マンションなどのベランダで
喫煙する人のことを「ホタル族」という。
ホタルとはまた風流な、うまい表現だ…
と以前は思っていたが、話を聞くと今は、
そんな悠長な話ではないらしい。
2020年の東京オリンピックを前に「受動喫煙」は大きな問題の一つになっている。
だが、どう考えてもタバコをやめられない代議士が多い日本で「受動喫煙防止対策」を世界の水準にもっていくことなどできるわけがない。
手に火の付いたタバコを持ちながら、あるいはくわえながら「受動喫煙防止するにはどうすればいいかな」と言っているだけだ。
大西議員、さもありなん!
自民党の大西英男議員の「癌患者は働かなくていい」という心無い発言にはびっくりだ。
受動喫煙が問題ではなく、そこで働いていることが問題だ、と言わんばかりではないか?
癌患者は(癌になりたくなかったら)、タバコを吸ってもいい店では働くな!と言いたいのか?
とちょっと、力が入ったが、今回言いたいのは、大西議員のことではない。
ホタル族も受動喫煙の害虫?という話だ。
ホタル族…も受動喫煙の害虫?
もちろん何も知らないければ「うちの中ではタバコを吸わせてもらえないんだな、かわいそうに」と同情するだろう。
だが、なぜうちの中でタバコを吸わせてもらえないのか、というと
「奥さんがタバコの臭いが嫌い」
「子供がいる」
「家の中がたばこ臭くなる」
などの理由があるからだ。
今、その問題は、そのまま必然的に上の階や周りの住人の迷惑や「受動喫煙問題」となってしまう。
ホタル族は、今や嫌煙者に害虫扱いされてもおかしくないと言えるかもしれない。
近隣住宅被害者の会とは
「近隣住宅被害者の会」という会が発足したというニュースを聞いた。
この会は「ベランダでの喫煙を禁止する法律の制定を目指す」会らしい。
被害者の話では、ベランダでタバコを吸われると…
・洗濯物に臭いがつく。
・部屋煙が入ってくる(受動喫煙)
という。
撮影時にもベランダにタバコの煙が入ってきて、被害者の「タバコやめて」と近所に聞こえるように大きな声を出していた。
一見、気にし過ぎか?とも思ったが、やはり嫌な人は嫌だろう。
マンションというのは隣のベランダでタバコを吸われると煙は簡単にこっちにくるらしい。
特にタバコの臭いは(カミさん曰く)洗濯物に移りやすいらしい。
吸っている人は、気にならないものだが吸わない人ははっきりと分かるそうだ。
さらに「吸った後の吸い殻をベランダに捨てているため隙間から臭いがきて臭い」というツィッターなどの紹介もあった。
近隣だから注意するには気がひける。
それだけにキツイ。
さすがに、これは、嫌だな。
私もマンション住まいだから、想像に難くない。
が、幸い端部屋だし、お隣さんや上下の住人は、ベランダでタバコは吸わない。
夏に時折焼肉を焼く家族が下にいるが、年に1、2回なので許す。
街の人の声は?
「行き過ぎじゃないかな」
「ベランダでも店の中でも吸えなくなって…じゃ、どこで吸えばいいのか…」
喫煙者に聞いているので、こういう声もわからないではない、が…
「じゃぁ、うちの中で駄目なものが他の家に流れていくのは、かまわないのか?」と質問したくなるのは当然だろうな。
自分は、以前喫煙者だから、どちらの気持ちもわかるつもりだ。
ただ百歩譲って「家の中で嫌なものは他に人だって嫌だ」と言うことだけは気づいて欲しいと思う。