とうとう日本でも「ランサム(身代金)ウェア」被害が2件あったそうだ。
発見されたのは病院と個人(女性)。
使っていたのは「Windows」
パソコンに突然ポップアップ画面が現れ、コンピューターのデータの一部が暗号化されて開けられなくなったそうだ。※ポップアップ画面=自動的に現れる小さな別の画面
復旧する見返りとして、日本語で「300ドル分のビットコインの支払いを要求する画面」が表示されたらしい。
でもビットコインってなんだ?
ここ数日、世界中やネット上で騒いでいるサイバー攻撃。
「ランサム(身代金)ウェア」が、とうとう日本でも見つかった。
明日朝にはもっと被害が増えているかもしれない。
⇒月曜はメールに注意!身代金を要求するウィルス「WannaCry 」がヤバイ!対処法は?
そして、少しずつ分かってきた事があるようだ。
ランサムウエア「WannaCry(ワナ・クライ)」の犯人は?
※WannaCry=泣きたくなる
チェコの情報セキュリティ会社によれば…
今回の攻撃に「シャドー・ブローカーズ」と呼ばれるハッカー集団が関わっている可能性があるという。
「シャドー・ブローカーズ」は今年4月、通信傍受などが専門の米国家安全保障局(NSA)という「天才ハッカー集団」が作ったマルウエア(悪意のあるソフトウエア)を公開していた、というのだ。
要は公的なハッカー集団が作ったソフトウェアを別のハッカー集団が盗んで公開しちゃった、という話らしい。
今月12日、ニューヨーク・タイムズは、このソフトが今回の攻撃で悪用されたと報じたそうだ。
もう、こうなると凡人にはわからない映画の世界のような話にも思える。
が、現実。しかも今日、日本にもとうとう入ってきたのだ。
マイクロソフト社も黙ってはいない
この攻撃はWindowsの脆弱性につけ込んでいるマルウエア(悪意のあるウィルス)。
よって対象はWindowsのOSらしい。
なので、マイクロソフト社は、すでに対策をこうじている。
今回の攻撃に備え3月に安全対策を更新、今月12日にさらに新たな防衛措置を加えた。
そしてサポート終了になっているWindowsXP(他)などにもパッチ(修正ソフト)「MS17-010」を提供する、と発表した。
ビットコインってなんだ?身代金を払う方法とは?
ところで、ビットコインの存在がよくわからない。
ネットたまに聞くが、わからない。
とりあえず…
300ドルは日本円で約34,091円だ(5月14日現在)。
言うことを聞けば、復旧には3万4千円ぐらいかかるってことか。
で、300ドルは0.18BTC(ビットコイン)らしい。※BTCは単位
「ビットコイン」は…
・仮想通貨で、現物はない。
・ネット上で管理される。
・操作(コインの流れ)の記録は残る。
とりあえず、こういうものらしい。
そして、使う準備として
・ビットコインの取引所に登録する
・個人のIDでウォレット(財布のようなもの)を作る。
アドレスを使って、するらしいが…
・1ビットコインは約201728.80円(5月14日現在) え?約20万?
※ビットコインの最小は0.00000001(=1億分の1)BTCで1 Satoshiとも言うらしい。
身代金を払うには、まず 0.18BTC のビットコインを手に入れ無ければならない。
これは…ビットコインの取引所?
めんどい…わからん。
ビットコインの相場の動きが半端ない
しかも、このコイン、相場の動きが半端ない。
2017/04/01 終値 ¥121,628
2017/01/05 終値 ¥110,986
2016/08/02 終値 ¥61,296
なにこれ?株か?FXか?
もう、なんかすごいコインだということしかわからない。
何か、危ないギャンブルっぽい臭いがする…。
一応日本語で書かれているというから、読めば少しはわかるのだろうか?
でもビットコインを手に入れるには、最初いろいろ手続きがいるようだ。
日本人の殆どはビットコインの扱いを知らないんじゃないだろうか?
犯人はビットコインで払えって言うが…
万が一払おうとしてもその方法がわからなければ、払えない。
犯人もお金が欲しければ、もう少しわかりやすい入金方法にしたほうがいいだろうに…って、言ってる場合ではない。
日本に入るのが遅いのはそういう理由もあったか?
ビットコインを用意できなければ、データは諦めるしか無いということか?
…これはこれでヤバイな!
とりあえず、データのバックアップは取っておいたほうがいいだろう。
ちなみに…
日本の2件とも払ってないらしい。データはあきらめたんだろうか?