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北海道日本ハムファイターズ  ホームグランド移転?北広島、真駒内?

考察2

北海道日本ハムファイターズに、
ホームグランド移転の話が
持ち上がっている。

北海道から移転するというのではなく、
ホームを札幌ドームから移すという
話のようだ。

北海道日本ハムファイターズ

ファイターズは、
2003年までは東京ドームを
本拠地として活動していた。

2004年からは北海道札幌市に移転。
球団名も
「北海道日本ハムファイターズ」に一新
北海道初のプロ野球球団として、
道民に愛されている。

ジャイアンツ王国だった北海道

かつて北海道は、
読売ジャイアンツファンが9割と言われ
ジャイアンツ王国と言われた。

年に1回の札幌シリーズでは、
平日3日間のデーゲーム
(開催される円山球場にはナイター設備
が無い為)にも関わらず、
プラチナチケットと称され、
この為に会社を休んで
応援に駆けつける人も大勢いたという。

そんなジャイアンツ王国だったが、
ファイターズが札幌に移転してからは、
9割がファイターズファンと公言して
はばからないほど熱狂的に歓迎された。

雪国札幌にドームを!

札幌はご存知の通り雪国だ。
1年の半分が雪に覆われる。

そんな中でプロ野球興行を行うには、
「ドーム式の球場」が不可欠だった。
そして、
総工費422億円をかけて札幌市が
建設したのが「札幌ドーム」だった。

札幌にはJリーグのコンサドーレ札幌
も本拠地を構えている。

そこで、
野球場であると同時に
サッカースタジアムであり、
コンサートも出来るという
一石三鳥の多目的スタジアム
という性格をドームに持たせた。

それらの創意工夫が功を奏し、
全国的にも珍しい
「ドーム運営の黒字」を実現している。

そして、
ファイターズの球場使用料収入は、
ドーム売り上げの3割近くを占めている。

多額の経費が足枷に

しかし、
ファイターズにとっては、
札幌ドームに支払うドーム使用料や
経費だけで年間27億円にも膨れ上がり、
球団経営を圧迫していたことも事実だ。

また、ドームは人工芝だが、
選手の立場からすると、
天然芝の球場の方が望ましいという。

ファンからも
「交通の便が悪い」
「ドーム内の階段が急傾斜すぎて、
年配者が上り下りできない」
「周辺に飲食施設が少ない」
等の不満の声があがっていた。

そして、
札幌ドームは今年で開業15周年を迎え
補修費用や改修費用がかさんでくる
時期を迎える。

それら諸々の条件が重なり、
文字通りホームグランド移転の話が
現実味を帯びてきたということらしい。

既に候補地も
隣接の北広島市や、札幌オリンピックの
選手村で有名な真駒内など、
20箇所近く挙がっているとの事。

ファンにとっては、
ファイターズを応援しやすい環境が
整うのならと、
歓迎ムードも広がっているようだ。