世界保健機構(WHO)が今年6月、
国際疾病分類の最新版「ICO-11」を
公表する予定らしい。
その中に
「Gaming disorder」(ゲーム症・障害)を
新たに盛り込むという方針を発表した。
簡単に言えば世界的に「インターネットゲーム依存症は、病気」に分類される、ということだ。
「WHOが」「ICD-11」に「Gaming disorder」を盛り込むとは?
世界保健機構(WHO)とは…「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関。
国際疾病分類(ICD)とは…「異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づきWHOが作成した分類のこと。(厚生労働省HPより)
「ICO-11」とは…現在、最新の国際疾病分類(ICD)は、第10回目の改訂版で1990年の総会で採択されたもので「ICO-10」と呼ばれている。今年の6月に第11回目の改訂版が出る、それが「ICO-11」ということになるらしい。
簡単にいえば「世界保健機構」が「国際疾病分類の最新版」に「ゲーム症・障害」を加える(疾病に指定する)、ということだ。
ゲーム無秩序
Gaming disorder(ゲーミング ディスオーダー)=ゲーム無秩序
「Gaming disorder」ゲーム症・障害とは…持続または、反復するゲーム行動のこと。Gaming disorderを直訳すれば「ゲーム無秩序」となる。なるほど「言い得て妙」だ。
WHOがここまで、するということは、インターネットゲームなどのやり過ぎで日常生活に支障をきたす症状が問題になっているのは、何も日本だけじゃない、世界的な問題ということだ。
具体的な症状
「Gaming disorder」の具体的な症状(定義)としては
・ゲームをする衝動が止められない
・他の興味や活動よりもゲームを最優先させる
・問題が起きているのにゲームを続けたりプレー時間を増やしたりする
・個人や家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じている
など。。
最低12ヶ月この症状が継続すると「ゲーム症・障害」と診断される。
ただし
・幼少期
・全ての症状にあてはまる
・重症
なら短い期間でも依存症とみなすらしい。
ネット依存だがラインなどはちょっと違う
これまで「ネット依存」(インターネットゲーム障害やラインやツィッターなど)は「その他の習慣および衝動の障害」とされていた。
が、今回、WHOは、ネット依存を「嗜癖(しへき)行動」と捉え
・「ゲーム症・障害」(インターネットゲーム障害)を「疾病」
・LINEやツイッターなどのネット依存は以前と同じ「その他の嗜癖行動による障害」
とするらしい。
※嗜癖行動=脳の働きが大きく低下し、感情をうまくコントロールできなくなりギャンブルのように熱中しすぎやめられなくなること
確かに、ギャンブル依存症と似ているのであれば…病気だろうな。