「スコッチ小僧」のレビュー
SEASON1で鮮烈なデビューを果たしたバーボン小僧「トシちゃん」が帰ってきた。
それも「スコッチ小僧」に出世(?)して!
原作でも、レギュラーの3人についで出演回数の多い「トシちゃん」が、ドラマでも2回目の登場となった。
前回は、いっぱしのバーボン通を気取りメガネさんにこっぴどくやり込められ「バーボン小僧」の異名を付けられたトシちゃんだったが…。
「スコッチ小僧」前半
今回も、性懲りも無く、スコッチウィスキーの知ったかぶりを発揮し「スコッチ小僧」と呼ばれることとなる。
※原作では、別のストーリーで更に「モルト小僧」へと進化を遂げるトシちゃんだが、それはSEASON3(?)のお楽しみということで…
そこへ、最近会っていないという「ナオミちゃん」がバイト先のお客さんのヒロシ君という男を連れて現れる。
そしてナオミちゃんを巡って、トシちゃんと男のバトルが勃発する、というストーリーなのだが…。
(後半へ続く…)
酒役はバーボン
今回出てきた酒は3種類。
登場するウィスキーは「グレンリベット12年」と「ロイヤルハウスホールド」それぞれ、モルトウィスキーとブレンデッドウィスキーの代表格だ。
トシちゃんは、何故かスコッチは全てモルトだと勘違いしている…さらに知ったかぶりで「チェイサー付けて」なんて言ってしまうのだ。
だから、メガネさんやひろしくんに「小僧」と言われて恥をかいた。
ちなみに
「モルト」とは大麦(だけで)作られたお酒
…「グレンリベット12年」
「ブレンデット」とはモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜて作られたお酒
※グレーンウイスキー=トウモロコシや小麦などの穀類と麦芽を原料とする酒
「ロイヤルハウスホールド」の場合、ダルウィーニ、グレントファースをキーモルトに45種類の希少なモルト原酒をブレンドしている
最後にバトルで使われたのが「ウシュクベ・ストーン・フラゴン」
これはモルトかブレンデットか…
答えは…
※今回のお酒の話を特別に別ページで紹介します。
「スコッチ小僧」 後半
二人の勝負は、
「ウシュクベ・ストーン・フラゴン」
これを試飲して「モルト」か「ブレンデッド」かを当てるというもの。
トシちゃんが勝てば、ヒロシくんは手を出さない。
ヒロシくんが勝てば、トシちゃんはナオミちゃんと別れる…
結局トシちゃんはモルトと答え、負け、なのだが…
対戦相手の不正が発覚!
トシちゃんの逆転勝ちとなる。
その時のナオミちゃんの切った啖呵が最高に格好良かった。
マスター・松ちゃん・メガネさんも口をアングリ。
彼氏のトシちゃんでさえビックリの啖呵!
「なめてんじゃねーよ、この小僧!」
「この髪、脳みそが見えるまで刈り込むゾ!」
「鼻の穴からモルト突っ込んで、奥歯ガタガタ言わすか~!」
普段は「トシちゃん、カッコイイー!」と騒ぐギャルのナオミちゃんだが、「カカア天下」の片鱗を覗かせたシーンでした。
さて、次回のBARレモンハートは…
原作名だと「六月の花嫁に」。
出てくるお酒は「紹興花彫酒」(だと思う、この酒が肝なので)。
主人公の山村さんの娘さんが結婚することになり2人でレモンハートに飲みに来る。
そこでマスターは山村さんから20年前に預かったものを思い出し、「それをお返しする時がきました」
と言う。
それはなんと、1本のお酒だった。
しかして、その酒に秘められた秘密とは…。