだろうが、戸建ては難しいので、マンションを買ったり、集合住宅に住む人が増える。すると「ペットお断りマンション」だったり「吠えるとで上下左右迷惑」になると気を使う。
さらに、一人暮らしなら「仕事が忙しくて散歩できない」ことや「ブリーダー(動物の繁殖や交配、出産、改良。流通に従事する人。育種家)の減少」も犬を飼う人が少なくなった理由と言われているそうだ。
その点、猫は散歩は考える必要はないし、声もさほど大きくない。飼いやすいと言えば、やはり猫なのかもしれない。
ペット阻害要因
ペットを飼いたいが、飼えない理由が「阻害要因」だ
1.集合住宅に住んでいて禁止されている 28.8%
2.十分に世話ができない 25.4%
3.お金がかかる 23.7%
4.死ぬとかわいそう 22.8%
5.別れがつらい 22.8%
※2016年データより
これは、いちいちうなずける。
このペットフード協会のデータにはさらに犬猫の寿命についても書いてあった。
犬猫の寿命
2016年の資料によれば
犬全体の平均寿命は14.36歳
猫全体の平均寿命は15.04歳
・超小型犬、小型犬の寿命が長い
・猫は…「家の外に出ない」猫の方が「家の外に出る」猫より長生きする
「家の外に出ない」猫…平均寿命は15.81歳、
「家の外に出る」猫…平均寿命は13.26歳
「外に出る猫」は、田舎の一軒家で飼われている猫のイメージがある。のびのび生きているようで長生きしそうだが、そうでもないって事だろうな。
まとめ
私は猫大好き人間、だから、かわいいペットに死なれたら、と思うと、飼いたいけど、飼えない。考え方はいろいろあるかもしれない。最初は「可愛い」「一生大事にする」と思って飼うだろう。だが「飽きた」「飼えなくなった」「病気になった」「高齢になった」「こっちが先に逝ってしまいそうだ」ということになった時、手放さざるを得なくなった…その時、どうする?
それを考えたら「ペットを飼うって結局人間のエゴじゃないか?」と思ってしまった。
だから、飼う勇気はない。