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飽和脂肪酸は体に悪影響! バター&マーガリンはやはり体に良くなかった!

健康

この度、米国での30年に及ぶある研究結果が発表された。
それは、乳製品や肉類に多く含まれる飽和脂肪酸の過剰摂取が、死亡リスクを上昇させることが確認されたというショッキングな内容のものだった。

バター&マーガリン神話崩壊!

バターとは、牛乳から分離したクリームを練って固めた食品。

対してマーガリンは植物性、若しくは動物性油脂を原料とした加工食品で、日本ではかつて人造バターと呼ばれていた時期もある。

油脂含有量が80%以上のものがマーガリン、80%以下のものがファットスプレッドと呼ばれ、現在マーガリンとして販売されている(多くのものはファットスプレッド)。

そしてこのバターとマーガリン、以前からどちらが体に良いか論争になっていた。

バター派は
「乳脂肪由来だから体に良い」
「バターにはビタミンが豊富に含まれている」
「バターは骨を強くする」等々。

一方、マーガリン派は
「カロリーがバターより少ない」
「植物性油脂だからヘルシー」
「バターより安価」等々。

どちらも一長一短がありそうだが、
答えは両方とも×。

飽和脂肪酸とトランス脂肪酸

その理由は、
バターに含まれる「飽和脂肪酸」、マーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」にあった。

何れも、同等のカロリーを炭水化物から摂取するよりも、死亡率が高くなることが実証されたとのことだ。

そして、健康に与える悪影響は飽和脂肪酸より、トランス脂肪酸の方が深刻なようだ。

もともとトランス脂肪酸は自然界にはほとんど存在しておらず、植物油に水素を添加する過程で発生するいわば人工物。

聞いただけでも体に良い気はしない。

そしてこれが悪玉コレステロールを増加させる要因となる。

現在では、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えているほどだ。

不飽和脂肪酸の救世主、オメガ3&オメガ6

では、バター・マーガリンより体に良いものは何か?

それがオリーブオイルに代表される植物性食品の「不飽和脂肪酸」だ。

中でも…
「オメガ3」と呼ばれ、青魚・えごま油・アマニ油・緑黄色野菜・豆類から多く摂取できる不飽和脂肪酸「オメガ6」と呼ばれ、ベニバナ油・グレープシードオイル・ヒマワリ油・大豆油・ゴマ油に多く含まれている不飽和脂肪酸

この2つを多く摂る事が、健康上の大きなメリットをもたらすとのことだ。
脂肪分や油分は、摂り過ぎは良くないのは勿論だが身体には絶対必要なものでもある。

良質で身体に良い物を選んで賢く摂取するように心がけよう。