戌年の戌ってどういう意味?
昨年末に書いた今年2018年は戌年なので年賀状には犬のイラストを使った人も多いと思う。
が、そう聞かれると確かに「いぬ」年とは言うが、年賀状では、普段使う事がない漢字「戌」を使う。
恥ずかしい話だが、自分は「戌」」は「犬」の「昔の字」ぐらいに思っていた。
「戌」は「犬」ではないのか?
では、その意味は?
第8回の「チコちゃんに叱られる」は、戌年生まれのメンバーをそろえ「戌年の戌ってどういう意味?」という質問からはじまった。
ゲストはキャイ~ンの天野ひろゆきとモデルの森泉だった。
戌年の戌ってどういう意味?
今年は戌年、三人とも戌年ということで岡村は「今日はいいチームのような気がする」という。
チコちゃんが「この中で一番幸せな人は?」と聞かれ、結婚してもうすぐママになる森泉に「戌年の戌ってどういう意味?」と質問した。
森泉は「(動物の)犬じゃないの?」と言うと、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃないよ」と言われる。
○チコちゃんの答え
⇒戌年の戌は植物が枯れている状態、のこと
福島の福聚寺の住職によれば…
もともと「戌」は植物が枯れている状態を示すもので動物の意味ではなかった。
それぞれの動物には、本来の漢字がある。
初めから動物であったなら「ねずみ」なら「鼠」、「うし」なら「牛」にするはず。
よくよく漢字を見れば、動物ではないというのはわかる、と言う。(確かに!)
「十二支」の元々の意味は?
・十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)は、動物ではなく「植物の成長(プロセス)」を表わしている。
・十二支の始まりは3,000年前で、中国の殷の時代に考えられたこよみ。
・1年間を12ヵ月で区切るため考え出された。
(植物の営みを意味する12の文字を1ヶ月ごとに割り当てた)
【十二支の意味】
子(ね)…新しい命が種の中で芽生え始める
丑(うし)…芽が種の中に生まれ、まだ伸びることが出来ない
寅(とら)…春が来て根や茎が生まれる
卯(う)…根や茎が地面をおおう
辰(たつ)…根や茎の形が整う
巳(み)…根や茎の成長が限界をむかえる
午(うま)…植物の成長が止まる
未(ひつじ)…葉が生い茂り果実ができはじめる
申(さる)…果実が育ち固まっていく
酉(とり)…果実が完全に育った
戌(いぬ)…植物が枯れている
亥(い)…植物の命が種の中に閉じ込められる
「踊り」で十二支を表現する
番組では、舞踊家の市原昭仁さんが十二支(植物の営み)を踊りで表現した。
上半身白塗りで独特の姿で、種から芽生え、大きくなり、やがて枯れて、種にもどるという植物のプロセスを表現した。
これはこれで、とても素晴らしかった。
が…
岡村は「俺、画の方がわかりやすい」と戸惑った様子。
天野も「斬新な演出だな」と言う。
(やっぱり覚えにくいので)殷の天文学者が12個の文字を残したまま、覚えやすいように親しみやすい動物を当てはめた、ということらしい。
その後、十二支は時刻、方位、年を表わすものとして使われるようになった、ということだ。
※諸説ある
※紹介したのは監修した専門家の意見
※以上 NHK「チコちゃんに叱られる」より抜粋、まとめ
まとめ
この番組は、問題をわかりやすくするために色んな形で意外な人を使い、岡村や視聴者を驚かせる。そして今回は有名な舞踊家「市原昭仁」さんを起用した。
※「市原昭仁」さん…「山海塾」のダンス・マスター
独特の世界観を持つ舞踊芸術。
しかも十二支を踊りで表現する、という天野が言うように斬新な使い方だ。
そして、評判が良ければ?2回3回と使っていく可能性もある。
その内「ファミリー」になるのだ。
さらにこの番組の注目しているところは、チコちゃんのゲストの呼び方だ。
今日は…森泉は「泉ちゃん」天野ひろゆきは「天野っち」だった。
普通だったな。
岡村も「氷河期関係している?」「つきつめると氷河期が関係ある」と質問に対して(番組のコツを掴みつつあるのか)予防線を張るようになった。
このように、この番組、ますます面白くなるような予感がする。
他の質問と答え↓
ちなみに…「市原昭仁」「YouTube」で検索するとこの様な動画がヒットする。
市原昭仁さんが出ているのかどうかはわからないが、これも素晴らしい。